乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『歴史の中で 語られてこなかったこと』 おんな・子供・老人からの日本史  網野善彦 宮田登 

2008-12-25 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

(写真は奈良の墨阪神社にて) 

 

記録だけ  

       images               

 2008年度 146冊目  

 

 『歴史の中で 語られてこなかったこと』

 おんな・子供・老人からの日本史

       images          

 網野 善彦

 宮田 登 

 (株) 洋泉社

 1998年11月26日第1版

 270ページ 1900円+税

       images   

 12月25日。

 二冊目は 網野善彦と 宮田登 の対談型『歴史の中で 語られてこなかったこと』おんな・子供・老人からの日本史 を楽しむ。

 これがまた面白い。

 歴史学学者と民俗学学者の立場から話し込んでいる者だから、かみ合ったり、かみ合わなかったり。

 和んだり、力の威嚇に努めたり(爆)

 

 学者の方々の対談型内容を読んでいると、時たま個人の性格に触れられて、楽しい。

 

 故網野善彦氏は利口な人なんだ。

 故宮田登氏がついつい口を滑らすと、上手くかわしていたよ(笑み)

 

 歴史学と民俗学の交わりや相違点は興味深かったな。

 歴史学の方は 実際には歴史的時空も長く、若干、民俗学は軽んじられていたかも(笑み)

 但し、実際に現地の方に聞くといった作業は、網野善彦氏によると、歴史学の方ではなされないということらしい。

 へぇ、知らなかったよ。

 

 二人の学者のことばかりを記録しているけれど、実際にはこの本には、具体的な内容が多く書かれていて楽しかった。

 

 ノートを付けながら読んだので、内容記録は省くね。

 でも、一つだけ、かわいいのを披露しちゃおうかな***

 

『米』って、毎日食べていることが多いよね。

「こめ」は「よね」とも読むけれど、この「よね」は「かわいいひと」って意味なんだって。

 ぎょへぇい!***

 

 *****かわいい「よねちゃん」が 「よね(夜寝)」前に、よなよな 白い「よね」をたべた「よね」*****

・・・なんて言われた日には、頭がこんがらがっちゃうよ。

 

「よね」は『良い稲』という意味のあるかも知れないって、宮田氏がいっていたよ。

 彼の内容って、雑学がふえるよ。

 但し、他では使えない、自分だけのお楽しみだけど・・・ね。

 

 網野善彦氏が

「農民と百姓とは違う!!!」

って、耳に蛸ができるほどいっていたよ(笑み)

 まるで呪文みたいだった。

 これも、

『へぇ、そうなんだ。』

と、のれんに腕押し状態。

 少し込み入って、難しい話だったよ(笑み)

 

 この本も 結構楽しめたな。

 興味のある人には、お勧めだよ★^^★

 

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『干支って なぁ~に?』   見憲明 著

2008-12-25 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

(写真は奈良の墨阪神社にて) 

 

記録だけ  

       images               

 2008年度 145冊目  

 

 『干支って なぁ~に?』

   干支の歴史

   日本の十二支の歴史

   十二支獣エッセイ

   十二支“縁起言葉集”

   十二支獣の一筆書き戯画のすすめ

   十二支の縁起飾り

       images          

 見(つるみ) 憲明著

 チクマ秀版社

 平成12年4月10日第1版

 189ページ 1600円+税

       images   

 12月15日、このブログで「干支雑感」について、半端な御託を並べていたので、それならば干支を極めようと、この本を読む。

 ははは・・・。

 どこぞから寄せ集められた雑学と落書き風絵柄。

 これはこの本で・・・といったことばかりだったよ。

 表の説明は長いんだけどなぁ(爆)

 

 今回は、感想 無し。

 これにて、失礼(笑み)

 

 

 注意

 これまでに二度だけ、著者からコメントを頂いたことがあります。

 それを思うとこの記録は気が引けるのですが・・・。

 万一、著者がこの記録を見られた場合・・・・・・

 

 お気を悪くなさらないで下さいませ。

 とても内容が濃く、阿呆な私には把握できなかっただけですから・・・。

 ここに、追記させていただきたく存じます。

 

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『うわさの神仏』日本闇世界めぐり   加門 七海著  集英社文庫

2008-12-24 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

(写真は奈良) 

 

記録だけ  

       images               

 2008年度 144冊目  

 

 『うわさの神仏』日本闇世界めぐり

       images          

 加門 七海著

 集英社文庫

 2006年8月7日第5版

 251ページ 457円+税

       images   

『うわさの神仏』日本闇世界めぐりを読む。

 この本も楽しい。

 簡単且つコミカルなタッチの文章。

 中には首を傾げる部分もあったが、全体をとおして良く調べ上げられている。

 行動的で好奇心旺盛の著者には、魅力を感じる。

 写真を見ると、結構かわいい。

 こんな風なまともな感じの女性が、こういった本を書いているのかと思うと、同じ女性として、余計に興味が湧く。

 彼女は良い意味で、女を捨ててはいない。(爆)

 

 著者は民俗学にも触れる中で、付け足しのように泥縄で調べ、或いは観た歌舞伎を書き上げていた。

 しかし、彼女は歌舞伎には興味はないだろう・・・。

 宮田登氏など、たいていの民俗学学者は神楽や能楽や歌舞伎、伝統芸能や祭が好きなように思う。(笑み)

 文中で『累(かさね)』を累さま、『番長更屋敷』では菊さまなどと律儀に書いていたのには笑った。

 東京では様付け市内と、恐ろしいたたりに見舞われるとの言い伝えがあるらしい・・・。

 

 結構興味深い内容も多い。

 私は夜中に読んでいたが、この本は昼間に読むことをお進みした。

『な~~んだ!こわくないや!』

と高をくくっていた。

 が、撤回する。怖いのである。

 

 文中で、突然

 

   ===二本の指が肩に・・・===

 

 ここで、びびった!

 

 横に息子がいたものだから、たまらない。

 

    == 「ぎゃぁあぁぁ~~!!」 ==

 

 気がつけば、奇声を放っていた。

「おかぁさん、もう二時だよ。」

 にやにやと笑いながらも、彼は至って冷静である。

 私は、またもやこの本で、親の威厳を失ってしまった。

 

 

 教訓 1

    『うわさの神仏』日本闇世界めぐり   

          は、夜中に読むことなかれ!

 

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『「お墓」の誕生』--死者祭祀(さいし)の民俗学   岩田重則 著 岩波新書 新赤本

2008-12-23 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

(写真は大阪の民族学博物館でうつす)) 

 

記録だけ  

       images               

 2008年度 142冊目  

 

 『「お墓」の誕生』--死者祭祀(さいし)の民俗学

       images          

 岩田 重則 著

 岩波新書 新赤本 1054

 2006年11月25日第1版

 210ページ 700円+税

       images   

『「お墓」の誕生』--死者祭祀(さいし)の民俗学 を楽しむ。

 この本も面白かった。

 岩波新書 新赤本の興味のある分野だったので喜楽に読むことができる。

 この本を見た子供は、

「おかぁさん、好きだね^^最近、凝り固まってるな。」

だって。

 馬鹿にされてるな。(笑み)

 ま、大学総合図書で宮田登世界を語るシリーズを二冊借りてきてくれたことだし、多めに見てやるとするか・・・(爆)

 

 興味深かったことの中で、特に印象深い部分だけを記録しておこう。

 

 1.海に向かって・・・が多い静岡などの「送り火」「迎え火」

  家では赤飯のお結ぶに長いものをさす

  なす馬、キュウリ馬(これは有名)

 2.「両墓制」(墓形式)

  近畿中心に、遺体埋葬ちと石塔の空間が隔てられている。

 3.穴掘り

  宮田登氏では清めのために酒・・・と記されていた。

  岩田重則氏は、したいがごろごろ

   ・・・酒でも飲まなければやってられない

 4.幽体離脱の話

 5.遺体の埋葬は石塔の下では無かった

   (山梨など)

   これは上出の2にも共通

 6.草刈り鎌が添えられる(山梨など)

 7.遺体と共に死霊を封鎖

  (山犬の掘り返しを避けるためとも言う)

 8.「両墓制」と「無墓制」(墓形式)

 9.『御伽草子』など、共同幻想としてのお墓

 10.嬰児・子供の墓

    土饅頭の中心に、鎌立て(山梨など)

 11.間引き嬰児遺体葬法

 12.靖国問題の問題

 

 まぁ、こんな具合。

 わかったのだか、理解できてないのか・・・楽しむだけの わ・た・し。

 

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『ケガレの民俗誌』差別の文化的要因  宮田登 著  人文書院

2008-12-19 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

(写真は2008 12/18 奈良の猿沢の池。

 能楽の帰りに 猿沢の池に立ち寄る。

 この日は珍しく、亀が見あたらなかったんだ。

 おかしいな…。

 寒いから、池の中にお潜りになっていたのかな?)

 images  images  images  images

 

 

記録だけ  

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 2008年度 141冊目  

 

 『ケガレの民俗誌』差別の文化的要因

       images          

 宮田 登 著

 人文書院

 1996年2月15日第6版

 270ページ 2400円+税

       images   

 先日から読むすすめていた『ケガレの民俗誌』差別の文化的要因を本日読完。

 この本は私の好きな宮田登氏の書かれたもの^^

 図書館にあったことは知っていたのだが、なにげに手つかずでいた。

 ところがこの本がなかなか面白い。

 そう感じるのも、先日、町主催のハォキングに出かけたためかも知れない。

 奈良に住まいて十余年もたつが、奈良のことを全く知らない。

 町報冊子を見ていると、地名の意味合いなども含めてのフィールドワーク。

 最近少しだけ民俗学にはまっている私としては、これは逃す手はない。

 また、歩いたことも見たこともない未知なるの空間。

 案の定話は面白く、帰宅後、家族やこどもをつかまえて、話し込んだ。

 が、結局聞いてくれるの夫のみ。

 

 今回この本を読んで、牛解きの意味や皮剥、その他女性や山伏や、色々広範囲な部分から民俗学が説かれていた。 

 とても面白い。

 あまりにも面白いので、メモをとりながら読むと、時間がかかった。

 ぁはは☆^^☆

 

 そうこうしているうちに、図書館から、電話を頂いた。

 お願いしていた宮田登他の本が届いたという。

 図書館には、感謝の気持ちで一杯。

 この場を借りて、御礼申し上げます。

 

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『宮田登 日本を語る 14 海と山の民俗』

2008-11-24 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

(写真はイランのペルセポリス/2008)

 

記録だけ  

 

2008年度 129冊目  

 

 『宮田登 日本を語る 14 海と山の民俗』

 

  

 宮田登 著

 発行所 吉川弘文館

 2007年3月10日

 237ページ 2730円

 

 11月24日

 今日は雨。連休最終日。

 家族はこの三日間、ずっと書斎に籠もって仕事をしている。

 こどもは二人ともそろって、珍しく家にいる。

 娘は何か本を読み、息子は旅行支度の合間に英語を勉強。

 私も見習って、久しぶりに、ゆっくりと本を読む。

 久しぶりの本は宮田登氏の『宮田登 日本を語る 14 海と山の民俗』を楽しむ。

 昨日から読みかけていたので、すすみは早い。

 イルカ信仰や山伏の話、伊勢参りなど、いろいろとバラエティに富んだ話。男の住む島や女が住む島の話は、とりわけ詳しい。

 

 私の望んでいた安部公房全集の1と2を入手。

 私の持っている全集の方ではなく、新しい方。

 高校生の頃に何度も読んだ安部公房の作品だが、何だか無性に読みたくなる。

『壁』などの入った2巻目を頼んでいたが、1までも用意してくれた家族に、感謝。

 これから楽しむことにする・・・。

 

 

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『江戸歳時記』  宮田登 著  吉川弘文館

2008-11-15 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

 

記録だけ  

 

2008年度 127冊目  

 

  『江戸歳時記

 

  

 宮田 登 著

 吉川弘文館

 昭和56年7月1日

 203ページ 1200円

 

 宮田登 著の『江戸歳時記』を楽しむ。

 この本に書かれた内容は、以前にも読んだことのあった。

 知っていることをもう一度読むのは楽しいものだ。

 

 吉川弘文館には「〈江戸〉選書」のシリーズがあるらしい。

 西山松之助編の『江戸町人の研究』の第2巻(全5巻)には、宮田登の「江戸町人の信仰」が載せられている。

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『新潮日本文学アルバム 柳田国男』

2008-11-07 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

記録だけ  

 

2008年度 122冊目  

 

 『新潮日本文学アルバム 柳田国男

 

  

 新潮日本文学アルバム 34

 柳田国男(國男)

 株 新潮社

 1984年10月20日発行

 1985年7月25日第2版発行

 111ページ 980円+税

 

 図書館でお借りした『新潮日本文学アルバム 柳田国男』を楽しむ。

 これは面白かった。

 中でも、

  川上肇(二年上)

   <同様の内容を違う形で表現(農民の立場で描く)

  辻川の環境的影響力

  南方熊楠氏との関係

  木曜会

などは興味深く読んだ。

 この本は、ためになった^^V

 

 

 柳田國男記録 ↓

 http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/s/%CC%F8%C5%C4

 遠野記録 ↓
 http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/s/%B1%F3%CC%EE

 岩手記録 ↓

 http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/s/%B4%E4%BC%EA

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『宮田登 日本を語る 5  暮らしと年中行事』  吉川弘文館

2008-11-05 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

記録だけ  

 

2008年度 120冊目  

 

 『宮田登 日本を語る 5  暮らしと年中行事』

 

  

 宮田登 著

 発行所 吉川弘文館

 2006年6月10日

 216ページ 2730円

 

 五冊目は、宮田登を楽しむ。

『宮田登 日本を語る 5  暮らしと年中行事』は芝居、正月の風習、伊勢参りなど、興味深い内容が満載で、朝から家族にぺらぺらと話し込み、顰蹙(ひんしゅく)をかってしまった。

 だか、家族もこういった内容は好きなので、あわてて本を取り上げ、走り読みして納得。

 かなり面白い習慣などにも触れられてはいたが、メモを付けたので、ここでは省くことにする。

 日本の暮らしや年中行事に感心のある方には、お勧めの一冊。

 

 今日は徹夜で、先日から読み始めていた5冊の本を完読。

 少し眠いが、実に気持ちがよい・・・。

 さ、家事を済ませてから、図書館に行ってこようっと・・・。

 

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『宮田登 日本を語る 3  はやり神と民衆宗教』  吉川弘文館

2008-10-26 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

記録だけ  

 

2008年度 114冊目  

 

 『宮田登 日本を語る 3  はやり神と民衆宗教』

 

  

 宮田登 著

 発行所 吉川弘文館

 2006年4月10日

 232ページ 2730円

 

 10月26日。

 イラン・トルコから帰り、二週間もたつというのに、未だ 昼夜逆転。

 やはり一ヶ月の旅のブランクは大きい。

 時差による体調や気力の変化、ネットの変化・・・去年に比べ、今年のダメージは大きい。

 訪問者は150人をくだらない日が多いのに、更新がままならない。

 それでもいろいろな方からいろいろな励ましやメッセージを頂戴し、私の心は感謝と満足感で満たされている。

 

 朝5時6時まで起きているといった悪習慣から抜けきることができない。

 風邪気味で、寝不足。

 ご年配の友人からお誘いを受けていた能楽を、辞退。

「次はきっと行くので、また誘ってね^^来月ね!」

と、20歳以上も年上の女性に、心から詫びる。

 とはいえ、手持ちぶさたな私は、頭痛をだましだまし、朝から『宮田登 日本を語る 3  はやり神と民衆宗教』を読む事にした。

 

 この巻は思ったほども私の興味には馴染んでこなかった。

 だが二箇所ばかり、気に掛かることも記されている。

 

「かっては日本でも人を食していた事実」と「稲荷信仰」について書かれた部分。

 特に「かっては日本でも人を食していたこと」においては、非常に衝撃的であった。

 飢饉の際の話であるが・・・、口減らしといい 人肉の件といい、日本にもこういった事があったのかと思うと、ちまたに広がる諸外国への批判めいた言動も馬鹿げたことだと思ってしまう私である。

 

 牛や馬はともかくも、犬や小動物までも食べていたのは、想像しやすい。

 しかし、人やこども、土に埋めた死人を掘り起こして喰らう日本人の姿を、今の私たちに 想像することができるだろうか・・・。

 そして衝撃的な記述までもが、『高山彦九郎日記』に残されているとのこと。

「・・・・・・よりも人がうまい」などのような、具体的記述には驚くばかりである。

 ここではそういった事が行われた地方の名前は、あえて省かせていただくことにする。

 この話、後になって家族に言うと、天保の頃で、かなり有名とのこと。

 詳しく教えてくれた^^

 恥ずかしいことに、私は歴史が苦手である・・・><;;

 

「稲荷信仰」は今年の貼る、京都の東福寺を訪れた時の、寿司屋のおやじさんの言葉を思い浮かべていた。

(かっての記録 http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/a8b3a4c97dbd07e82a785d5c3b5dd0d5 )

 この本によると、「稲荷信仰」は日本の信仰の中で、最も親しみ深い信仰とのことだそうである。

 個人的に考えても、京都には稲荷祭まであるので、非常に懐かしい感じがする。

 

 今日も楽しい時間を過ごすことができた。

 図書館から、次の本(宮田登)が届いたとの連絡を頂いた。

 小雨の中、ミニバイクを走らせて、本と幸せを受け取りに行こう・・・。

 

 

 いつもになくマイナー思考な記録となった。

 雨のせい?

 これではいけないな。

 図書館から戻れば、好きなページに行ってみよう。

 大好きなお神楽の作品や、最近お知り合いになった大先輩、芝居論などを書かれる方、いろいろなお友達の日記などを読みに伺い、元気を頂くことにしようっと。^^

 

 

 

 

 

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『宮田登 日本を語る 11  女の民俗学』  吉川弘文館

2008-08-28 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

(写真は京都の東福寺にある雪舟寺。私の好きな寺の一つ。)

 

記録だけ  

 

2008年度 99冊目  

 

 『宮田登 日本を語る 11  女の民俗学』

 

  

 宮田登

 発行所 吉川弘文館

 2006年12月10日

 217ページ 2730円

 

 『宮田登 日本を語る 11  女の民俗学』を読む。

 こちらも、面白い。 

 歌舞伎に『女殺油地獄』は民族学的にも非常に重き意味合いがあるんだな。

 去年の七月に、大阪の松竹座で仁左衛門丈の『女殺油地獄』を三度ばかり観ていたので、宮田氏の書いてあることが手に取るように分かったよ。

 芝居も見ておくものだな^^

 

 女の霊力関係の本は、以前に同作者で読んでいたので、わかりやすかった。

 他にも早乙女祭や繭、女の家、持ち場ナ、おしら様、喜界島やいろんな話がいっぱいで・・・興味は尽きなかった。

 

 先日読んだ宮田登 日本を語る 7 も、良かったが今回も印象深い。

 ただ、宮田登 日本を語るは近くの図書館には無かったので、他の図書館に借りていただいたんだ。

 ちょうど手に届くまでに一ヶ月半もかかっちゃったので、次に頼むとすれば十一月だな。

 それまで宮田登氏のホントもお別れかと思うと、少し寂しいな。

 

 

 下は宣伝のようになっています。

 ・・・が、お金儲けはしておりません(笑み)

 自分の記録のためにアドレスを貼っています。

 http://www.yoshikawa-k.co.jp/miyata1.htm  

 宮田登シリーズ 全16巻 案内HPより

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『宮田登 日本を語る 7  霊魂と旅の フォークロア』  吉川弘文館

2008-08-27 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

(写真は京都の東福寺にある雪舟寺の庭。私の好きな寺の一つ。)

 

記録だけ  

 

2008年度 97冊目  

 

 『宮田登 日本を語る 7  霊魂と旅の フォークロア』

 

  

 宮田登

 発行所 吉川弘文館

 2006年8月10日

 232ページ 2730円

 

『宮田登 日本を語る 7  霊魂と旅の フォークロア』を読む。

 楽しかった。

 やはり宮田登氏は好きだな!

 今年はこの宮田登氏と木々高太郎氏に恋しちゃったって感じかな。

 加えて安部公房先生、ジェラール・フィリップ(俳優)なども好きなんだけど、みんな 亡くなられているんだ。

 夫だけは健在。とっても幸せですよ^^V

 

 記録とは随分離れてしまいましたが・・・、少しは元に戻しましょう。

 

 宮田登 日本を語る 7 も、各章毎に興味深い記述が多かった。

 本来目身などをとりながら読むべき内容だが、気楽に楽しむ。

 だいたい7,8時間で読んだが、家族に言わせると、

「はやすぎる。もっとじっくり読んだ方がいいよ。」

だそうである。

 少しは気を心にとどめておこう・・・。

 

 気になる部分があるので、本の一部だが メモ書程度に書きとどめておきたい。

 

 「Ⅰ 霊魂の行方」

 盆や盆踊りの意味、知らなかったな。

 祖霊信仰 も面白い。

 

 「Ⅱ 墓と埋葬」

 土葬や火葬、骨信仰、石塚や森や寺、軒下など興味深い話が多い。

 野送りの意味、埋め塚、捨て墓→礼状の成立などは強烈に印象が強い。

 通夜、友引、喪服の色(元は白・晴れ着→明治以降 黒)

 ケガレ(気離れ→気戯れ)

 

 「Ⅲ 旅のフォークロア」

「霊魂の飛翔」の旅

 柳田圀男 「たべ」→「給う」「賜われ」

            →「他の火説」(手火)

 人は旅することで神になる、旅の意味

 流行神の移動(疱瘡神など)

 代参と山伏信仰(火渡り→金集め)

 遍路型文化と意味

 

 宮田登 日本を語る は全部で16巻。 宮田登詩の書き上げた本の一部に過ぎないという。

 2000年に亡くなられているが、どんな方だったかを想像すると心が弾む。

 できれば講演や授業を聴いてみたかった・・・。安部公房先生との思い出のように いっしょにお茶でもしたかったと、悔しい思いである。

 家族にじゃれごとのたまうと、夫苦笑するなり・・・。(笑み)

 

 

 宮田登 日本を語るは きっと全巻読むな^^V

 

 

 下は宣伝のようになっています。

 ・・・が、お金儲けはしておりません(笑み)

 自分の記録のためにアドレスを貼っています。

 http://www.yoshikawa-k.co.jp/miyata1.htm  

 宮田登シリーズ 全16巻 案内HPより

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奈良教育大学平成15年度  『奈良市民間説話 報告書』  竹原威滋 代表編著

2008-07-25 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

( 写真は奈良の矢田丘陵の山中で見た、しめ縄。こんな山中の谷間に渡された長いものは初めて。

『境界線』かと思いきや、一抹の不安を感じたので地元の人に問う事にした。

 地元の年長者男性曰く、

「あれは、雨乞いでっしゃろなぁ。」

 なるほど・・・。これで龍神伝説でもあれば、『鳴神』そのままではないか。

 ただし、『鳴神』に至っては京都の北山の話である。これに類似した話は、全国各地で残されているのかも知れない。  写真2008年5月下旬 )

 

 

記録だけ  

2008年度 82冊目  

 

 <総合開発学習教材「わが町の伝承と世界の文化」基礎資料>

 奈良教育大学平成15年度

 教育研究支援経費

 『奈良市民間説話 報告書』 

 

 

 竹原 威滋 代表編著

 編者 進藤 秀樹

     竹原 威滋 

     丸山 顕徳 

 奈良教育大学 教育学部 英語教育講座 言語文化教室

 発行者 奈良教育学部 

 平成16(2004)年3月9日 第1版発行

 243ページ

 

 先日から読み始めていた『奈良市民間説話 報告書』 を、7月24日 読了。

 この本はわが町の図書館で偶然見つける。

 民俗学や民話や口承文芸に多少なりとも興味を持つ私にとっては、宝の一冊。

 表紙を見ると 奈良教育大学 教育学部 英語教育講座 言語文化教室用に書き下ろされたとのことだが、いわゆる研究者の研究の成果をまとめ上げられたもの。内容はいたって濃い。

 

 龍や吉祥文様にも感心を持つ私は、今年になって『世界の龍の話』http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/28b796bd8a6b2cc4b737412e56a876f4という良書も読んだことがある。

 今回の『奈良市民間説話 報告書』も、代表編著である 竹原 威滋氏と、編者のお一人の 丸山顕徳氏などがお書きになっていた。

『こんな面白い講座を受けられる奈良教育大学はいいな!』

と内心、うらやましく思う。

 

 さて、興味深いことは相当数 書いてあった。

 ここでは一つだけに絞って記録しておこう・・・。

 

『天之盤立神社の戸違和由来』を柳生町で二つ、柳生下町で一つ、聞いて翻字されていた。

 この話は楽しい。 

 手力雄命が天の岩戸を開けた時に、天之盤立神社に石がとんできたというのだ。

 その石は、お伊勢さんからとんできたという具合に、語り継がれている物も二つあった。

 

 話は上の石のように飛ぶが、そういうと奈良にはかぐや姫や桃太郎発祥の地とされている・・・。楽しいな。

 

 地元に語る継がれた話を話されるがままに起こされており、二度三度と繰り返しながら読むと一層楽しむことができる。

 内容は深い。楽しい時間を過ごすことのできる一冊。

 

 

 今回も記録だけにて、失礼申し上げます。

 

 

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『江戸文化の明暗』  明治大学公開文化講座  風間書房

2008-07-10 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

 

記録だけ  

 

2008年度 77冊目  

 

 明治大学公開文化講座 XX

  『江戸文化の明暗』

 

 発行 明治大学人文科学研究所   

 風間書房

 平成13年3月20日 第1版発行

 762円+税

 

 『江戸文化の明暗』を 近隣図書館には無かったため、大阪府立図書館に借りていただいた。

 明治大学公開文化講座シリーズは『悪』を初めとして、六冊目。

 これでとりあえず図書館にお頼みしていた明治云々シリーズはとりあえず終わり。

 

『ものの終わりとエロティシズム』 百川敬仁

 「翁」「二人袴」「暫」「隈取り」「菅原伝授手習鑑」

 「演劇実験室・天井桟敷」http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/bf1d7d2892bf023ea1d1e4688bd41483

 

『江戸の音楽における間 テクスト性』 徳丸吉彦

 義太夫・長唄など

 

 上の二つが面白かった。

 記録だけで、失礼いたします。

 

 

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『ことば・まつり』明治大学公開文化講座 / とらぬ『ぬき』 鳥羽ば『た』いて 夢を見る

2008-07-06 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

(写真は今年二月に行った、中国山西省の博物館で見た版画)

 

記録だけ  

 

2008年度 76冊目  

 

 明治大学公開文化講座 Ⅱ

  『ことば・まつり』

 

 発行 明治大学人文科学研究所   

 風間書房

 昭和59年10月5日 第1版発行

 1200円+税

 

 『ことば・まつり』も 近隣図書館には無かったため、大阪府立図書館に借りていただいた。

 明治大学公開文化講座 Ⅱ『ことば・まつり』を、昨日から今朝にかけて 読む。

 明治大学公開文化講座シリーズは『悪』を初めとして、五冊目にあたる。

 

『ことば・まつり』は、八部構成。

 歌舞伎や神楽、能や相撲などの話は何度読んでもわくわくする。

 でも、そろそろ宮田登氏に戻る時期か・・・。

 

 五、『古墳祭祀と埴輪の世界』 大塚初重(女)氏  は面白かった。

 六、『まつりと演劇』 菅井幸夫氏  のはなしはのめり込んでしまうな。

 

 この本の前半の四講演は「ことば」、後半はまつりに絞られている。

 家族は『一、明治文学における・・・云々』大島田人氏の鴎外についてなどを読み、

「これおもしろいわーー。」

といっていたが、

『読みかけの本を途中で取り上げないでよね。』

と内心 家族をしかる。

 

 私としては待ってましたの、後半部 まつりに関する四講演であった(笑)

 

 明治大学公開文化講座は古いものでも内容は濃い。良い講演も多い。

 

 一講演二時間の公開の講演が、自宅で気軽に、しかも無料となると、利用しない理由はない。

 一講演最低2千円として・・・、交通費2千円、お茶代千円・・・とすると、締めて5千円。今まで24講演分くらいを読んだので、結構な節約だ。

 5千円×28講演=14万円

 

 我ながら、せこい。

『わぁい!14万円の節約だぁ~~。この浮いたお金で、又、芝居をみよう・・・。』

 

 

 とらぬ『ぬき』 鳥羽ば『た』いて 夢を見る

 

 

 ・・・・・・乱鳥、妄想は尽きぬ。

 

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