(写真はイランのペルセポリス。)
記録だけ 2008年 映画ー11
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
満足度 ★★★★★ ★★★★★
感動度 ★★★★★ ★★★☆☆
音楽 ★★★★★ ★★★★★
色彩美 ★★★★★ ★★★★★
映像美 ★★★★★ ★★☆☆☆
話の展開 ★★★★★ ★★★★☆
監督 ティム・バートン
脚本 ジョン・ローガン
キャスト
ジョニー・デップ 他
二月十日。
かねてから見たかった ジョニー・デップ出演映画、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』に行く。
良かった。
無理やり同行させられた息子は 大学の試験中だが、
「行ってよかったよ。」
と、満足げな顔。
映画館で見て、後悔させない映画だった。
ジョニー・デップが理髪師の顔を持つ殺人鬼に! と言うから、もっと単純な怖いミュージカル映画かと思っていたが、舞台はイギリスらしく、丁寧に練られている。
一部、オペラで度々取り上げられる、ストーリーと舞台構成に感心。
合間やラストのオーケストラの調べは、作品を心地よく安定させる。
一部、欧州の童話をふんだ展開。
一部、イギリス特有の 詩の韻のふみ方、詩の朗読を踏まえた口調。
詩はパイを仲立ちに、世の中をパロディ化して見据えた 歌声の掛け合いに。
一部マザーグースも思い浮かべる。
良質のミュージカル。
心地の良い歌声。
品の良い、色感。
中国映画を粋にしたような、ここぞとばかりの赤の使い方にも感心。
原作はそつがないと思いきや、ブロードウェイの巨匠スティーブン・ソンドハイムのトニー賞8部門に輝く傑作ミュージカルなのだとか・・・。
キャストも見逃せない。
ジョニー・デップの美しい悲しい歌声にうっとり。
彼の厳しい表情に、釘付け。
夫に『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』を見せてあげたかった・・・.
でも ジョニー・デップ出演だなんて、やきもきされるかもね、な~~んて。
おめでたい私・・・。