(写真は大阪能楽会館の二階から能舞台をのぞむ。『春日龍神』が始まる十分前の様子。)
大阪能楽養成会研究発表会
観世流能 『春日龍神』
(シテ)武富康之
(ワキ)福王知登
(ワキツレ)江崎敬三・喜多雅人
(アイ)泉慎也
笛:飯倉一史
小鼓:久田陽春子
大鼓:森山泰幸
太鼓:三島卓
地頭:上野雄三
大蔵流小舞『放下僧』
上吉川徹
観世流舞囃子『枕慈童』
(シテ)井内政徳
笛:赤井要佑
小鼓:成田達志
大鼓:山本哲也
太鼓:上田悟
観世流居囃子『石橋』
笛:斉藤敦
小鼓:高橋奈王子
大鼓:守家由訓
太鼓:三島元太郎
地頭:上野朝義
料金:入場無料
大阪能楽会館 06-6373-1726
二月二十一日、大阪能楽会館で大阪能楽養成会研究発表会が行われた。
能楽鑑賞初心者の私も、参加させていただく。
この日の能楽の曲は 『春日龍神』。
中東や西アジア、欧州、日本に至るまで、龍にまつわる話や文様は多い・・・。
最近のマイブームのひとつの龍の話しとあって、興味深い。
筋書きを簡単に記録すると、明恵上人は入唐渡天(中国・インドに渡る)を思い立つ。
暇乞いのために、春日大社に参詣。
白髪で箒を持った老神官は、
「釈迦の一生を見せよう・・・。」
と、説き伏せ、姿を消す。。
春日の里は金色、大地は振動。
百毛のような赤頭や龍の冠(かぶりもの)、鬼面の後シテが現れ、飛んだりはねたり・・・。
動きや姿形、能装束、面、頭に いたく見とれる。
歌舞伎のように飛び跳ねて座り、見得をきり、形も美しく、決めのポーズも多い。
但し私は能楽のことを知らないので、どういう言葉を使うのが的確かは知らない。
見得や決め、形といった言葉は、不適当なのだろうか・・・。
激しい舞。
迫力ある動きの連続・・・。
歌舞伎で言えば、荒事のような仕草が素敵で、心は高鳴る。
大蔵流小舞『放下僧』と 観世流舞囃子『枕慈童』も楽しませていただいた。
観世流居囃子『石橋』は居囃子といって、初心者の私は初めての経験。
太鼓や笛、地謡も迫力があり、説明を丹念に読んでから聞かせていただくと、とても素敵だった。
私のような素人でも、これら全てを楽しむことが出来た。
このような素晴らしい能などを体験させていただいた関係者の皆様に、この場を借りて、感謝申し上げます。
ありがとうございました。
最後に・・・
私は能楽鑑賞の初心者です。
間違いや、何かお気づきの点がございましたら、お教えいただけましたら、うれしいです。