2011年度 2
『近松瑠璃集 下』から「女殺油地獄」
『近松瑠璃集 下』から「女殺油地獄」
上之段
中之段
下之段
近松門左衛門
新日本古典文学大系 92
P、165~222
岩波書店
1995年
昭和40年 4000円(P,523)
昨日から『近松瑠璃集 下』から「女殺油地獄」を楽しみ、読了。
「女殺油地獄」も芝居を思い浮かべながら読んだので、おもしろさは倍増。
元々「女殺油地獄」は好き。
海老蔵さんから仁左衛門さんの代役となった時には、合計三度、松竹座で楽しんだ。
芝居とは違う言葉、多々あり。
歌舞伎は簡潔にしたと言うから、当たり前。
『近松瑠璃集 下』「女殺油地獄」は上之段、中之段、下之段
芝居では下之段の部分は省かれているので、興味深く読む。
『近松瑠璃集 下』「女殺油地獄」ではこれでもかこれでもかと縁語、掛詞。
社会情勢を織り込んだ話の展開の切れ味は素晴らしい。
流石に日本のシェークスピアといわれるだけだけのことはある。
あらためて近松門左衛門のすごさを感じる。
5月(4日)5日の女の家について、解説されていた。
女の日 1
女の日 2
女の日 3
女の家については宮田登氏が「女殺油地獄」複数回 示されていた。
『宮田登 日本を語る 11 女の民俗学』
話は余談だが、読書つながりということで…
昨年 「宮田登 日本を語る」を 8/16冊 購入したっきり、安心して書棚にしまったままだ。
8冊の中には以前に読んだものもある。
今年はノートを取りながら、しっかりと読んでみたい。
気持ちはあるが、さて、どうなることやら…。
本日も簡単な記録のみにて失礼申し上げます。