タブリーズ 3 鉄器時代の墓地跡博物館 内部
Museum Site of Blue Mosque- Cemetery of lron Age.
ブルーモスクのすぐ近くにある鉄器時代の墓地跡の博物館の最終回は,墓地跡博物館の内部写真を記録したいと思います。
わたしには考古学の知識が無いのでもったいないとは思いつつ、興味深く時間をかけて見学させていただきました。
ここを見学している一時間半程の間に見学に訪れたのはイラン人グループたったの二組。
博物館管理の男性も、イラン人旅行者入場の度に監視されていましたが、私たちには余裕で二人きりにして下さっていました。
おそらく余りの時間の長さに、閉口されていたのではと、今もって申し訳なく感じています。
タブリーズのブルーモスクはアゼルバイジャン博物館の近くです。
実はブルーモスクのすぐ横には、近代的モダンな建物があり、中に入るとガラガラ。
この近代的な建物は、当初デパートにする予定だったのですが、掘りおこすと鉄器時代の墓地が見つかったとのこと。
スロープも整ったハイセンスのデパートの建物内には旅行社風オフィースなどが二、三あるだけで、あとはがらんどうの店舗続きです。
ブルーモスクからこのデパートに一旦入ったあと、モスク裏のような下町風町並みのある方向のドアに出て少し歩くと、鉄器時代の墓地跡の博物館画あったように記憶しています。
8年前に発見された鉄器時代の墓地跡は写真のように人骨と副葬品が出土したままの状態で保存されています。
彫られた土の壁面には番号や印がつけられ、また高さに応じてと気が展示されています。
どこからどういった土器が出土したかが、一目瞭然でした。
又人骨のまわりには石で囲まれており、遺体(骨)のまわりには土器や装飾品や日常必要とされるものを置かれていたようです。
これは左の説明の最後の行に書かれたような意味があるのだと感じました。
これは日本の古墳の状態に似ています。
ただ日本のように鏡や土場やその他の魔除けになるようなものが置かれていたのかどうかは、残念ながらわたしには分かりませんでした。
また、遺体(人骨)のまわりには石で囲まれていましたが、朱塗り(水銀朱や漆)は認められませんでした。
Museum Site of Blue Mosque- Cemetery of lron Age.2で記録しましたように、人骨の大きさは、現在のヒトよりも長身(見た感じが私たちよりも随分大き)なものが多く、驚きました。
また極端に小さな骨もあり、子供と思われるものもありました。
ここの近くにあるアゼルバイジャン博物館にはわたくしの好きなラスター彩の器などがありましたので、機会があれば記録したいと考えています。
このアゼルバイジャン博物館に、鉄器時代の墓地跡を再現したコーナーがありました。
ここにも人骨が置かれ、彫ったあとの土の高さによる出土土器が分かりやすく示してありました。
初めにアゼルバイジャン博物館を見たあと、現地の親切な方々のご指導で 墓地跡博物館の内部を見られた事は幸運だったと今も喜んでいます。
最後になりましたが、ご指導等承りました親切な皆様や関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。
タブリーズの墓地博物館 内部に入って、すぐ右手。ここからあとは写真だけでご案内します。
最後までおつきあい下さいまして、感謝申し上げます。
ありがとうございました。
2010年12月 タブリーズ 鉄器時代の墓地跡博物館 内部にて
Museum Site of Blue Mosque- Cemetery of lron Age. 1
Museum Site of Blue Mosque- Cemetery of lron Age. 2
Museum Site of Blue Mosque- Cemetery of lron Age. 3