乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

Museum Site of Blue Mosque- Cemetery of lron Age. 3(16景)タブリーズ

2011-01-20 | イラン2007~2010(6回)







           タブリーズ 3   鉄器時代の墓地跡博物館 内部


          Museum Site of Blue Mosque- Cemetery of lron Age.








 ブルーモスクのすぐ近くにある鉄器時代の墓地跡の博物館の最終回は,墓地跡博物館の内部写真を記録したいと思います。

 わたしには考古学の知識が無いのでもったいないとは思いつつ、興味深く時間をかけて見学させていただきました。

 ここを見学している一時間半程の間に見学に訪れたのはイラン人グループたったの二組。

 博物館管理の男性も、イラン人旅行者入場の度に監視されていましたが、私たちには余裕で二人きりにして下さっていました。

 おそらく余りの時間の長さに、閉口されていたのではと、今もって申し訳なく感じています。



 タブリーズのブルーモスクはアゼルバイジャン博物館の近くです。

 実はブルーモスクのすぐ横には、近代的モダンな建物があり、中に入るとガラガラ。

 この近代的な建物は、当初デパートにする予定だったのですが、掘りおこすと鉄器時代の墓地が見つかったとのこと。

 スロープも整ったハイセンスのデパートの建物内には旅行社風オフィースなどが二、三あるだけで、あとはがらんどうの店舗続きです。

 ブルーモスクからこのデパートに一旦入ったあと、モスク裏のような下町風町並みのある方向のドアに出て少し歩くと、鉄器時代の墓地跡の博物館画あったように記憶しています。


 8年前に発見された鉄器時代の墓地跡は写真のように人骨と副葬品が出土したままの状態で保存されています。

 彫られた土の壁面には番号や印がつけられ、また高さに応じてと気が展示されています。

 どこからどういった土器が出土したかが、一目瞭然でした。


 又人骨のまわりには石で囲まれており、遺体(骨)のまわりには土器や装飾品や日常必要とされるものを置かれていたようです。

  これは左の説明の最後の行に書かれたような意味があるのだと感じました。

 これは日本の古墳の状態に似ています。

 ただ日本のように鏡や土場やその他の魔除けになるようなものが置かれていたのかどうかは、残念ながらわたしには分かりませんでした。

 また、遺体(人骨)のまわりには石で囲まれていましたが、朱塗り(水銀朱や漆)は認められませんでした。

 Museum Site of Blue Mosque- Cemetery of lron Age.2で記録しましたように、人骨の大きさは、現在のヒトよりも長身(見た感じが私たちよりも随分大き)なものが多く、驚きました。

 また極端に小さな骨もあり、子供と思われるものもありました。



 ここの近くにあるアゼルバイジャン博物館にはわたくしの好きなラスター彩の器などがありましたので、機会があれば記録したいと考えています。

 このアゼルバイジャン博物館に、鉄器時代の墓地跡を再現したコーナーがありました。

 ここにも人骨が置かれ、彫ったあとの土の高さによる出土土器が分かりやすく示してありました。

 初めにアゼルバイジャン博物館を見たあと、現地の親切な方々のご指導で 墓地跡博物館の内部を見られた事は幸運だったと今も喜んでいます。



 最後になりましたが、ご指導等承りました親切な皆様や関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。

 ありがとうございました。






 タブリーズの墓地博物館 内部に入って、すぐ右手。ここからあとは写真だけでご案内します。












































 最後までおつきあい下さいまして、感謝申し上げます。

 ありがとうございました。



           2010年12月   タブリーズ  鉄器時代の墓地跡博物館 内部にて




                  Museum Site of Blue Mosque- Cemetery of lron Age. 1
 
                  Museum Site of Blue Mosque- Cemetery of lron Age. 2

                  Museum Site of Blue Mosque- Cemetery of lron Age. 3










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Museum Site of Blue Mosque- Cemetery of lron Age. 2(6景)タブリーズ

2011-01-20 | イラン2007~2010(6回)
 




 前回記録したブルーモスクです。




 ブルーモスクをあちこち人づてに歩くと、このような空間があります。

 現地でも案内はほとんど気づかない程のもので、私たちも迷いながら 結局親切なイラン人の方に案内していただきました。


 写真の階段を下り、すぐ左横は鉄器時代の墓地博物館事務所。

 写真を撮っている背中側(後方)が、墓地跡です。




 かなり大切に保存されています。

 案内板の左横の階段から中に入ります。




 入り口の説明です。




 英語部分だけを、拡大してみます。

 墓地の広さも書かれています。

 わたくしは注目したのは、最後の文。

 ここにも書いたように、日本の古墳の意味合いに通じるように感じます。




 墓跡の内部には、こういった人骨が多く残されています。

 人の大きさは今の人より長身であったり子供と見られる小さなものまでありました。

 次回、墓地の内部のようすを記録したいと思います。

 全三回で、タブリーズの墓地の内部の記録は終わる予定です。

 見ていただけましたらうれしいです。






            タブリーズの墓地の内部に つづく


            2010年12月     

            イラン タブリーズ ブルーモスク近くの 墓地跡にて
           






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Museum Site of Blue Mosque- Cemetery of lron Age. 1(2景)タブリーズ

2011-01-20 | イラン2007~2010(6回)






           タブリーズ 1   ブルーモスク


      Museum Site of Blue Mosque- Cemetery of lron Age.








 
 タブリーズではアルゲタブリーズやゼルバイジャン博物館やブルーモスクに加え、ブルーモスクすぐ横にある鉄器時代の墓地の博物館を見た。

 この古い墓地をみることが出来たのは、私たちにとっては幸運。

 ガイドブックには載らないこの博物館の当時のこの地に住む人々にとっての意味合いは、時代が下って、日本の古墳の意味合いに通じるものがある。

 わたくしは年に何度かは古墳を見る機会に恵まれているので、死後の世界を夢みて遺体を安置されたこの墓地が興味深く感じ角かもしれない。

 まずはごく簡単にブルーモスクのようすを記録したい。







 ブルーモスクはタブリーズに限ったものではない。

 イランのエスファハーンを初め、色々な所に見られるし、有名なところではトルコのイスタンブールにも立派なブルーモスクがある。

 タブリーズのブルーモスクは 1469年に建てられましたが、一部を残して多くのタイルが地震で落ちてしまった事は残念です。



 ブルーモスクの隣にはゼルバイジャン博物館(パーレビ国王)がありますが、こちらにはわたくしの好きなラスター彩の器が多く展示されていました。

 ゼルバイジャン博物館についてはイラン考古学博物館(テヘラン)でも見られないようなリュトンなどもありましたので、記録は今後の課題としたいと思います。

 まずは何度かに分けて、日本ではなじみの少ないタブリーズの古い墓地のようすを記録したいと思います。
 









                タブリーズの古い墓地に つづく


                2010年12月  イラン タブリーズ   ブルーモスクにて









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雑   2/36

2011-01-20 | 乱鳥徒然 Rancho's room.





 きのうは更新を怠ってしまう。

 そのせいか,拙内容のせいか、ご来場数400を割ってしまう。

 ここはひとまず、ぽれぽれ 今読んでいる本なと書いて、その場を凌いでおこう(といった安直なわたし)

 我ながら ちとはずかしと頬赤らめるが、指はキーボードを打ち続ける厚顔ぶり。

 こんな事におつきあいいただく皆様には、心から感謝。ありがとうございます。




    「芦屋道満大内鏡」  竹田出雲 並木宗輔 『浄瑠璃集』  岩波緑 93

    『室町戦国期の文芸とその展開』  伊藤慎吾 (尊敬している先生のお一人)

    『説教節』 東洋文庫

     奈良関連旅行書 数冊



 いつもながらの併読乱読。

 まだ若いのに、年々記憶力の薄れるわたし。読んだ直後に忘れるのがつらい。

「芦屋道満大内鏡」などはなじみの演目だが、この本に基づく通しで見た事は無い。

 説明によると第二、第四が演じられる場合が多いそうだ。

 知らぬ場を書物を通して楽しむ事が出来るのは、非情にありがたい。

 台詞抑揚と音楽は文字を通して鳴り響く。

 この遊びは今年はしばらく続きそうだな^^



 早いもので、今年も2/36が過ぎ去る。

 これはうかうかしてはいられない。

 今年はまだ34/36は残っている!

 冬来たりなば春遠からじ

          …とはいえ、何も悩みは無い。

 表面上滑りに、「冬来たりなば春遠からじ」と言ったまでの、 いつもながらの単純さ。

 今日も楽しい時間をつなぎあわせていこう☆

 さて今日は何をしようか……






 



 
コメント (2)
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