乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

152:『桑実寺縁起・道成寺縁起』より「道成寺縁起 下巻」続日本絵巻大成 13 中央公論社(6枚)

2012-10-17 | 読書全般(古典など以外の一般書)





 152:『桑実寺縁起・道成寺縁起』より「道成寺縁起 下巻」(続日本絵巻大成 13 中央公論社)
        続日本絵巻大成13 中央公論社(6枚)


 

『桑実寺縁起・道成寺縁起』より「道成寺縁起 下巻」

(続日本絵巻大成 13 )

 小松茂美(著者)

 中央公論社

 196ページ
 定価 ¥22000(税込)




 『桑実寺縁起・道成寺縁起』「道成寺縁起 上巻」(続日本絵巻大成 13 中央公論社)と同様、詞書部分をコピーし、文字を書きおこし意味を調べながら「道成寺縁起 下巻」を読む。

 話しの展開が面白く明確。

 1その話し、ほんとかいな?
 2鐘に隠れられい
 3悪女 蛇が鐘に巻き付き火を吹くこと三時
 4まぁ、気の毒に。あの若き美男子が、まっくろこげの骸骨…
 ☆枕元には小さなヘビ二ひき 夢 悪女は経によって…… (☆写真無し)
 5夢
      ………………みたいな…感じ。



 左詞書 (下巻最初部分)
 右詞書 (上巻最後部分)


 1 
 ただおけ。きりがなくて見せむ。ものものしく
 いかでか空事を申入候べき

 2

 3 (違時同図)

 4

 5
 其の後老僧 夢に見る様
 清浄の衣きたる二人………

 「法華経」の功徳によって蛇道をのがれることができた悪女とそうの話しを聞いた人びとは、発心した。
 「まこと、ありがたき『法華経』なるぞや」

 なんだか内容が全く違うのに黒沢明監督の『こんな夢を見た』を思い浮かべる自分自身が不思議だ…


 道成寺は父によく読んでもらいこどもの頃から慣れ親しんだ話し出し、歌舞伎でも諸道成寺を見ているので、それだけによけい絵巻物における「道成寺縁起」の意味合いを深く感じた。

 今までに4、50の絵巻物を読んだとは思うが、ここに来て少し絵巻物の意味が感じられるようになった気がする。
 のんびりのんびりマイペースで楽しみたい。

 また「道成寺縁起」に少しは関係すると思われる龍谷大学 龍谷ミュージアム 『絵解きって、なぁに?』と、能楽『道成寺』を是非みたい!
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『仮名手本忠臣蔵~七段目』昭和61年2月歌舞伎座 團十郎 玉三郎 孝太郎 五世片岡市蔵 孝夫

2012-10-17 | TVで 歌舞伎・能楽

     (写真は 古代オリエント博物館 展示物 東京
      古代オリエント博物館 HP





    『仮名手本忠臣蔵~七段目』
     昭和61年2月歌舞伎座 團十郎 玉三郎 孝太郎 五世片岡市蔵 孝夫(現・仁左衛門)

     考玉




出演:市川團十郎 坂東玉三郎 片岡孝太郎 五世片岡市蔵 片岡孝夫(現・仁左衛門)
1986年
112分
カラー
昭和61年2月歌舞伎座の「仮名手本忠臣蔵」通し上演からお届け。「七段目」<祇園一力茶屋の場>は、仇討ちの志を忘れたかのように祇園で遊興にふける大星由良之助の真意を探ろうと周囲が慌ただしくなる場面。後半は、夫勘平の死を知らずに廓勤めしているおかるとその兄平右衛門とのやりとりが大きな見せ場となる。團十郎の由良之助、玉三郎の遊女おかる、孝夫(現・仁左衛門)の平右衛門で。 (1986年/昭和61年2月・歌舞伎座)


 おなじみの『仮名手本忠臣蔵~七段目』
 昭和61年2月歌舞伎座の「仮名手本忠臣蔵」通しもテレビで何度か放映されており、見ている。


 今回の舞台は 考玉

 うひゃひゃうひょひょ と、喜びはひとしお


 兄がおかるに
「読めた読めた 読めた読めた読めた。 おかる、たのむ。死んでくれ。」  
の台詞の途中でインターホンが鳴る。
 お米やさんだった…。
 米屋に対応しテレビの前に戻ると、
     ガーーン

 おかるは花道、刀を持ったあにさん(平右衛門)は舞台中央  (…まで進んでいた)

 わたしが玄関先で米を受け取っているその間に、平右衛門の両袖をぬくといった男らしい所作を見逃してしまった。(ここも、好きなのに…泣泣泣)


 昨日からひとりの時間が増える。
 満足できる時間を増やしたい。

 





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