乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『パッチギ!』監督・脚本:井筒和幸 塩谷瞬 高岡蒼佑 沢尻エリカ 楊原京子 真木よう子 オダギリジョー

2012-11-15 | 映画
(写真は青蓮院)


 『パッチギ!』

 パッチギとは (ウィキより)
 タイトルの「パッチギ」は朝鮮語(韓国語)で「突き破る、乗り越える」ならびに「頭突き」の意。



監督・脚本:井筒和幸
原案:松山猛
脚本:羽原大介
出演:塩谷瞬 高岡蒼佑 沢尻エリカ 楊原京子 真木よう子 オダギリジョー
2004年
119分
カラー
歌ってはいけない唄と、あの娘の、挟み撃ちにあいながら。若者たちの激しく怒涛の日々 松山猛による自伝的小説『少年Mのイムジン河』をモチーフに映画化 日本と朝鮮の深い溝とそれを乗り越える前向きな力を問う傑作青春映画 キネマ旬報ベストテン1位ほか映画賞総なめ。2005年の日本映画年度代表作 井筒和幸監督による、胸ときめく切ない恋と涙溢れる熱い友情、そしてリアルファイトに満ち、無軌道な若者たちが不条理な社会の荒波に巻き込まれながらも、大人への一歩を踏み出す姿を捉えた青春群像劇。対立する二つのグループの男女がふとしたきっかけで知り合い、やがて恋に落ちてゆくが、そこには二人の思いを妨げる深い川が横たわっていた・・・。日本版ロミオとジュリエット、そしてダンスをケンカに置き換えた日本版ウェストサイドストーリーとも言える胸躍る感動作。作品中ではザ・フォーク・クルセダーズの「イムジン河」と「あの素晴らしい愛をもう一度」が印象的に使用される。


『パッチギ!』を見た。

 以前にも途中から見たことがあったが、今回も途中で知人から電話が何度も入ったり…で前回と同じような感じ。

 その二回をたぐり寄せて考えると、この映画はかなり細かいところまで気遣われてつくられている。

 場面場面の競っていた構図や台詞を保持繰り返して考えてみると、ずいぶん長く楽しめる。


 わたくしの知っている鴨川がイムジン川戸イメージを重複させ、またあると木は境界、あると木は天の川と多角的にうまく活用されていた。

 わたくしの知っているはずの京都だが、本映画では知らない生活やけんかや町並みだった。

 風習や比較民俗まで表現。そういった角度から見ても面白い。

 友人が亡くなり棺桶に入った彼を家の中に入れようとしても入れない。
 一旦は棺桶を傾ける、
 しかし間口が狭く、結局、面戸を壊す。
 韓国では棺桶を家に入れる場合、世紀の玄関から入れず、塀を破っていれると、何かに書かれていた。
 そういったことを形を変えてサラルと表現される井筒和幸(脚本監督)って、素晴らしい方だな!

 けんかの部分は正直怖くて目を覆ってしまったが、思いテーマを見事に描き出した良い映画だと感じた。

 この映画を見たら最後、あそこがどうだこうだといくらひっくり返してもつじつまがあって、あれこれかなり楽しめるね。

 
 
コメント (2)
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『通し狂言 仮名手本忠臣蔵~大序・三段目』『通し狂言 仮名手本忠臣蔵~四段目』

2012-11-15 | TVで 歌舞伎・能楽



『通し狂言 仮名手本忠臣蔵~大序・三段目』『通し狂言 仮名手本忠臣蔵~四段目』

    

 二日にわたって、テレビで『通し狂言 仮名手本忠臣蔵~大序・三段目』『通し狂言 仮名手本忠臣蔵~四段目』を見たよ。

 殿役者さんのとてもがんばっておられ、見ていて気持ちが良かった。

 どの役者さんにも、拍手



『通し狂言 仮名手本忠臣蔵~大序・三段目』

出演:尾上松緑 中村獅童 尾上松也 坂東亀寿 尾上菊之助
2012年
107分
カラー
二ヶ月連続企画!花形俳優勢揃いの「仮名手本忠臣蔵」を通しで放送! 11月は前半部分の大序~四段目をお送りします。 <大序>鎌倉鶴ヶ岡八幡宮。幕府の典礼の指導を司る高師直(松緑)は、饗応役の桃井若狭之助(獅童)、塩冶判官(菊之助)と共に足利直義(亀寿)を出迎える。討死した新田義貞の兜の鑑定役に呼ばれたのは判官の妻顔世御前(松也)。その顔世に師直が言い寄るところ、若狭之助が助けに入る。気を害した師直は若狭之助を散々に侮辱。若狭之助は思わず刀に手を掛けるが…。 <三段目>師直への怒りが収まらない若狭之助を見かねた家老の加古川本蔵は、師直に賄賂を贈る。すると師直の態度が一変。その怒りの矛先が判官に移り、毒づく師直の執拗な嫌がらせに耐えかねた判官はついに師直を斬りつけてしまう。(2012年/平成24年4月・新橋演舞場)



『通し狂言 仮名手本忠臣蔵~四段目』

出演:尾上菊之助 坂東亀三郎 中村亀鶴 尾上松也 尾上右近 澤村宗之助 中村萬太郎 坂東巳之助 大谷廣太郎 大谷廣松 坂東薪車 松本錦吾 市川染五郎
2012年
94分
カラー
二ヶ月連続企画!花形俳優勢揃いの「仮名手本忠臣蔵」を通しで放送! 11月は前半部分の大序~四段目をお送りします。 <四段目>蟄居(ちっきょ)を命じられた判官(菊之助)のもとに、上使の石堂右馬之丞(亀三郎)と薬師寺次郎左衛門(亀鶴)が訪れ、判官の切腹と御家断絶、所領没収という上意を伝える。判官が腹に刀を突き立てたその時、国家老の大星由良之助(染五郎)が到着し、最後の対面を果たすのだった。由良之助は血気にはやる諸士たちを抑え、館を明け渡すと、主君の腹切刀の血汐をなめ、仇討ちを誓うのだった。(2012年/平成24年4月・新橋演舞場)



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