乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

2012年 秋季 『法隆寺秘宝展』 法隆寺大宝蔵殿 法隆寺山内1-1

2012-11-18 | 美術・文様・展示物

   2012年 秋季 『法隆寺秘宝展』 2012年9月11日 ~ 2012年11月30日





 先日、2012年 秋季 『法隆寺秘宝展』を楽しむ。
『東大寺大仏縁起絵巻』や『桑実寺縁起絵巻』のように、絵巻物の中にはわたしにはわかりにくい仏教用語が連ねられていることがある。
 今回の『法隆寺秘宝展』ではその一部が理解でき、有意義な時間を過ごすことができた。


 今季『法隆寺秘宝展』では絵巻物はない。
 だが、興味深い詞書の巻物が多くあった。
 雨乞いが複数点
 また目を見張った展示物のひとつとして、

   『浮流時縁起白拍子』(1962) 寺僧重懐   ←『喜元記』
    これは初め白拍子が抑揚をつけて語っていたが、後に楽器を使い、歌うようになったと記されていた。
     楽器:鼓、笛、銅○子 などを使い、謡のようになる
 1
 わたくしはまず、白拍子が…ということに注目した。

 2
 上のように、絵巻物で抑揚をつけて語られた物が何点か展示されていた。
 巻物(絵巻物も含まれるのか…?)で謡われ広められていたのかと思うと、わたしにとっては興味深い。
 以降、巻物を見る場合、内容によってはそういったことも頭に浮かぶ頃だろう…
 これは、お軸の仏教絵等をご住職様が説明して下さる 「絵解き」にも通じるのだろうか…
 仏教的なことは全く知らないが多くの絵巻物にいろいろな形で出てくるので、感心がわいてきた。

 そういえばつい先日楽しませて頂いた龍谷大学大宮校の「絵解き」は素晴らしかったことを付け加えておきたい。
 恥ずかしながら、仏教知らずのわたくし。学生さんの方が内容をしっかりと把握されていた(*^^*)
  龍大大宮キャンパス
 
『法隆寺秘宝展』

 今季も他にも多くの興味深い展示物があった。
 長くなるので、今回は省略









 巡る京都様より ▼ http://www.meguru-nara.jp/theme/inori/p2.php?id=61

世界文化遺産の法隆寺は聖徳太子建立の寺院。貴重な仏教文化の宝庫である法隆寺で、通常は拝観することができない秘宝を公開します。
西院伽藍(さいいんがらん)の東側にある大宝蔵殿で特別に展示されます。




2012年11月
法隆寺大宝蔵殿 〒636-0115 生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする