乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

恐ろしやの玉手箱トンネルを歩く。   奈良県 王寺町(4景)

2019-02-25 | お出かけ


 
 結構全国的に有名らしい(?)雪丸くん。
 ドローンで雪丸くんと一緒に奈良の王寺町を見て回り、ユーチューブで配信されているらしい。
 昨日は夫と私とワンコとの3人で、王寺町を歩いてみた。

 この雪丸くん
 うちのワンコよりも可愛い。
 と云うか、我が家のワンコは写真が嫌いで、この日も横を向いたり後ろを向いたりと抵抗する。
 かろうじて写すことができた一枚が、これ。
      ↓
 
 不機嫌そうだ。><

  雪丸くんの案内に従って、トンネルを歩く。

 
 かなり低い。
 夫は身長175センチだが、少し屈まなければ頭を打ちそうな状態。

 中は異時空間のようで面白い。
 声を出すと、反響し共鳴し、かなり響く。
 ここでパパパ(魔笛)でも歌おうものなら、私もいっかどのオペラ歌手のようかもとほくそ笑む。

 鳥、トンネル内でも、阿呆也。

 
 小さな低く短い、可愛らしいトンネル内から外を見る。
 なんだか、いつもの時間の流れ具合とは異なる等縫い見える。

 そしてトンネルから一歩外に出ようものなら

   いきなり階段。そして、道路!

 一気に現実に引き戻される。
 恐ろしやの玉手箱トンネルであった。




      多分 奈良県 王寺町の船戸神社の近く(?)だと思います。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

能楽『葵上』  【収録】2019年 宝生能楽堂 『源氏物語』を題材に嫉妬に苦しむ女の情念を描いた、能「葵上」武田孝史・大友順・森常好・舘田善博・山本則重ほか

2019-02-25 | TVで 歌舞伎・能楽


      古典芸能への招待「能狂言の名作選」
      能楽『葵上』  【収録】2019年 宝生能楽堂
     『源氏物語』を題材に嫉妬に苦しむ女の情念を描いた、能「葵上」武田孝史・大友順・森常好・舘田善博・山本則重ほか





 家族と二人で能楽『葵上』を楽しませていただきました。

『葵上』は能楽の講座でも詳しく聞いておりました。

 今日は絵巻物で『源氏物語』を見て楽しむ時間を設けたいと思うます。


 今回も記録のみにて失礼申し上げます。






 ウィキペディア▼
作者(年代)
未詳 世阿弥改作か(室町時代)
形式
準夢幻能 
能柄<上演時の分類>
般若物・祈り物、四番目物
現行上演流派
観世・宝生・金春・金剛・喜多
異称
なし
シテ<主人公>
六条御息所の生霊
その他おもな登場人物
横川の小聖、照日の巫女

季節
季不知 (不定)
場所
葵上の部屋
本説<典拠となる作品>
源氏物語



     鐵仙会 Lessen-kaiに詳しく書かれていますので、リンクさせていただきます。


 NHK公式HPより▼
 親しみやすい能狂言の名作をご紹介
 柿を盗み食いした山伏に起こる騒動を描いた、狂言「柿山伏」山本則秀・山本則俊
 太郎冠者と次郎冠者の知恵がさえ渡る、狂言「附子」善竹十郎・大藏吉次郎・善竹富太郎

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

滝沢馬琴、「椿説弓張月」を巡って、北斎と次第に距離を置く。  日曜美術館「シリーズ北斎 めくるめく読本挿絵の世界」

2019-02-25 | 滝沢馬琴
      (上の絵は、EテレHPからお借りしました。)




  
  (EテレHP写真)
  滝沢馬琴が描き絵師である北斎にに渡した「椿説弓張月」下絵
  北斎の絵には実際には草履をくわえさせてない。
  北斎曰く、実際にこんな人間はいないでしょう。自分でくわえて見たら、と。

  馬琴を読んでいると、浄瑠璃や芝居が出てくることがある。
  草履は髭の意休のイメージをさらに展開させたのではないかしらんと、一人で楽しみ想像していた。

  (EテレHP写真)
  馬琴は下絵で月を描き、いわゆる歌舞伎で云う「だんまり」状態の挿絵の仕上げにしたかったようだが、馬琴はあえて月を描きはしなかったと云う。
  ここでも馬琴と北斎の関係はさらに悪化していたらしい。
  北斎は馬くんの傘の下に入り込みたくなく、自分の意見を主張したらしい。

  其の後滝沢馬琴は、自分の意を汲んでくれる絵師たちに挿絵を頼んだと云う。
  私が読んだ『俊寛僧都』や途中の『阿旬殿兵衛實實記』も、北斎とは違う絵師の挿絵である。
  
 巻之五 挿絵部分
  
 巻之五 挿絵部分

  (EテレHP写真)
  滝沢馬琴はこんなお顔立ちであったのでしょうか。


   上にも書いたが、馬琴自身が絵師に描いた草稿であるそうだ。
  厳格なデッサン力とまでは言わないが、おもしろ絵よりもさらにうまい馬琴のお人柄のでた絵にも、魅力を感じる。


   
 滝沢馬琴関係

(専修大学教授…板坂則子氏  近世戯作、特に曲亭馬琴研究の権威の一人)

 『滝沢馬琴、「椿説弓張月」を巡って、北斎と次第に距離を置く。  日曜美術館「シリーズ北斎 めくるめく読本挿絵の世界」

  *******************************************

 『馬琴中編読本集成 阿旬殿兵衛実実記(あしゅんでんべいじつじつき)』

 『阿旬殿兵衛実実記』和本巻一、巻二、巻三  滝沢馬琴 歌川豊広 1857年

 『阿旬殿兵衛実実記』和本&影印本 巻一〜巻三  滝沢馬琴 歌川豊広 1857年(安政版)と初版(文政版 汲古書院 影印本)を比べ読む。)

 『阿旬殿兵衛実実記』和本&影印本  巻四(安政版) 巻三(文政版) を比較して楽しむ。)

 『阿旬殿兵衛実実記』安政になり再版再売された際、十巻を十二巻に増やしたのは、冊数を増やす事により、貸本屋の利益が増える

 『阿旬殿兵衛実実記』滝沢馬琴 歌川豊広 1857年(安政版 和本) を一巻から読み直す。忠臣蔵の定九郎が記されている。

 『阿旬殿兵衛実実記』滝沢馬琴 歌川豊広 1857年(安政版 和本)これだから古典はやめられない。(巻之二十九オ 十八ウ)

 『日本古典文学辞典 第三巻』(岩波書店)より、『阿旬殿兵衛実実記』を引く。浄瑠璃『近頃河原達引』が元である。

 『阿旬殿兵衛実実記』滝沢馬琴 歌川豊広 1857年(安政版 和本)巻之五まで読了。芝居のように場面が思い浮かぶ。

 『阿旬殿兵衛実実記』滝沢馬琴 歌川豊広 1857年(安政版 和本)猿づくしの目次と、猿に関連した言葉遊びが続く。

  *******************************************

 『馬琴中編読本集成 俊寛僧都嶋物語』

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』下巻 巻之八 (巻之一〜巻之八の和本の表紙 共通絵柄)(1枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之一 自叙 八巻八冊 絵師:歌川豊広(3枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之一 玉抱有罪とハ 八巻八冊 絵師:歌川豊広 曲亭馬琴編次(3枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之二  さすらひの巻 弐   八巻八冊 絵師:歌川豊広  (5枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之三  みさほのまき 三   八巻八冊 絵師:歌川豊広  (5枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之四  以王ふが島能春   八巻八冊 絵師:歌川豊広  (3枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之四  巻之四を終えて予告等  八巻八冊 絵師:歌川豊広(4枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』下巻 巻之五 序・物語最初頁 八巻八冊 絵師:歌川豊広(4枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』下巻 巻之五 抱筈露宿とハ 歌を遺して 児に示せし 俊寛僧都が事(3枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』下巻 巻之六 だ以せんの上(6枚) 抱琴述情とハ 

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』下巻 巻之七 大悲山の下   (4枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』下巻 巻之八 序文滝沢馬琴の引用書が半端なくすごい。(4枚)

 『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』下巻 巻之八 付録瞬間考(5枚)『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』「目録上」「目録下」「目録終 全本八冊」読了す。






  *******************************************



   日曜美術館「シリーズ北斎 めくるめく読本挿絵の世界」 (以下のデーターは全て、EテレHPより)


 
 滝沢馬琴著「椿説弓張月」巻の三挿絵


 北斎が仕事盛りに熱心に取り組んだのが伝奇ロマン「読本」の挿絵。

 馬琴(文章)と北斎(挿絵)の黄金コンビは大ヒット作を生み出す。大迫力の北斎の挿絵世界を紹介。

 北斎が、仕事盛りの40代から50代にかけて熱心に取り組んだのが、伝奇ロマン「読本」の挿絵だった。

「読本」のゴールデンコンビは馬琴(文章)と北斎(挿絵)。

 大ヒット作『椿説弓張月』をはじめ13の作品を世に出した。

 番組では、北斎を世界的絵師に飛躍させる原動力となったともいわれる読本挿絵のダイナミックでおどろおどろしい世界を、北斎と馬琴という二人の天才の確執の物語を織り込みながら紹介する。

 【ゲスト】国立歴史民俗博物館教授…大久保純一,
 【出演】美術史家…辻惟雄,
     専修大学教授…板坂則子,
 【司会】小野正嗣,高橋美鈴





 専修大学教授…板坂則子氏とは

 専修大学 日本文学文化学科 国文科国文科
 江戸期の「雨月物語」や「南総里見八犬伝」などの小説類を中心に、歌舞伎や浮世絵などを現代との繋がりの中で捉えていきます。

 板坂 則子(いたさか のりこ、1952年3月 - )は、近世文学研究者、専修大学文学部教授。
 1974年お茶の水女子大学国文科卒、東京大学大学院博士課程中退、1980年群馬大学教育学部専任講師、助教授、1992年専修大学助教授、教授。2010年「曲亭馬琴の世界」で東大文学博士。
 近世戯作、特に曲亭馬琴研究の権威の一人であり、実証的研究者である。その一方、学生とともにオペラ『八犬伝』の台本を作り上演したり、『狭衣物語』の二次創作ゲーム「狭衣」を製作したりするといった取り組みを行っている。ゼミ出身者にはフジテレビプロデューサーの坪井貴史など。
 夫は中央大学教授の池田和臣。

 『曲亭馬琴の世界 戯作とその周縁』笠間書院、2010
 『江戸時代 恋愛事情』朝日選書、2017

 『馬琴草双紙集』(叢書江戸文庫)国書刊行会 1994
 『椿説弓張月 前編』笠間書院 1996
 『馬琴(日本文学研究論文集成)』若草書房 2000


 板坂則子氏の授業を受けてみたいな!

 物理的に難しそうなので、せめて本を読みたい。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする