乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『ペスト』 11 (「「知事はこう言われたよ。『まあ、早いとこ済ませましょうや。ただし、目立たないようにね。』」  公は、ここでも腰が重く、後手に回っている。)カミュ著  宮崎嶺雄訳

2021-08-30 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 

『ペスト』 11 「「知事はこう言われたよ。『まあ、早いとこ済ませましょうや。ただし、目立たないようにね。』」  公は、ここでも腰が重く、後手に回っている。カミュ著  宮崎嶺雄訳

 

 

 翌日、しきりに主張した結果-----それもまるで見当違いのような主張にみなされはしたものの、-----リウーは県庁に、保険委員会を収集してもらうことができた。

「知事はこう言われたよ。『まあ、早いとこ済ませましょうや。ただし、目立たないようにね。』」  P.57

 

 公は、ここでも腰が重く、後手に回っている。

 

 

『ペスト』カミュ作  (全体像)

『ペスト』 1  カミュ著  宮崎嶺雄訳 昭和54年18版

『ペスト』 2 (この町でそれ以上に特異なことは、死んでいくのに難渋を味わうことである。) カミュ著  宮崎嶺雄訳 昭和54年18版

『ペスト』 3 (一匹の死んだネズミ/ 人が機械的な動作で、しきりに首を擦っていた。)カミュ著  宮崎嶺雄訳 

『ペスト』 4 (一匹の死んだネズミ/ 人が機械的な動作で、しきりに首を擦っていた。)カミュ著  宮崎嶺雄訳 

『ペスト』 5 (夕刊の呼売りは鼠の襲来が停止したと報じていた。←→ しかし、、、  歴史は繰り返される、、、で済む問題か)カミュ著  宮崎嶺雄訳 

『ペスト』 6 (門番のリンパ腺はさらに大きくなり、さわってみると固く木のようになっていた。医師は女房に言った。「ずっと付いててあげなさい。」)カミュ著  宮崎嶺雄訳 

『ペスト』 7 「今んところ、あんたこそ、他人の平和をかき乱しとる、、」「余計なことに関わっていとる暇なんぞありゃせん、、例の熱病のうわさが始まってからってものは、、、、。」カミュ著  宮崎嶺雄訳

『ペスト』 8 (鼠の事件ではあれだけ饒舌だった新聞も、もうなんにも言わなくなっていた。鼠は街頭で死に、人は室内で死ぬからである。/ 医者とて、目を背けたくなる事実。)カミュ著  宮崎嶺雄訳

『ペスト』 9 (「彼らはみずから自由であると信じていたし、しかも天災というものがある限り、何ひとも決して自由ではあり得ないのである。 現在と同様だ)カミュ著  宮崎嶺雄訳 

『ペスト』 10 (「どうやら、いよいよ、この病名通りに呼ぶ決心をしなきゃならんようだ。我々も足踏みしていた。、、、、」  後手後手、、、ですね、、、)カミュ著  宮崎嶺雄訳

『ペスト』 11 (「「知事はこう言われたよ。『まあ、早いとこ済ませましょうや。ただし、目立たないようにね。』」  公は、ここでも腰が重く、後手に回っている。)カミュ著  宮崎嶺雄訳

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『ペスト』 10 (「どうやら、いよいよ、この病名通りに呼ぶ決心をしなきゃならんようだ。我々も足踏みしていた。、、、、」  後手後手、、、ですね、、、)カミュ著  宮崎嶺雄訳

2021-08-30 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 

 

『ペスト』 10 「どうやら、いよいよ、この病名通りに呼ぶ決心をしなきゃならんようだ。我々も足踏みしていた。、、、、」カミュ著  宮崎嶺雄訳

 

 

「数字は上昇してますよ、先生。」

48時間に11名の志望者です。

 リウー医師曰く、

「どうやらいよいよ、この病気もはっきり病名通りに呼び決心をしなければならないようだ。今までのところ、我々も、足踏みしていたところだ。」

 リウー医師は、統計表をじっと眺めていた。

 後手後手、、、ですね、、、

 

『ペスト』カミュ作  (全体像)

『ペスト』 1  カミュ著  宮崎嶺雄訳 昭和54年18版

『ペスト』 2 (この町でそれ以上に特異なことは、死んでいくのに難渋を味わうことである。) カミュ著  宮崎嶺雄訳 昭和54年18版

『ペスト』 3 (一匹の死んだネズミ/ 人が機械的な動作で、しきりに首を擦っていた。)カミュ著  宮崎嶺雄訳 

『ペスト』 4 (一匹の死んだネズミ/ 人が機械的な動作で、しきりに首を擦っていた。)カミュ著  宮崎嶺雄訳 

『ペスト』 5 (夕刊の呼売りは鼠の襲来が停止したと報じていた。←→ しかし、、、  歴史は繰り返される、、、で済む問題か)カミュ著  宮崎嶺雄訳 

『ペスト』 6 (門番のリンパ腺はさらに大きくなり、さわってみると固く木のようになっていた。医師は女房に言った。「ずっと付いててあげなさい。」)カミュ著  宮崎嶺雄訳 

『ペスト』 7 「今んところ、あんたこそ、他人の平和をかき乱しとる、、」「余計なことに関わっていとる暇なんぞありゃせん、、例の熱病のうわさが始まってからってものは、、、、。」カミュ著  宮崎嶺雄訳

『ペスト』 8 (鼠の事件ではあれだけ饒舌だった新聞も、もうなんにも言わなくなっていた。鼠は街頭で死に、人は室内で死ぬからである。/ 医者とて、目を背けたくなる事実。)カミュ著  宮崎嶺雄訳

『ペスト』 9 (「彼らはみずから自由であると信じていたし、しかも天災というものがある限り、何ひとも決して自由ではあり得ないのである。 現在と同様だ)カミュ著  宮崎嶺雄訳 

『ペスト』 10 (「どうやら、いよいよ、この病名通りに呼ぶ決心をしなきゃならんようだ。我々も足踏みしていた。、、、、」  後手後手、、、ですね、、、)カミュ著  宮崎嶺雄訳

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『ペスト』 9 (「彼らはみずから自由であると信じていたし、しかも天災というものがある限り、何ひとも決して自由ではあり得ないのである。 現在と同様だ)カミュ著  宮崎嶺雄訳 

2021-08-30 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 

 

『ペスト』 9 「こいつは長くは続かないだろう。彼らはみずから自由であると信じていたし、しかも天災というものがある限り、何ひとも決して自由ではあり得ないのである。 現在と同様だカミュ著  宮崎嶺雄訳 

 

 

 リウーとリウーの同業者の会話で

「ペストのようですね。」

の言葉を受けて、、、P.45

「ペスト」という言葉は、今初めて発せられた。

   P.45

 そいつがこっちの頭上に降りかかってきた時は、容易に天災とは信じられないであろう。

 しかし、この世には、ペストというものが戦争の数ほどあった。

 人々はいつもと同じくらいに、無用意な状態にあった。P.45 

 

 医師リウーは、わが市民が無用意な状態であると同じように、無用意であったわけで、、、   P.45

 2020年(3月)3月中旬以降でも、町医者と薬局はマスクすらしてなかったので、戸惑った。

 私は絵巻物や古典で疫病の怖さを感じていたので、割合に早くから、マスクを二重にして、タオルで顔を覆っていたことを思い出す。

 

「こいつは長くは続かないだろう。あまりにもばかげたことだから。」 P.45

 希望的観測

 現実逃避

  ▼

 絶えず自分のことだけを考えていたわけで、、、 P.46

 天災などということを信じなかったのである。

 何かにつけ、今もそういった風潮が続く、、、

 

 天災というものは、人間の尺度と一致しない。 P.46

 天災は必ずしも過ぎ去らないし、人間の方が過ぎ去っていくこととなり、それも人間中心主義者(ヒューマニスト)たちがまず第一にということになるのは、彼らは自分で要人というものをしなかったからである。P.46

 

 彼らはみずから自由であると信じていたし、しかも天災というものがある限り、何ひとも決して自由ではあり得ないのである。  P.46

 思い当たる節はないだろうか、、、

 私も含め、各個人の立場で要求。

 国は利権を優先させ、医療崩壊のため国民は病院へも行けず、自宅で亡くなる方も増える一方である。

 一方、今現在、パラリンピックは続行されている。

 空港で暴行を犯した選手は帰国させられたが、選手村近くのお堀に浮かんでいた警備員の死体の真相は救命されず、マスコミでも取り上げられることはない。

 

 

『ペスト』カミュ作  (全体像)

『ペスト』 1  カミュ著  宮崎嶺雄訳 昭和54年18版

『ペスト』 2 (この町でそれ以上に特異なことは、死んでいくのに難渋を味わうことである。) カミュ著  宮崎嶺雄訳 昭和54年18版

『ペスト』 3 (一匹の死んだネズミ/ 人が機械的な動作で、しきりに首を擦っていた。)カミュ著  宮崎嶺雄訳 

『ペスト』 4 (一匹の死んだネズミ/ 人が機械的な動作で、しきりに首を擦っていた。)カミュ著  宮崎嶺雄訳 

『ペスト』 5 (夕刊の呼売りは鼠の襲来が停止したと報じていた。←→ しかし、、、  歴史は繰り返される、、、で済む問題か)カミュ著  宮崎嶺雄訳 

『ペスト』 6 (門番のリンパ腺はさらに大きくなり、さわってみると固く木のようになっていた。医師は女房に言った。「ずっと付いててあげなさい。」)カミュ著  宮崎嶺雄訳 

『ペスト』 7 「今んところ、あんたこそ、他人の平和をかき乱しとる、、」「余計なことに関わっていとる暇なんぞありゃせん、、例の熱病のうわさが始まってからってものは、、、、。」カミュ著  宮崎嶺雄訳

『ペスト』 8 (鼠の事件ではあれだけ饒舌だった新聞も、もうなんにも言わなくなっていた。鼠は街頭で死に、人は室内で死ぬからである。/ 医者とて、目を背けたくなる事実。)カミュ著  宮崎嶺雄訳

『ペスト』 9 (「彼らはみずから自由であると信じていたし、しかも天災というものがある限り、何ひとも決して自由ではあり得ないのである。 現在と同様だ)カミュ著  宮崎嶺雄訳 

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『ペスト』 8 (鼠の事件ではあれだけ饒舌だった新聞も、もうなんにも言わなくなっていた。鼠は街頭で死に、人は室内で死ぬからである。/ 医者とて、目を背けたくなる事実。)カミュ著  宮崎嶺雄訳

2021-08-30 | 読書全般(古典など以外の一般書)

東大寺 お水取り 

 

 

『ペスト』 8 鼠の事件ではあれだけ饒舌だった新聞も、もうなんにも言わなくなっていた。鼠は街頭で死に、人は室内で死ぬからである。/ 医者とて、目を背けたくなる事実。カミュ著  宮崎嶺雄訳 

 

 

 鼠の事件ではあれだけ饒舌だった新聞も、もうなんにも言わなくなっていた。鼠は街頭で死に、人は室内で死ぬからである。

 、、、、、、、、、

 この奇怪な病を手がけているひよ他人にとっては、それがまぎれもない流行病であることが明白となった。  P.43

 

 

 リウーとリウーの同業者の会話

「僕は分析を待っているんです。」

「僕は知っているんだよ、、、、、

 冷静さを失うな、、、、、、、。

 リウーくん、君は知っているんだよ、僕と同様にね、、、、、。」

「ペストのようですね。」

 、、、、、、、、、、、、、、

「忘れちゃいかんよ。パリでもまだ20年前だ。、、、、、」

「」わかりました。、、、ひどくならないように祈りたいですね。しかし実際に信じられないことです。   P.44-45

 

 

 医者とて、目を背けたくなる事実。

 

『ペスト』カミュ作  (全体像)

『ペスト』 1  カミュ著  宮崎嶺雄訳 昭和54年18版

『ペスト』 2 (この町でそれ以上に特異なことは、死んでいくのに難渋を味わうことである。) カミュ著  宮崎嶺雄訳 昭和54年18版

『ペスト』 3 (一匹の死んだネズミ/ 人が機械的な動作で、しきりに首を擦っていた。)カミュ著  宮崎嶺雄訳 

『ペスト』 4 (一匹の死んだネズミ/ 人が機械的な動作で、しきりに首を擦っていた。)カミュ著  宮崎嶺雄訳 

『ペスト』 5 (夕刊の呼売りは鼠の襲来が停止したと報じていた。←→ しかし、、、  歴史は繰り返される、、、で済む問題か)カミュ著  宮崎嶺雄訳 

『ペスト』 6 (門番のリンパ腺はさらに大きくなり、さわってみると固く木のようになっていた。医師は女房に言った。「ずっと付いててあげなさい。」)カミュ著  宮崎嶺雄訳 

『ペスト』 7 「今んところ、あんたこそ、他人の平和をかき乱しとる、、」「余計なことに関わっていとる暇なんぞありゃせん、、例の熱病のうわさが始まってからってものは、、、、。」カミュ著  宮崎嶺雄訳

『ペスト』 8 (鼠の事件ではあれだけ饒舌だった新聞も、もうなんにも言わなくなっていた。鼠は街頭で死に、人は室内で死ぬからである。/ 医者とて、目を背けたくなる事実。)カミュ著  宮崎嶺雄訳

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ドラマ『日本統一』15、16、17、18、19、20話 (時代をかえ、衣装、言い回しを変えれば、歌舞伎のようであった。)

2021-08-30 | ドラマ

 ドラマ『日本統一』15、16、17、18、19、20話 (時代をかえ、衣装、言い回しを変えれば、歌舞伎のようであった。)

 

 

 

 待ってましたのドラマ『日本統一』15、16、17、18、19、20話を一気に見る。

 や●ざが日本を統一していくという単純な筋書きのドラマだが、この話は政界、医学界、銀行他、多くの社会に当てはめても作れるドラマだと思い、多くを当てはめながら見ていた。

 

 ドラマ『日本統一』8〜14までは、私の場合は少し中だるみがあったが、ドラマ『日本統一』15、16、17、18、19、20話は面白すぎて大笑いしながら見ていた。

 というのも、話し言葉の後の グラスや御猪口をおく大きな音、そしてししおどし。

 話終わって、

   バン

   カン

の間が良すぎる。

 歌舞伎の拍子木をふんだんに使われていた。

 また、ししおどしななる料亭には、石橋(連獅子か)の博多人形(?)さえ置かれており、意図する処を強調されていた。

 このドラマは明らかに歌舞伎(石橋は松羽目物だが、話の内容がこのドラマの一部にふさわしい)を意識して作られていると感じる。

 

 

 また、『日本統一』の役者たちは上手い方が多く、

    言い回し

    間

    目力

    見得

    細やかな演技

をされていて、感心する。

 小沢仁志さんなどは声にビブラートが効いていて、隈取りされてないのに迫力があり、圧倒される。

 小沢仁志さんのみならず、他の役者さんの目力や表情や魔の良さは、素晴らしい。

 おそらく、監督下演出家が、そのように導かれているのであろう。

 

 日本統一出演の方達が白塗り、赤塗り、隈取りなどされて、時代を変えて演じられたら、私は腰を抜かすほど感動するのではないだろうかと、絶えず歌舞伎と比較しながらっ見ていたので、キャーキャーとうるさく鑑賞していたこと、この上なし。

 

 ところで、氷室蓮司が心理テストという形で、過去に起こった出来事を確認し、鑑賞者に以前主たる出来事を思い出させ、見ている側を話にぐいぐいと引き込む。

 所々で、川谷雄一の回想のような形でも過去を描き、鑑賞者に思い浮かべさせるこの手法は的確な箇所で行われ、制作側が上手いなと感じた。

 

 難点を一つ挙げるとするならば、『日本統一』15、16、17、18、19、20話は以前に比べて残虐な場面が多かったように思う。

「こわ!!!」

と言いつつ、目を背けることが度々あった。

 

 全体を通して満足のいくドラマで、次回『日本統一』21話以降を楽しみにしている。

 

 

 今回も、見たという記録のみにて失礼いたします。

 

 

 

 

監督 山本芳久

脚本 辻裕之・山本芳久

原案 山本ほうゆう

 

出演者 本宮泰風 山口祥行 小沢仁志 哀川翔 梅宮辰夫 千葉真一 音楽 SHU 撮影 小山田勝治・下元哲 編集 小川幸一

制作会社 メディア・ワークス

製作会社 アドバンス

配給 メディア・ワークス

公開 日本の旗

2013年7月14日から始まる

上映時間 約89分

製作国 日本の旗 日本

 

以下wowowより引用

一例:日本統一 15話の場合

役名 役者名
氷室蓮司 本宮泰風
田村悠人 山口祥行
川谷雄一 小沢仁志
工藤雅信 白竜
秋本照政 哀川翔
福本貞夫 松田ケイジ
原木秀一 伊東篤志
坂下惟秀 御木裕

スタッフ

  • 監督
    山本芳久
  • 脚本
    山本芳久
  • 撮影
    小山田勝治
  • 音楽
    SHU
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