ドラマ『日本統一』15、16、17、18、19、20話 (時代をかえ、衣装、言い回しを変えれば、歌舞伎のようであった。)
待ってましたのドラマ『日本統一』15、16、17、18、19、20話を一気に見る。
や●ざが日本を統一していくという単純な筋書きのドラマだが、この話は政界、医学界、銀行他、多くの社会に当てはめても作れるドラマだと思い、多くを当てはめながら見ていた。
ドラマ『日本統一』8〜14までは、私の場合は少し中だるみがあったが、ドラマ『日本統一』15、16、17、18、19、20話は面白すぎて大笑いしながら見ていた。
というのも、話し言葉の後の グラスや御猪口をおく大きな音、そしてししおどし。
話終わって、
バン
カン
の間が良すぎる。
歌舞伎の拍子木をふんだんに使われていた。
また、ししおどしななる料亭には、石橋(連獅子か)の博多人形(?)さえ置かれており、意図する処を強調されていた。
このドラマは明らかに歌舞伎(石橋は松羽目物だが、話の内容がこのドラマの一部にふさわしい)を意識して作られていると感じる。
また、『日本統一』の役者たちは上手い方が多く、
言い回し
間
目力
見得
細やかな演技
をされていて、感心する。
小沢仁志さんなどは声にビブラートが効いていて、隈取りされてないのに迫力があり、圧倒される。
小沢仁志さんのみならず、他の役者さんの目力や表情や魔の良さは、素晴らしい。
おそらく、監督下演出家が、そのように導かれているのであろう。
日本統一出演の方達が白塗り、赤塗り、隈取りなどされて、時代を変えて演じられたら、私は腰を抜かすほど感動するのではないだろうかと、絶えず歌舞伎と比較しながらっ見ていたので、キャーキャーとうるさく鑑賞していたこと、この上なし。
ところで、氷室蓮司が心理テストという形で、過去に起こった出来事を確認し、鑑賞者に以前主たる出来事を思い出させ、見ている側を話にぐいぐいと引き込む。
所々で、川谷雄一の回想のような形でも過去を描き、鑑賞者に思い浮かべさせるこの手法は的確な箇所で行われ、制作側が上手いなと感じた。
難点を一つ挙げるとするならば、『日本統一』15、16、17、18、19、20話は以前に比べて残虐な場面が多かったように思う。
「こわ!!!」
と言いつつ、目を背けることが度々あった。
全体を通して満足のいくドラマで、次回『日本統一』21話以降を楽しみにしている。
今回も、見たという記録のみにて失礼いたします。
監督 山本芳久
脚本 辻裕之・山本芳久
原案 山本ほうゆう
出演者 本宮泰風 山口祥行 小沢仁志 哀川翔 梅宮辰夫 千葉真一 音楽 SHU 撮影 小山田勝治・下元哲 編集 小川幸一
制作会社 メディア・ワークス
製作会社 アドバンス
配給 メディア・ワークス
公開 日本の旗
2013年7月14日から始まる
上映時間 約89分
製作国 日本の旗 日本
以下wowowより引用
一例:日本統一 15話の場合
役名 |
役者名 |
氷室蓮司 |
本宮泰風 |
田村悠人 |
山口祥行 |
川谷雄一 |
小沢仁志 |
工藤雅信 |
白竜 |
秋本照政 |
哀川翔 |
福本貞夫 |
松田ケイジ |
原木秀一 |
伊東篤志 |
坂下惟秀 |
御木裕 |
スタッフ
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監督
山本芳久
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脚本
山本芳久
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撮影
小山田勝治
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音楽
SHU