乱鳥の書きなぐり

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Mozart 6  モーツァルト:魔笛  あらすじ/魔笛  /モーツァルト《魔笛》ミラノ・スカラ座1995年

2024-10-26 | 繰り返し記号 memo

モーツァルト《魔笛》ミラノ・スカラ座1995年

 

 

Mozart 6  モーツァルト:魔笛  あらすじ/魔笛  /モーツァルト《魔笛》ミラノ・スカラ座1995年

 

魔笛  あらすじ  

 

【時と場所】 

 古代、エジプト  

【登場人物】

 タミーノ(T): 王子 パミーナ(S): 夜の女王の娘 パパゲーノ(Br): 鳥刺し パパゲーナ(S): パパゲーノの恋人 夜の女王(S): 世界征服を狙う女王 ザラストロ(Bs): 大祭司 ほか  

 

 

【第1幕】

 時は古代、舞台はエジプトで架空の世界。

 王子タミーノは岩山で大蛇に襲われ気を失いますが、「夜の女王」配下の3人の侍女達が彼を助けます。

 それなのに、鳥の狩猟中にたまたま通りかかったパパゲーノが、助けてやったのは自分だと嘘を付きました。

 パパゲーノは侍女達によって、口に錠を掛けられてしまいます。

 

 王子タミーノは、侍女達から女王の娘パミーナの絵姿を見せられ一目惚れします。

 

 女王は、悪人ザラストロに捕らえられた娘を救い出してくれれば、娘を王子に与えると約束しました。

 

 王子は侍女達から「魔法の笛」を受け取り、ザラストロの神殿に行くことにします。

 

 一方、口の錠前を外してもらえたパパゲーノも成り行きで王子について行くことになり、「魔法の鈴」を受け取りました。

 

 ザラストロの神殿で離ればなれになってしまった王子タミーノとお供のパパゲーノ。

 

 パパゲーノが先にパミーナを見つけました。

 

 その後、魔法の笛と鈴の力で導き合ったタミーノとパミーナは、ザラストロの前でついに対面。

 

 お互いを運命の人だと思います。

 

 実はザラストロは悪人ではなく偉大な祭司で、世界征服を企む夜の女王の邪悪な野望の犠牲とならないようにパミーナを保護していたのでした。  

 

 

【第2幕】

 ザラストロはタミーノに、パミーナを得るための試練を授けます。

 ついでにパパゲーノも恋人を得るために試練を受けることになりました。

 まずは「沈黙」の試練。

 沈黙するタミーノに、事情を知らないパミーナは深く悲しみますが、立派に耐え抜きます。

 次の「火」の試練、「水」の試練は、タミーノとパミーナの二人で「魔法の笛」の力を借りて乗り越えました。

 

 一方のパパゲーノはというと、辛抱するのは大嫌いで、試練から脱落してしまいます。

 それでも「魔法の鈴」の力を借りて、とうとう若い娘パパゲー“ナ”と出会い、恋人になりました。

 

 さて、こうなってしまっては夜の女王も黙っていられません。

 侍女達とともに、自らザラストロの神殿に侵入を試みます。

 しかし、雷に打たれ闇夜に落ちていきました。

 ザラストロは試練に打ち勝ったタミーノ、パミーナたちを祝福して、太陽神の子オリシスとイシスを讃えたのでした。

 

 

Mozart 1  モーツァルト ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488

Mozart 2  モーツァルト 交響曲 第40番 ト短調 k 550

Mozart 3  モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》序曲/全幕

Mozart 4  モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》  オペラ

Mozart 5  モーツァルト:魔笛 /W. A. モーツァルト:魔笛 (レヴァイン, 1991年)【全曲・日本語字幕】

Mozart 6  モーツァルト:魔笛  あらすじ/魔笛  /モーツァルト《魔笛》ミラノ・スカラ座1995年

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Mozart 5 モーツァルト:魔笛 /W. A. モーツァルト:魔笛 (レヴァイン, 1991年)【全曲・日本語字幕】

2024-10-26 | クラッシック音楽

W. A. モーツァルト:魔笛 (レヴァイン, 1991年)【全曲・日本語字幕】

 

Mozart 5 モーツァルト:魔笛  /W. A. モーツァルト:魔笛 (レヴァイン, 1991年)【全曲・日本語字幕】

 

オペラの内容  

 魔笛の各所には聴衆を楽しませる大掛かりな見せ場が盛り込まれている。

 歌や会話の言語もドイツ語で、レチタティーヴォに代えて台詞で筋を進行する、ジングシュピールの形式を用いた。

 

  物語は王子によるお姫様の救出劇の形で始まるが、途中で善玉と悪玉が入れ替わる。

 シカネーダーが台本作成中に他の作品で似た筋書きが発表されたため急いで変更したためであるという説もあるが、単なる意外性を求めたストーリー上の工夫とみなすこともある。

 

 これまでの各種の解釈に対して、夜の女王の国と、ザラストロの国とでは善悪見方が相反するもので、全て相対的な世界であるとすれば筋について問題はないと考えられる。

  本作にはフリーメイソンのさまざまなシンボルや教義に基づく歌詞や設定が用いられていることも特徴で、とりわけ各所に象徴的に使っているのが目立つ。

 

 序曲の最初や中間部で鳴り響く和音(同じフレーズが3回演奏される)は、フリーメイソンの儀式で使われるもので、劇中ザラストロの神殿内の場面でも再現されている。

 2人の作者がメンバーとしてフリーメイソンの精神をオペラ化したとも、当時皇帝から圧迫を受けつつあったフリーメイソンの宣伝であったなど、教団との関わりを重視する指摘があり、今日の演出にも影響を与えている。現在では否定されているが、モーツァルトの急死はフリーメイソンの教義を漏らしたため、フリーメイソンのメンバーが暗殺したという説さえ見られたほどである。

 

  いずれにせよ、第2幕ではそれまでの救出劇から登場人物の(フリーメイソン的な)修行と試練の内容に変わる。

 これと対照的なのがブッファ的・道化的なキャラクターのパパゲーノである。

 シカネーダー自身が演じる役なので当然だが、要所要所に登場し、場をもりあげる役割を果たしている。

 モーツァルトもこの役に親しみやすく魅力的な音楽を与えており、魔笛を代表するキャラクターとなった。  

 

 途中から善悪交代する夜の女王とザラストロはオペラ・セリア的な役柄である。

 このオペラの中の最高音と最低音をそれぞれ歌う歌い手でもある。

 特に夜の女王の2つのアリア(No4, No,14)は至難なコロラトゥーラの技巧を要求する難曲であり、才能あるソプラノが若いころに歌って注目をあつめることがよくある。

 

 ドイツ圏のソプラノには、若年期に夜の女王を演じた後、娘のパミーナへ役を転じる例も多い。

 その一人であるルチア・ポップに至っては、夜の女王の後で三人の童子の一人を演じた記録が残っている。

 ザラストロの2曲(No10, No,15)も、低音が豊かなバッソ・プロフォンド歌手にとって重要なレパートリーのひとつでもある。

 

  なお、文豪ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテは、「魔笛」を愛し、その第2部を執筆しようとしたが、多神教的性格を好まなかったためか断念した。

 

Mozart 1  モーツァルト ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488

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