乱鳥の書きなぐり

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岡崎神社  (子授け・雨乞の神・進学の神)

2007-08-24 | 美術・文様・展示物

 

  岡崎神社 

 

 京都の美術館の近く。

 岡崎付近に 子授けの神として名高い、岡崎神社がある。

 車が多い大通にひっそりと佇む神社。

 石の鳥居をくぐると、静かで落ち着いた、こじんまりと落ち着いたこの神社。

 訪れる人も少ないのか、たまたまなのか・・・

 私が足を踏み入れたときも、人は誰一人いなかった。

 

 岡崎神社は、垣武天皇の平安京に際し、王城鎮護のために、京の都の四隅に(東)に立てられた一つとされている。

 東に立てられたことから東天王社とも呼ばれる。

 

 神社の中には、作られた兎が多い。

 これは当時、岡崎村一帯に野兎が多くかったことから、兎が氏神様のお使いとしていると考えられているとのこと。

 また、兎は多産なことから、子授けにご利益があるとして、境内の手水舎や狛犬の台座に兎の彫刻が見られる。

 そういえば、島根県の出雲大社にも、兎が飾られてました・・・

 兎は厄除神としても信仰されているとのこと。

 本殿正面 兎の像の手水舎がみとめられる。

 手水舎は現在でも、雨乞の神・進学の神として崇敬を集めている。

 

 白砂でこんもりと、形よく 山が作られている。

 まるで武士の刀を切る砂のような形。

 これにはどういう意味、いわれがあるのだろうか・・・

 それほど広くもない 白砂の庭には、小さな石(小岩)などもおかれ、きれいに飾られている。

 

 奉納された写真の画は、何を物語っているのだろうか・・・

 素盞鳴命(すさのおのみこと)が八岐大蛇(ヤマタノオロチ)をきりつけているなのだろうか・・・

 勇ましく蛇を切り刻む姿が認められるが、私には意味が分からない・・・

 どなたかご存知の方があればお教えいただきたいと心より願う。

 気になる絵だ・・・

 

 岡崎神社には心ときめく能楽堂がある。

 小さいが落ち着く。

 上の八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治しているような絵。

 そういうと、能楽『張良(ちょうりょう=素盞鳴命(すさのおのみこと)が大蛇を退治する)』というのもあったな。

 

 ちなみに 岡崎神社の祭神は 素盞鳴命(すさのおのみこと)、櫛稲田媛命(くしなだひめのみこと)と御子(三女五男)八神。

 

 境内は拝観自由。無料。

 岡崎という地域と密着した岡崎神社。興味深い。

 

 美術館のついでに一度は訪れても損はない。

 車の激しい雑踏から逃れるには、もってこいの空間かもしれない。

 

 

 

写真は、『エルミタージュ美術館展』↓(2007年3月)

 http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/7f59457fe81f68a04cbb568c3a932aa7

に行く途中、岡崎神社に立ち寄り、写したもの。


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4 コメント

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Unknown (オオタ)
2007-08-25 09:04:42
岡崎神社というのがあるのですか?行ったことがありませんな。岡崎神社をグーグルで調べてみましたら、神社の写真は多いですが、こういった写真は載せられていませなんだ。さすがに、乱鳥さん。技一本あり、てなところですかな。
素盞鳴命が、八岐大蛇を退治する話は、全国のどこそこに、分布いたしておりますな。
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男前 (やまとこいずみあん)
2007-08-25 09:45:03
何故、この写真か。

すぐにわかりました!!

男前です!!!

このトラバの「お守り」ありがとうございます。
もしかして、娘にはこんな素敵なボーイフレンドもおまけつきかも?

この神社、秋の日の夕暮れに行くのもいいかな。なんて、想像中。
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岡崎神社 (オオタさま)
2007-08-25 19:07:40
調べてくださいまして、ありがとうございます。
素盞鳴命が、八岐大蛇を退治する話は古事記などにも載っていたような・・・
随分昔のことで、自信はありません。
これからも色々とお教えくださいね。
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コメント、ありがとうございます。 (やまとこいずみあん様)
2007-08-25 19:12:58
やまとこいずみあんさん!ファイナル・アンサー?
正解!!!

そういわれると、この絵の主(素盞鳴命?)も、男前ですね。

男前続きですが、10月にはイ・ビョンホンさんのビデオを観る予定です。
また、教えて下さいね。
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