不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

千之丞さんの 発声『細雪』

2009-05-05 | 能楽・狂言


 2009年5月2日(土)


 竹の子会三十五周年   狂言づくし





 つい先だっての 土曜日のこと。

 大阪能楽会館に行き、私の好きな千之丞さんの 発声『細雪』を聴いた。

 千之丞さんは舞台に座り、しっかりとした上品なお声で演じられた。


 あひゃひゃ。

 千之丞さんの『おきあがりこぼし』がみたいなぁ(^^♩♫♩♫ ♩♫♩♫)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月5日 女の日 3

2009-05-05 | 民俗考・伝承・講演


 5月5日 女の日 3




 ご存知の通り、5月は皐月とも言う。

 語源は 早苗月(さなえつき)の略と言う考えもあるらしい。

 旧暦では田植えが始まる。

 その前に能楽や雅楽や早乙女祭ほか多くの神事をもって、五穀豊穣を祈願する地方も多い。


 
 田の神を迎える。

 女性は下着を取り払い赤い布を巻いてた上を始める。

 いわゆる早乙女である。

 元々田植えは女の仕事とされていただけに、この儀式は重要である。



 女は巫女となる。

 軒に菖蒲をさし、菖蒲湯をたく。

 身を清め、女の家におこもりをしたのが 5月5日だったのである。



 学者によっては「女の家」「女の天下」とも言った。

「女の夜」も神事や憩いやしきたりとして、いろいろな地方にいろいろな伝承が残されている。

 中にはここで私が記録するのはおこがましい内容矢、有名なところでは私の好きな『女殺油地獄』なども一例とされる。



 5月5日火曜日。

 私は形ばかりの菖蒲を買い求め、玄関に飾る。

 ちまきはよしにして、柏餅を買い求めた。

 あいにく奈良には柏餅のおいしいものは見つけてない。



 夫は書斎。

 息子はまた帰路の道を辿る。

 私は女の家とまでは行かないが、自分の部屋に一人いる。

 6月歌舞伎座公演 一世一代 仁左衛門丈の『女殺油地獄』みたさに悶々とした女の日を過ごしている。

 以前 三度ばかりみた 彼の『女殺油地獄』にふけり、妄想し、息子と名はれた寂しさを紛らわすのである。

 まさに女の日、母の日にふさわしい時間を過ごしていると、一人 ほくそ笑んでいる。

 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月5日 女の日 2

2009-05-05 | 民俗考・伝承・講演
 5月5日 女の日 2




 
 ではどうして、女の日だったものが子供の日になったのだろうか。

 5月5日 女の日 1と若干重複しつつも、異なる内容が読み取れる。


 
 端は初め、午は馬。
 
 両方、縁起物のように感じるのだが、どういう訳か、中国では端午の節句は災いの日とされていた。

 よって、5月5日には菖蒲や蓬を使って病気や災厄を祓う行事が古くから行なわれていた。

 近松作品の『女殺油地獄』で、男が女の家(油屋)で、外の様子をうかがい戸を閉めたとたん、戸口上から菖蒲らしき植物が一本落ちる場面があることは 前にも述べた。

 こういったことも 上にちなんだまじないの一つであると考えられる。

 

 元は中国から来た厄よけ。

 日本では鎌倉時代になると、[ 菖蒲 →『勝負』『尚武』]に語呂合わされたという。

 後に、男の子中心の行事になって言ったとされる。

 3月3日が雛祭りとして女の子の節供になっていくとともに、5月5日は男の子の節供として定着していったという説もあるのである。




                      つづく



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月5日 女の日 1

2009-05-05 | 民俗考・伝承・講演
(写真はイランの考古学博物館の展示物。鯉のぼりにちなんで、魚を選んでみた。

 最近の鯉のぼりには、うなぎも混じっていることがあるという。

 景気回復うなぎのぼりを祈願してのことらしい。

「株、あがれ。」
と蕪を両手に持った大臣も、あながち馬鹿にはできない昨今である。)







 5月5日 女の日 1



 
 以前にも記録したが、5月5日はもとは女の日であった。

 現在のように子供の日と定められたのはごく最近。

 私の生まれる10年くらい前のことである。

 ブログで親しくさせていただいている方に、こどもの日であると同時に、母に感謝する日であることも教えていただいたことがある。

 なるほど、調べてみると、「こどもの人格を重んじてこどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」と記されていた。

 ところが実際には、5月第二週目の日曜日を便宜上、母の日と定められている。
 
 これは商業上によるものなのだろうか・・・。

 日本にははっきりとした母の日がなかったため、アメリカ経由で、それに近い日を母の日と定めたという俗説もあるが、定かではない。

 いずれにせよ5月5日は女の日と、民俗学学者が口を揃えて唱えている。

 興味深いので、このブログでも何度となくこの話題は取り上げてはいるが、もう少し 話を進めたいと感じる。



                              つづく

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乱鳥の節約考

2009-05-05 | 乱鳥徒然 Rancho's room.
 贅沢は敵(笑み)

 とりあえず6月の歌舞伎座一世一代の『女殺油地獄』はあきらめた。

 ご心配いただいていたYNAさんにご報告が遅れたことを心苦しく感じています。

 いつもご心配をいただき、ありがとうございます。

 また、訪問くださっております皆様方には、心より感謝申し上げます。


 幸四郎丈の『ラマンチャの男』も 泣く泣く、やめる。

 平安神宮の薪能と竹三郎丈のとチケット購入は現在検討中。

 我慢に我慢を重ねる、一主婦である。


 とりあえずは 5月の南座の歌舞伎。

 6月の花組芝居。 恒例かつ楽しみの我當丈の歌舞伎教室。7月も『蜷川十二夜』は予定している。

 後は能楽やら祭り。

 神社仏閣や読書やフールドワークで楽しもうと考えている。



 気がつけば、ANA のポイントが三人分たまっている。

 あれだけ旅行好きだった息子も 今年の四月からは忙しいらしく、ポイントを私にくれるという。

 全員が半端にたまったポイントだが、息子の分で 懐かしの石垣くらいは行けそうだ。

 夫は仕事で職場と書斎に釘付け状態。

 こうなれば、中国と国内3カ所くらいを安宿探して、一人旅を楽しむか・・・。

 それもまたよし。

 
 あるいは換金してせこく買い物するか、現在検討中。

 不況の波。

 暗闇から 我が心にも押し寄せている.(笑み)

 年金問題を考えると、主婦の私は 将来が空恐ろしい、


 今は貯蓄に励む。

 私も心して取りかかろう。

 そういった基本的な姿勢が必要な時期に来ているのかもしれない。

 主婦として、まじめに将来を考える昨今である。


 それにしても、以前も言っていたが、シチリア島http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/802a71df1327423807c57d733281131b に 行きたいなぁ・・・

 (( ↑ 今回はアドレスリンクの方法が新パソコンではわからない。 戸惑い続けている。 ))
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パソコン中間報告と、感謝御礼

2009-05-05 | 乱鳥徒然 Rancho's room.
 先日、パソコンがつぶれてからというもの、大半をパソコンに費やしている。

 Aperture2 という簡単な写真加工を使用して遊んではみたが、全く思うような加工遊びはできない。

 おまけに、写真の縮小そのものの方法が見つからず、ブログにUPすることができない。

 なんという とほほな 私。

 下手な写真だが、こんなに楽しみ、生活の一部にしていたのかと今更のように気づく。


 ところで、ここのところ 家族四人がそろう機会が多かった。

 連休。

 大空に羽ばたいた子供の明るい笑顔は、かけがいもない私の宝。

 夫と息子とは疲れた顔をしながらも、壊れた私のパソコンの後処理に時間を咲く。

 あげく、眠らせていた数台のパソコンを使用できるように時間を割いてくれていた。


 ブログでお世話になっている親切な SS様には、今回もうれしいご指導も頂戴した。

 優しいMN様には励ましのお言葉も頂戴し、私はつくづく幸せものだと、日々、皆様に感謝。

 ありがとうございます。

 心より、御礼申し上げます☆^^☆


 また、多くのご来場いただいております皆様、いつもありがとうございます。

 私はとてもうれしいです☆★☆


 Windowsを使用する前には、私はブルーのmac を数年間使用。

 以前使用していた私の大切なパソコンは塔の昔に処分した。

 そうして今回葉結構新しい機種でのMACに戻ったのだが、ここ5、6年なのにその進化には驚きを隠し得ない。

 まず、キーボードやマウスに接続線がない。

 アナログ人間の私には、驚くばかりだ。

 時代の波に乗っていけない自分を感じる。


 写真加工もさることながら、今はグラフィックデザインに心が奪われる。

 以前にもGDのソフトが欲しいと感じていたが、一番安いものでも私には手が届かない。

 こりゃ、芝居を減らし、少しずつでもおこずかいをためるか、収入方法を考えるか、あるいはソフトをあきらめるか、決断のときである(笑み)

 凡人主婦の趣味に対する道のりは険しい。(笑み)





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今井町を楽しむ 『白壁の今井町ともう一つの顔』(写真2枚) /奈良県橿原市

2009-05-04 | お出かけ
          上は白壁の美しい 奈良県橿原市の今井町。




                


          そして、上の写真の今井町。






      『今井町を楽しむ』





   
 重要文化財として保存されている今井町は、今も生活の根付く 江戸文化や屋敷を感じ取れる宝の宝庫。

 その昔はずいぶんと人がすんでおられたそうだが、今は四十件ほどの屋敷や民家に人が住まれているという。

 下の民家は重要文化財に指定され低利か否かは私は知らない。

 美しく改装されまばゆい白壁の中で、下のような民家も 私はとてつもなく美しいと感じた。

 また、ミニバイクで走り、ミニバイクを押して歩く中で見つけた土産物屋さん以外の八百屋さんやおまんじゅう屋さん。

 人々は地元のものどお押しで語らい、日常の食品を買う。

 こういった生活感を感じる今井町も、私には興味深い。


 国の指定を受け、最近では近代的家の立て替えは禁止されているという。

 そういっ規制を受けた中で、今井町の歴史を残そうとされている住民の方々。

 ご努力がひしひしと伝わってくる。

 私たちは常に拝見させていただいているといった感謝の気持ちを忘れては行けない。

 ある種の心構えを持って、歴史的に貴重な今井町を楽しませていただきたいものである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今井町;春日神社の大型絵馬 3  絵馬(写真2枚) 奈良県橿原市

2009-05-04 | お出かけ
 
     (上は今井町春日神社の絵馬全体のごく一部)



      


     (上は歴史的物語を感じさせる大型絵馬や、相撲の番付けのを表したもの)






 橿原市今井町の春日神社内にある大型絵馬の全体のごく一部を写した写真です。

 絵馬は字の通り、馬の絵を描いたものが多くあります。

 馬の絵はこの成長を願っておさめられたようです。


 絵馬そのものの歴史は古いとのこと。

 もとは生馬を神に献じていたことに由来。

 生馬は奈良時代に馬をかたどった木馬や陶馬に変わり、また平安時代には板立馬となる。

 簡略化された形が現在のような絵馬になったらしい。


 絵馬の奉納が盛んになったのは室町時代の末。

 題材も馬だけではなく、武者絵、歌仙絵なども姿を現す。

 大型絵馬となって残っている中には、歴史や話などを表すものもみられる。

 これは大型絵馬1、2でも記録させていただいた通り。


 大型絵馬が多く奉納されていると、その土地の氏子の豊かな生活を想像する、

 実際に、豊かな暮らしを営んでいた、

 橿原の今井町は江戸時代には武士などにお金を貸したという 今村家などの屋敷が今も残されている。

 河原には巾着の方をかたどった柄。

 屋敷の表には馬つなぎの様子なども見られる。


 ここ今井町は江戸のにおいが細やかなところに残り、歩いていて見飽きることはない。

 そういった独特の美しい町の一角に、立派な大型絵馬が数多く残されているのは、納得のいくことである。

 
 また 行こう。

 江戸を味わいに。

 そう思わせる今井町であり、興味深い絵馬の数々であった。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今井町;春日神社の大型絵馬 2 『武者絵』 奈良県橿原市  【訂正あり】→『神宮(神功)皇后』

2009-05-03 | お出かけ
 奈良県橿原市の今井町内にある春日神社の大型絵馬の一つ。

 代表的な絵柄のな武者絵。

 見得を切り形を整え、すばらしく格好が良い。

 春日神社には古いものから新しいものまでの大型絵馬が数多くある。

 その数はかって私がみたこともないほどの多さで、みているとわくわくする。


 絵馬群の中に身を置くと、美術館の中にいるようで、かなり落ち着く。

 一、二時間なら有に楽しめる空間だ、

 近日中にもう一度、丹念に絵かも楽しんできたいと考えている。


  
 絵馬を眺めていると、人々の思いや願い、子供の成長祈願を感じ、ここちが良い。

 生活に根ずいた大型絵馬の空間は、純粋な人の願いをかいま見たような感じさえする。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 2009年7月14日【訂正・追記あり】


 武者絵と書いておりましたが、正確には『神宮皇后(神功皇后)』とのことです。

 大型絵馬の右の方に描かれた女武者のお姿が、『神宮皇后(神功皇后)』のように思われます。

 おそらく子孫繁栄などの祈願を込めて奉納されたのでしょうか。


 
 わたしはこの記録をつけた当時、この絵馬が『神宮皇后(神功皇后)』だとは気づきませんでした。

 早速『古事記』を取り出してきて、見てみました。



 教えていただきましたモモクリ様、ありがとうございます。

 ここに 追記させていただきました。

 教えていただき、楽しい時間を過ごすことができました。

 ありがとうございました。心より感謝しております。



 これからもいろいろとお教えいただけましたら、うれしいです。


 
                    乱鳥合掌

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今井町;春日神社の大型絵馬 1 『忠臣蔵』 奈良県橿原市

2009-05-03 | 舞台・音楽 雑感メモ
 奈良県橿原市の今井町内には、春日神社がある。

 中でもひときわ目につくのは大型絵馬。

 馬絵や武者絵や翁、老女と子の絵馬が多い。

 興味深いのは、平家の多々かの絵馬や、相撲の番付け。

 写真は私がとても関心を持った絵馬。

 歌舞伎でおなじみの忠臣蔵。

 私の心は燃える。


 大型絵馬の写真は何枚かは撮ったが、最近パソコンが痛み、新たに違うものを2機使用。

 そのため、使い方がいまいちわかりにくい。

 写真を複数毎貼付ける方法はまだ習得してないという鈍くささ。


 しばらく以前とは感じが違うブログになっているとは思いますが、御見捨てなくお願い申し上げる次第にてござりまする。

 皆様、よろしく御願いいたします。


 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

65; 『日本民衆文化の原郷』被差別部落の民族と芸能 沖浦和光 著  

2009-05-01 | 読書全般(古典など以外の一般書)

記録だけ  



2009年度 65冊目  



 『日本民衆文化の原郷』被差別の民族と芸能

 

  

 1984年11月30日

 318ページ 1800円+税 

 沖浦和光 著
 


 先日から 沖浦和光 著の、この本をたのしんでいた、

 伝統芸能の好きな私は、その原点を探るべく、丹念に熟読。

 おかげで、芸能全般と民俗学の両面が楽しめた。

 しかしながら、当事者に取っては深刻な問題が山祇だったようだ。

 おそらく、今も、寝ずよく残っているのかもしれない。



 記録

 能楽『阿漕』『鵜知鳥』『鵜飼』

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳴鳥、乱鳥、パソコンがつぶれた><;;

2009-05-01 | 乱鳥徒然 Rancho's room.
パソコンがつぶれました。
夕方からずっとパソコンと格闘していますが、なおりません。
今は家族のを貸してもらっていますが、形式が違うので、戸惑っています。
以前はMACを使ってたのですが、阿呆なのですっかり勝手を忘れていました。

最悪なのはパソコン形式によって PSが使えないことです。
せっかく ご機嫌良く遊んでいたのに(笑み)
APERTURE2の使い方を一から調べるの、YA!だな,

しばらく 亀脚のブログとなるかもしれません、
ご訪問いただいております、多くの皆様方、温かな目で見守っていただけましたら、うれしいです、
また、励ましの言葉などをちょうだいしました日には、乱鳥、涙がチョチョビレます。
皆様、これからもよろしくお願いいたします★☆★

                  乱鳥
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする