MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

(2015年)群馬レポート その3(曼珠沙華とアゲハ達)

2015年09月20日 | 昆虫

大型の蝶には赤い花が似合うと思いませんか?

沖縄で言えば赤いハイビスカスにツマベニチョウとかクロアゲハ、今年宮古島で撮ったナガサキアゲハなどがその典型ですね。

本土で今の季節でしたら、やはり『彼岸花』でしょうか。

(あえて今回は『彼岸花』ではなく別名の『曼珠沙華』と呼ばせてもらいます。…雰囲気で。)

 

一日目の撮影を終え、前橋に一泊しましたが二日目は天気予報通り朝から曇り空でした。

それでも空振りは無いだろうと、予定通り9時半の開園と同時に到着したところ、よくあることですが小学生の団体様が私と同時にご到着です。(^^;)

小学生が見学をする場所はほぼ決まっているので、一足お先に行って出来るだけ撮っておくことにしました。

ところがいつものオニヤンマウスバキトンボ、マユタテアカネくらいで特にめぼしい撮影対象は見つかりません。

そのうちに子供達の声が近づいて来たので、ここは諦めて丘の上に場所を移動することにしました。

これが不幸中の幸いとなりました。

登り切ったところにほぼ満開になった曼珠沙華の花畑(?)があり、2頭の黒いアゲハが吸蜜のために飛び回っているじゃありませんか。

内心、「やった~!」と言う気分です。(^-^)

よく見たら一頭はジャコウアゲハ、もう一頭はカラスアゲハです。

どちらも曼珠沙華でのショットは撮れていません。

   ジャコウアゲハ    EOS7D MarkⅡ+ EF70-300mm F4-5.6L    ISO800  1/1250  F6.3

   カラスアゲハ 翅の表側に赤い紋が見えているので雌ですね。

この2ショットだけでも満足して帰れる所でしたが、続いてまた別の蝶がやって来ました。

  お馴染みのアゲハ(ナミアゲハ)です。

どの蝶も翼が痛んでおらず、非常にラッキーでした。

さすがにもう終わりだろう…と思い、丘を下ろうとしたら、なんと!さらにもう一頭やって来ました。

  キアゲハです。(今日はなんてツイているんでしょう。) (^^)

ところでアゲハキアゲハ、違いが解りますか?

色は名前の通りキアゲハの方が黄色みを帯びています。

でも一番の違いは前翅の付け根の模様です。

同じ角度のショットを上げてあるので、比較してみてください。

撮りたかった絵が四種類も撮れて、これだけでも来た甲斐がありました。(^_^)v

 

次は赤トンボの予定です。

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(2015年)群馬レポート その2(ヒョウモンチョウ編)

2015年09月18日 | 昆虫

群馬県方面での昆虫撮影は5年前から続けているのですが、その時からヒョウモン系の蝶が多いと感じていました。

その中でも特によく見るのがミドリヒョウモンです。

最近は関東の平野部ではツマグロヒョウモンが幅を利かすようになってきましたが、この山間部ではミドリヒョウモンが多いようです。

前回の記事で、最初のアサギマダラポイントはミドリヒョウモンばかりだった…と書きましたが、そこはこんな状態でした。

殆ど、ミドリヒョウモンの雄ですね。  EOS7D MarkⅡ + EF70-300mm F4-5.6L IS USM   ISO500  1/400  F/5.6

これは一部なので、全体の様子は想像してみてください。(^^)

この状態ではアサギマダラのとまる場所が…。

ヒョウモンチョウの仲間は皆よく似ているので、いつも同定に苦労します。

この時期、東京でもよく見るツマグロヒョウモンの雄を比較のために上げて見ると…。

 ツマグロヒョウモンの雄 (撮影地 東京)  これはよく見ますよね。  

雌は、特徴があるので見間違える事はありませんが…、次はミドリヒョウモンの雄です。

前翅の中央にある4本の太いラインが特徴ですが、それでもかなり似てます。

雌は…というと

ちょっと形が丸いですが、色違いもいます。(4本線はありません)

ヒョウ柄の紋が大きく、ちょっと派手で大阪のオバチャン風?(^^)

ミドリヒョウモンの雌(暗色型)です。

何となく緑っぽいところもありますね。

今回見たヒョウモンチョウの仲間は90%以上ミドリ…でしたが、もちろん別の種類も見ることが出来ました。

オオウラギンスジヒョウモンの雌です。

ちょっと見では区別が付きませんよね。

名前まで似ているのもいます。

ウラギンヒョウモンの雌です。

何処が違うんだ?と言う声が聞こえてきそうですね。(^^;)

例外もいます。

メスグロヒョウモンの雌です。

名前そのままで、雌だけヒョウ柄ではありません。

この雄が、またミドリヒョウモンの雄とソックリなんですよね~。(^^;)ゞ

まだまだ色々いるんですけれど、今回撮れたのはこんな所でした。

次回の予告 : 次も蝶シリーズで行く予定です。 (曼珠沙華とアゲハ達…かな?) 

 

コメント (2)
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(2015年)群馬レポート その1(アサギマダラ編)

2015年09月16日 | 昆虫

久しぶりの群馬遠征です。

昨年の秋もアサギマダラを撮りに行く予定だったのですが、ツマグロヒョウモンの生態写真に掛かりきりで、結局行けなかったんですよね。

ちょっと時期を外すと、花が終わっていたり蝶の翅が痛んでいたりで写真にならなくなってしまうんです。

今年は台風や秋雨前線のお陰で、かなり心配はしましたが、何とか出かけられる天気になりました。

昨日は8時出発、交通渋滞もなく予定通り10時半撮影開始です。

最初に目を着けていた場所に行くと、なんとミドリヒョウモンばかりでアサギマダラは申し訳なさそうに1頭だけ。

それでも今年の初アサギマダラは押さえておきました。

フジバカマで吸蜜するアサギマダラ  EOS7D MarkⅡ + EF70-300mm F4-5.6L IS USM    ISO500  1/400  F/5.6

それならば、と毎年たくさん見ることの出来る場所に移動することにしました。

この公園は殆ど平らなところが無く、1日中撮影で歩き回るのは結構キツイ場所です。(^^;)

でも、そのポインには小さな池があってトンボも狙えるので、私にとっては楽しい場所なんです。

到着前からアサギマダラが飛び交っているのが見え、まずは一安心。

ここでしばらくの間、腰を据えて撮影に入ることに…。

ここで何とか翅がフルオープンの絵が撮れました。(来た甲斐がありましたネ。)(^_^)v

でもこんなのもいるんですよ。

アサギマダラの移動を調べるため…なんでしょうけど…。

まあ、あえて何も申し上げません。(-_-;)

 

今回のプチ遠征は二日とも、かなり満足の出来るものでした。

私がイメージしていた写真がいくつかゲット出来た、と言う意味において、です。

二日連続の里山歩きには少々疲れたので、明日からの天候不良は有り難いかも知れません。

群馬シリーズは写真整理後、順番に上げていきます。

(腰が疲れた~。)(^^;)

次回はヒョウモンチョウ編(予定)です。

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明日からプチ遠征予定です。

2015年09月14日 | カワセミ

明日、明後日と、ほぼ1年ぶりに群馬県で昆虫撮影の予定です。

去年まででしたら、春から2~3回は出かけていたのですが、今年は今回が初めてということになってしまいました。

4月頃、アゲハの室内撮影に目一杯時間を取られた事が行けなかった理由です。

今回は身軽にする意味もあり、レンズは70-300mmのズームをメインに、マクロ機能付きの24-70mmをサブレンズに持って行きます。

ただ、このズームでの本格的なマクロ撮影は初めてです。

チョッピリ写りに不安が残るので、とりあえず家の前でテスト撮影をしてみました。

キバナコスモスで吸蜜するイチモンジセセリ(ノートリミング)  EOS7D + EF24-70mm F4L IS USM    ISO400  1/80  F5.6

長焦点側が70mmなのでワーキングディスタンスが近いですが、雰囲気はマアマアかな?

 

今日、カワセミ撮影の方に関しては、イマイチ…いやイマニ位でしょうか?(私がいた11時までの話です。)

何回か来てはくれましたが石どまりは1回も無し。(5時過ぎの暗~い頃に1度とまったそうです。)

惜しいチャンスはあったんですよね。

7時25分 かなりの大物を捕らえました。

このまま赤石に行って欲しいな~。

あらら、通り過ぎちゃった。(T_T)

そこじゃないよ~。  EOS7D MarkⅡ + EF300mm F2.8 + EF1.4×Ⅲ    ISO800  1/1000  F5.6

大物を飲み込んだ後、またやる気を見せて飛び込んだのですが、おかしなモノが写ってました。

7時27分  飛び込んで、少しもたついたと思ったら…。

アレッ?何か放り投げた。

解りにくいので、拡大してみます。

何ですかね、これ? (ゴミ?水草?石って事は無いですよね。)

良く解りませんが、次のコマにも写ってます。

??????

何もなかったように、水から出てきました。

その後も石への飛来は無し。

 

明日の本命はアサギマダラです。

明後日は、明日の成果次第ですね。

何か1枚でも納得できるショットがあれば嬉しいのですが…。(^^)

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久しぶりの秋晴れでした。

2015年09月11日 | カワセミ

今週は自然の力をイヤという程見せつけられた思いです。

幸いにも私の住んでいるあたりは降雨量も少なかったので、大きな災害にはなりませんでした。

それでもほんの少し気圧配置が動いただけで、何時どうなるか解ったものではありません。

昆虫や野鳥を相手に自然写真を撮っていると、自然が人間の思い通りにはならないことを常に感じてはいます。

大地震がいつ来てもおかしくない状況ですし、心も含めて非常時の準備だけはしておきたいですね。

 

今週は雨続きで全く出かけられず、ブログの更新も6日ぶりとなってしまいました。

今日は朝から青空が覗いていたので、6時15分に家を出発。

予想はしていましたが、既に8人の常連さんがスタンバイ中。

もう既に朝から3回程飛来した、とのことです。

やっぱりちょっとノンビリし過ぎたかな?(^^;)

…いや、そうでもなかったようですね。

7時10分過ぎ…成鳥の雌がやってきてガマの穂にとまり、そこから飛び込みました。(^^)

EOS7D MarkⅡ + ED300mm F2.8 + EF1.4×Ⅲ    ISO800  1/1000  F/5.0

 

それからしばらく待って9時47分、やっと赤石にやって来てくれました。

1200×1500pixでトリミング

ゴミが一緒ですが、これは魚にくっついているだけだったようで、すぐにとれてしまいました。  ISO400  1/1250  F/5.6

縦位置で1枚

9時57分 この後、ガマの穂へ

9時59分 ガマの穂から飛び出し。  8連写の内2枚  ISO320  1/1250  F6.3

カワセミの影が良い感じに写っています。

赤石への飛びつきが撮れたので、一応納得して引き上げられました。(^-^)

11時00分、終了。

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