そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

柳原白蓮-1

2014年08月01日 | 日めくり帖

2014/08/01


「遥かなる君の恋ひしも大海の闇の奥より遠鳴すれば(『踏絵』-1/10)」

「【訳】手の届かないようなあなたを恋していてもついていけません。大海の闇の奥の方から遠鳴りが聞こえるから()」

「櫂さんの『四季』で白蓮とりあげて十首を今日から見ていくらしい()」

「連ドラで仲間由紀恵の蓮子さん興味持たれて話題になれる
(蓮子さんは、柳原白蓮がモデル。『白蓮れんれん』が放送前の16万部から、51万部のベストセラーになっている)」

「白蓮は例えば今日は新聞の三つの箇所に名前出でくる(テレビで特集、読売新聞のトピック欄、四季の歌)」

「『踏絵』にて行き場のない情念をほとばせたるも歌風は変わる(後半生の歌がよいとのこと)」

「誰か似る鳴けようたへとあやさるる緋房の籠の美しき鳥(1)」

「踏絵もてためさるる日の来しごとも歌反古いだき立てる火の前(2)」

「持ちいでし一つの包それひとつその家すべての財にてありき(3)」

「英霊の生きてかへるがありといふ子の骨壺よ振れば音する(4)」

「そこひなき闇にかがやく星のごとわれの命をわがうちに見つ(5)」

「わたつ海の沖に火ももゆる火の国にわれあり誰そや思はれ人は(6)」

「君ゆけばゆきし淋しさ君あればある淋しさに追はるるこころ(7)」

「思いきや月も流転のかげぞかしわがこしかたに何をなげかむ(8)」

「傍らに吾子といふもの眠らせて女子の幸を知りそめぬわれ(9)」


 

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