2017/04/25
「青柳や思ふことみな恋に近し(M28)」
「青柳風になびいて淀みなくすべてをみんな流していたり()」
「花札は十一月は柳だが青柳春の季語であるかな()」
「子規に恋ついに来ることなかりせば人恋しさや揺れる心や()」
「恋にうとき身は冬枯るゝばかりなり(子規M27)」
「晩春になつてようやく霜もやみ苗頭だし農家安心す(『霜止んで苗出ず』)」
「苗作り霜にやられること多く『苗代半分』という言葉あり
(苗作りがうまくいけば半分が過ぎたも同然)」
「忘れがたき思い出ひとつに重なりて紫ライラック庭のまんなか(鳥海明子)」
「原産地バルカン半島辺りらし花穂に固まり花つけており(花言葉:思い出を大切に)」
「ライラック別にリラとも呼びおりてアフガニスタンにもありますと()」
2017/04/25
「われらには歌奴にてなじみたる円歌師匠が急逝したり
(結腸がんによる腸閉塞、享年85才)」
「吃音を笑いに変えた『授業中』山のアナアナ懐かしきかな()」
「落語界最高顧問であったらし『爆笑王』は粋で軽やか()」