2017/10/07
「今日ふと次のことを考えた。短歌・俳句・文章などのブログ投稿を全部やめて、数学にどっぷり使ってみたいと…。これはつまり時間の流れに沿ってやって来たことを放り出すことになる。そんなことができるのか冷静に考えてみると暴挙でしかない。結構範囲の広い活動をやっているし、生半可ではいけない。新たにやりたい数学も取り組むとなると奥が深く精緻でないといけない。これも時間がかかるのである。わたしの数学の課題は、ガロアの業績を理解することである。あと数学をやるに際してどんな能力が必要なのかトレースしながら考えてみたいのである。高校時代に大学受験の数学はやって、企業の研修機関では基礎数学の他、応用数学やブール代数などもやった。それでどうしたということだが、気持ちとしてくすぶっているのが、西洋数学のおさらいをして、群論の極みを理解したいのである。ゲーデルの基礎数学はわかりにくくてあまり好きにはなれれない。さらに、できれば数学史についても学びたい。あと、和算とか算額奉納についても知ってみたいと望みを持っている。数学をやるという脇道も膨大な時間がかかりそうだ。やるにはやるが、大幅に譲歩しようかと考えている。どこで手を打つか。まずは、中学くらいの問題集や公式の証明などをやって整理していこう。ガロアについては、来年以降で如何かなと考えてみた。抽出できる語呂合わせは未公開にしてためていこう。()」
2017/10/07
「130.
撃たれたる鹿青年の顔をもつ
(小室善弘
/言われれば鹿の表情青年の目はぱっちりと体締まれり
/人間の生と重ねていると思う大きなる目で睨むが怖い)」
「131.
打水の流るる先の生きてをり
(上野泰
/打ち水の流れの先が行く先ををちこち変えて意志を持つごと
/雲なども時に生きるものに見え想像力を喚起させらる)」
「132.
うつくしきあぎととあへり能登時雨
(飴山實
/あぎととは顎のことだというけれど意味わからない能登時雨かな
/道行きに美人と能登を旅ゆきてぬれる時雨も乙なものかな)」
「133.
美しき距離白鷺が蝶に見ゆ
(山口誓子
/白鷺が蝶に見ゆるはどんなとき美しき距離あると言うけど
/白鷺が遠景の中飛び立って羽直角になれば見えるか)」
「134.
美しき声の揃ひて夏座敷
(伊藤敬子
/夏座敷酒飲みたればだみ声も時に入るもそれはないかな
/京女まわりで鈴がなるように話せば粋な夏座敷にと)」
「135.
美しき緑走れり夏料理
(星野立子
/夏料理緑がはしるは本当かそんな料理をもってこんかい
/ベタなりし『美しき』とはいかがかな飾り緑につい口にせし)」
「136.
空蝉のいづれも力抜かずゐる
(阿部みどり女
/幾匹の蝉のぼりきて殻脱げるいづれも力抜かず踏ん張り
/空蝉は殻ではあるが生きていて時制も過去にしてはおらずて)」
「137.
空蝉のなほ苦しみを負ふかたち
(鷹羽狩行
/前足を引っかけ木肌にとりつくも力に抗い苦しそうなり
/念力の効薄れれば空蝉も木から落ちては一生終える)」
「138.
空蝉の涙の如き眼かな
(上野泰
/空蝉の眼が涙に見えるとふ指摘されればごもっともかな
/蝉殻に収まれるとき目の玉は無視ができない大事な臓器)」
「139.
空蝉を机上に置けば飼ふごとし
(山田弘子
/死してなお動けるやうな力ありあたかも飼えるようだといえり
/それぞれの足に動きがありまして観察すれば動くようだと)」
2017/10/07
「理科学の分野で賞を逃したりノーベル週間すこし落胆(物理学:重力波の存在実験)」
「毎年の春樹に期待文学賞意外な結果財団はする()」
「なんとなく近寄りがたい石黒氏本の厚さで吾は避けおり()」
「作品はイメージ的に重厚もたぶん上質読むべき本か()」
「最新版ケルト扱う物語賛否両論あるが読まんか
(『忘れられた巨人2015』『夜想曲集2009』『わたしを離さないで2005』
『私が孤児だったころ2000』『日の名残1989』)」
「村上はノーベル賞にふさわしいテーマ扱う作家であるか(ちょっと疑問)」
2017/10/07
「毒茸や赤きは真赤黄は真黄(M29)」
「真っ赤とか真黄色なる毒キノコ茸博士よ教えてくれろ()」
「その逆に地味な色した毒キノコ黙ってないで出てこんかいや()」
「ヒシクイの好物なりし菱のことぺタンク場で裾につきおり(ググると違っていた)」
「食用の菊の花びら茹でたあと三杯酢とか辛子和えにて(『もってのほかの菊膾ナマス』)」