そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

夢浮橋〔3 〕

2008年12月17日 |  / 源氏物語

2008/12/17


「尼君に僧都の文が届きては尼にしたこと悔やんでいると()」

「尼君が僧都の文を見せたれば顔赤くして黙ってしまう()」

「僧都から消息もらい伺うと優雅な童歩いてきたり()」

「童には尼君が出て応対す文を受け取り中味を見たり()」

「浮舟も責められ簾の外見ればかわいがりたる弟だった()」

「尼君も童の顔が愛らしく少し似ていて弟と知る()」

「浮舟は少しためらい話しては記憶をなくし思い出せぬと()」

「さきほどに見たあの童幼き日会った気はして懐かしくあり(しかし会えない)」

「もうひとつ文を持ちたりこの文を直接渡せと仰せつかれり()」

「かたくなに拒むを無理に押し出せば童もよりて文を差し出す()」

「尼君が文を開いて見せたれば昔ながらの筆で書かれり()」

「法の師と尋ぬる道をしるべにておもはぬ山にふみまどふかな(#111)」

「浮舟はさすがに泣いてひれ臥せり尼君困り途方にくれる()」

「尼君が童の相手なされたり物怪のせい普通でないと()」

「この童帰っていかにしらせればいいか分からず是非一言と()」

「一言も得られず尼は慰めるそう遠くない又来いという()」

「人知れず慕いし姉に会えなくて歯痒く不満募らせ帰る()」

「大将も待ちわびたれどたわいなく帰ってきては興ざめがする()」

〔完〕




 

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