そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

九骨添削例-2

2016年04月13日 | 俳句

2016/04/13

「風の揺る軒の藁しべ去ぬ燕(藁しべの軒に吹かるる帰燕かな/赤田とし枝)」
「足下の透ける庭草秋進む(花終えし秋草に足透きにけり/北尾ユウ子)」
「飴色に日日細りゆく干大根(飴色に細つてゆけり干大根/鈴木功)」
「退院のともにやさしい蝉しぐれ(退院の友を迎へぬ蝉時雨/小川節子)」
「ひつじ田に姿けしたる鳩の群(ひつじ田にかき消えにけり鳩の群/兵頭ゑみ)」
「神なびの雨ふふみたる木下闇(神なびのあめふふみけり木下闇/剱持マリ子)」
「赤い羽根つけていささか若返る(いささかは若返りたり赤い羽根/植木和子)」
「鰻食う思い出しけりいんば沼(鰻食ふとき思ふなり印旛沼/矢田静子)」
「城崎や七湯めぐり宿浴衣(城崎や七湯めぐりし宿浴衣/西津清)」
「菊枕はずしたるとき匂ひけり(菊枕はづしたるとき匂ひけり/大石悦子)」

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