がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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カー

2013年03月29日 | ・琉球歴史/文化風景

1週間ぶりに久高島の史跡記事。

今回は「カー」です。
(イントネーションはまっすぐ)

カーとは泉、湧水のこと。

久高島にはいくつかのカーがありますが
今回訪れた3つのカーを御紹介。

まずはやぐるカー。

こちらは神女が禊(みそぎ)に使う神聖なカー。

こんな伝説があります。

イシキ浜に穀物の入った黄金の壺が流れ着いた。
人がそれが取ろうとすると壺は離れていってしまった。

しばらくするとまた壺が寄ってきたが
取ろうとするとまた離れて行ってしまった。

そこでこのやぐるカーで禊をし待っていると
今度はすんなりと取ることができた

と言う話。

人ひとりがようやく入れるかな?
というほどのスペースで
砂地のままのくぼみに少し水がたまっている
という状態でした。

いわゆるカーらしいカーとは
ちょっと違ったかな?

ハジカー。

階段を下りて行くタイプのカー。

中城グスクのウフガーとか
チチンガーとかもこのタイプ。

しっかりと整備された井泉。

ここで面白かったのはコレ↓

ひさくってなに?

って思ったら「柄杓」でした(笑)

これも。

ここで水浴びとか洗濯とかしたら
一銭の科料(罰金)だそうで(笑)

 戦前の、ある意味史跡。

最後に漁港の近くのトギャーンディーカー。
(…多分。あってるかな?) 

 どういう意味だろう?

こちらも階段を下りていくカー。

 

各地に今も残るカーは拝所になっている所は多いですが
水が枯れていたり土や草木が溜まっている所がほとんどです。

水源が生きている所は掃除してキレイにして
憩いの場として活かすのもアリだと思うんですけどね

 


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