『中国から見た古琉球の世界』
(孫薇 著/琉球新報社)
読了しました!
見方を変えると違った事実も見えてくる。
外国(中国)から琉球はどう映っていたんだろう?
琉球を語る上で中琉関係は避けて通れない事項なので
これまでもいろんな本で読んではきましたが、
実際の中国の人が書いた本、ということで興味がわき購入。
難しいかな…?と思いましたが、
思っていたよりも読みやすかったです。
個人的に興味深かったのは、
いろんな使者たちの固有名詞がたくさん出てくること。
名前があるだけで、その人個人の存在がよりリアルに感じられますよね。
それから三山時代の王たち。
汪応祖、察度、武寧、他魯毎、攀安知などなど、
朝貢という記録を通して、
この人たちの新たな一面を垣間見ることができました。
特に武寧は良かった。
今ならまた違った武寧が描けるかも。
それだけでもこの本を読んでよかったな、と。
もちろん、これも中国側から見た琉球の一面。
これが琉球の全てではありませんが、
新たな発見や新鮮さが味わえるかもしれません。