前回の続き。
サイボーグキャラいじり、ラストです。
(そしてありがちな夢オチ)
察度のツノヘアーについて。
琉球男性の髪型「カタカシラ」は
古琉球時代は耳の横にあった、
というのは、
もう大丈夫でしょうか?
(え!知らなかった!という人は、
例えばこちらやこちらをどうぞ)
その起源は舜天王にまでさかのぼる…
との伝承がありますが、
今回舜天は横にお い と い て、
別の伝説から。
むかしむかし、
この国(リュウキュウ)には鬼が住んでいて
二本のツノを付けていた。
ある日、他国の人が来て
そのツノを打ち落としたのだが、
末代までの印に、と
片方のツノは切らずに残しておいた。
鬼は後に人間になったのだが、
以前の姿を懐かしんで、
片方のツノをまねて髪を結うようになった…
『琉球神道記』
察度のカタカシラがツノ状なのは、
この伝説からの着想でした。
(本の中では1番古い時代の人物でもあったので)
ちなみに、
引用元の『琉球神道記』とは、
1603年~1606年まで琉球に滞在していた袋中上人が、
中世の神道(仏教)や琉球の宗教事についてまとめた書。
琉球開闢神話など、多数の神話、説話、
について記している。
薩摩侵攻前の古琉球時代の様子が垣間見える
貴重な一冊です。
+
ところで、このツノヘアー。
私、学生時代の髪が長かったころ、
よくやってました。
一つ結びおだんごだけど、
丸いおだんごではなく、
こういうツノっぽいおだんごにしてましたね。
ツノおだんご、ツノヘアーって、
今もファッションとしてもあるしね。
大きさとか数とかほぐしとか、
時代によってニュアンスは違うけど。