がじゅまるの樹の下で。

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宮城島の南グスク

2020年04月16日 | ・琉球歴史/文化風景

 

久々の、グスク探訪記事です。
(2019.5訪問)

 

訪れたのはうるま市海中道路を渡った先の島、
宮城島にある「南(なん)グスク」です。

なんグスクって響きですぐに浮かぶのは
名護市の名護(なん)グスクなんだけど、
こちらは南と書くほうの「なんグスク」です。

 

 

ちゃんと案内表示もありました。

 

「南」とあるように、
南グスクの由来は南山にあるようです。

 

南山から逃れてきた宮城按司は
イークン山に住んでいたが、
のちにナングスクに移った
と言われているようです。

 

 

門っぽい。

 

 

入ってすぐに、泉が。

「ナンガー」かな?

 

 

さらに登っていくと
「按司火ヌ神」がありました。

 

 

祠のそばにわずかに石垣が。

道はさらに奥へと続きます。

 

 

切り立った崖と大岩の間を行く。

 

そこからさらに上に登ると…

 

 

お墓がありました。

宮城按司と、その妻のお墓だそうです。

 

 

行く道もお墓の周りもきれいにされていていたので
きっと今でも住民の方々が大切にしているのでしょう。

 

 

ちょっとお天気が残念でかすんでいますが
木々の間からは伊計島が見えました。

 

 

宮城按司がなぜ南山を追われたのか、
いつの話なのか、

そして、宮城島の按司といえば
向かいの伊計グスクの按司と戦った
泊グスクの川端イッパーですが、

彼と宮城按司との関係なども
気になりますね。

字誌などもあるようなので
その辺を調べてみたら
南グスクや宮城按司にまつわるドラマが
もう少しわかるかもしれません。

 

以上、
グスク訪問レベルC
宮城島、南グスクでした。

 

参/「うるま市文化財シリーズ10 宮城島」(うるま市教育委員会)


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