先日、久々にガイド出動しました。
友達2・3人と一緒に行ったついでに
案内ってことはあったけど
団体をちゃんと案内ってのは
よく考えたら識名園では初めてだった。
(下見&復習しに行ってて良かった)
実は、下見に行った時、池がすごく淀んでいて
びっくりするくらい汚かったのですが
すっかり綺麗になってて良かった!
識名園って面積的にはなんてことはないので
ただ何も知らずにぐるーっと回るだけだとすぐ終わっちゃう。
(識名園に限らず、でしょうけど…)
でも冊封使をもてなすために工夫された
様々な仕掛けを意識して歩いていくと
あれだけの小さなエリアでもずっと広く感じ、
1時間ほどかけてじっくり楽しむことができます。
(今回は休憩も含めて1時間15分)
参加者の感想でも
「いつの間にか1時間もかけて周っていたと知ってびっくりした」
っていうのが結構ありました。
訪問したのにブログで紹介していないグスクがかなりあります。
でも最近は史跡巡りもかなりスローペースなので
まだ100登城には至ってないですけどね。
今、たぶん90くらい。
マイペースにぼちぼち行きます。
そのうちの一つをご紹介。
糸満市にある摩文仁(高摩文仁)グスク。
摩文仁と言えば平和記念公園。
そうなんです。
摩文仁グスクは平和祈念公園の中にあったんです。
平和祈念公園には地域ごとに
たくさんの慰霊碑、慰霊塔があるのですが、
そのうちの一つ、
鹿児島エリアの裏にあります。
↑写真の右側に鹿児島の慰霊碑がある。
戦争でほぼ破壊されたらしく
正確なグスクの形は分かりませんが、
トップ写真の相方積みに、野面積と
遺構はちらほらとみることができます。
公園の階段を登って、
丘のてっぺんに向かいます。
崖に面したこの部分もグスクの一部だったらしい。
喜屋武の具志川グスクを彷彿とさせる眺め。
てっぺんにはグスクの碑。
解説版はなし。
断崖の先端。
黎明の碑。
そこからの眺め。
左
右
今帰仁村今泊集落にある伝統的な竹垣「チニブ」
備瀬もそうですけど、フクギ並木の集落は
トタンで垣根にしている家をよく見ます。
トタンではなく伝統的な竹垣を、と
実験的に復元されたものです。
集落全体がチニブなのではなく、
数軒分のみ。
おかげで探すのに苦労しました
実はかなり前にもチニブの話を聞いて
車でうろうろ探してみたけど挫折。
ならば今回は徒歩で、と
うろうろ歩き回ってみたけど探せず
周り周って結局公民館にいた人に聞きました。
…なんだ、すぐ近くじゃないか。
一本隔てた道はさっき通ってたのにね。
半分に割った竹(琉球竹?)を交差させて
手作業で編まれています。
トタン垣根よりも断然涼しそうでかっこいい。
これは実験的な試みのようですが、
今泊集落全体をチニブに統一できれば
備瀬にも負けないフォトジェニックな
観光スポットになりそうです。
人物比。
結構高さもあります。
180~190cmくらいはありそう。
*琉球沖縄、一問一答*
【第56問】
近世、将軍が代わるたびに、
その即位を祝うために派遣される
使節のことを何という?
(答えはランキングバナーの下)
【答え】
慶賀使(けいがし)
*
謝恩使と慶賀使、
よく似ているけど
言葉の意味を知れば間違えないはず。
どちらも江戸の将軍に向けたメッセージが
そのまま使節名になってます。
「将軍様、新しい琉球王に認めてくれてどうもありがとう~」
↓
謝恩使
「新しい将軍様、即位おめでとうございま~す」
↓
慶賀使
どちらも琉球から江戸に派遣されるので、
総じて「江戸上り(江戸立)」と言われました。