『夜廻』シリーズ第3弾!!
お外で遊びたいからSwitch版を買ったぜ!!
PS5が泣いてる!!
~~あらすじ~~
ひどい虐めを受けて屋上から飛び降りた主人公が目覚めたのは
これまでに見たことのない場所。
謎のお姉さんの手引きによって戻ることができたものの、
朝の6時までに記憶を取り戻さなければ呪いにより死んでしまう。
呪いを解くためには街に散らばった思い出の品を見つけなければならない。
~~~~~~~~
まずは開始時にヘッドホンの指示を受ける。
確かに音へのこだわりはかなり強い。
鬱陶しいほどの虫の音や、遠くを走り去る車のエンジン音など
夏の終わりの夜に感じる不安を音で表現している。
ただ、お化けが出たときにキーンと耳鳴りのような音を出すのが
素で耳鳴り持ちの自分にはきつかったので少なくともヘッドホンはギブ。
こんなこと書かれるとビビるわw
今までのシリーズと同様、神社や港など、街の色んな場所をステージとして
その場所に即したお化けに追い掛け回される。
お化け屋敷のような多彩さはシリーズ共通。
夜の街のマップを埋めていく楽しさも従来どおり。
ボス戦が面白い。
といってもこちらから攻撃することはほとんどなくて逃げ回るだけなんだけど。
主人公のもどかしい移動スピードと、じわじわ迫るボス。
スタミナ切れで走れなくなる部分まで考慮して
ギリギリで逃げ切れる計算にしているのがホラーゲーとして実にうまい。
どのボスも怖いのは当然として、
潜在的に違和感・不快感を生み出すデザインが実に見事。
おそらくそれぞれのボスに設定はあるのだろうけれど、
それをあえて作中で明確にさせないのが
主人公であるプレイヤーと得体の知れない存在との距離感を表していて
じんわりとした怖さを増幅させているのがいい。
「朝の6時まで」という期限はリアルタイムではなく設定上のもの。
ボスを倒して得たアイテムから記憶を思い出せる。
ストーリー的には小出しなものの、終盤で一気に動かすのが爽快。
前作『深夜廻』ほどのえぐいトリックはないけれど、
心に染みるビターなどんでん返しはシリーズ共通。
思い出の中でたびたび出会う「謎のお姉さん」の存在感と安心感。
絶望からわずかに見える光明をたどれるのがホラー作品として良質。
クリア後は過去作と同様に夜の街をまわってアイテム探し。
Switchに実績機能があればもう少し頑張ったけど
めんどくさいからいいか。
■■■現在の進行状況■■■
本編クリア済