感想:スーパーマリオブラザーズワンダー

2023-12-02 12:49:50 | ゲーム (Switch)










きちんとした2Dのマリオを遊んだのはいつ以来だろう。
マリオアドバンス4以来な気がする。



ちょっと遊んでみて「さすが任天堂!!!」と思い切り感心してしまった。。


まずは『ワンダー』というタイトルが示すとおりに、
ワンダーがワンダーたるゆえんが素晴らしい。
各ステージに隠されているワンダーフラワーをとると「何かが起こる」。

その「何か」がステージごとに全部違うのだからすごい。





敵の大群に迫られたり





骨の化石だったはずの龍が生き返ったり





画面中の敵が突然歌いだしたり



何が起こるかわからない状態から何が起これば楽しいのかを
完璧に計算して作っている制作スタッフの心意気。



こんなことはファミコン時代は容量が足りなくてまず無理だし、
ハードのスペック的にも実現できない。
何よりこんな面倒くさいことを考えても実際にやろうとは思わないw

サイドビュー2Dマリオの正統進化を
初代スーパーマリオから30年以上の時間を超えて見せてもらった。






ゲームの難易度自体は、自分のようなゲーマーからすればかなり易しめ。
それでもこの無数のアイデアを受け取るだけで、ものすごく楽しい。

映画でさらに深まったマリオの世界観を崩すことなく
ゲームならではのエンタメ性を追求するノウハウが桁違い。





そして今作で非常に重要なポジションとなるのが
ステージのあちこちにいる「おしゃべりフラワー」。






難所を越えたときや隠しコインを見つけたときには褒めてくれるし
不思議なことが起こったときには驚いたりツッコんだりしてくれる。
このウザ楽しさが癖になるw

一人でどんなにすごいプレイをしても淋しいのがテレビゲームの短所でもあるが
自分のプレイにリアクションを返してくれるキャラがいるだけでこんなにも楽しい!!

こいつら自体はまったく自分で動くことはないけれど、
ただ言葉をかけてくれるためだけにその場で人生を過ごしているのかと思うと
なんとも趣深いではないか!!








そんなわけで。

一人プレイで全ステージを完全クリアしたのでオンラインプレイもやってみた。
死んだときに5秒間だけ幽霊になるので、
そのあいだにほかのプレイヤーに触れると生き返ることができる救済措置。
すなわちアクションゲームが苦手な人でも最後まで遊べるという親切設計。
「クリアしたことにして進む」は親切がオーバーフローして最悪な仕様だものな。



生き返らせる以外で他のプレイヤーに干渉することはできないが、
上級者同士でマッチングしたときに、阿吽の呼吸で互いに何も言わなくても
ヨーイドンでどちらが先にゴールできるかのレースになるのが楽しすぎるw

実況動画なんかでもそうだけど、
ほかのプレイヤーが死ぬところを見るのは面白いw
幽霊になって生き返ろうともがいてるのを見るのも超楽しい。





他のプレイヤーを助けたときや、一緒にゴールしたときに「ハートポイント」がもらえる。
一緒にゴールすることが目的だからこそ、
相手を助けたり待ったりといったプレイスタイルが自然になる。

ハートポイントを集めてもまったく何もないのだけれど、
この「プレイヤーの褒めかた」こそが任天堂ゲームの本質。
遊ぶことで優しさが身に着くので子供の情操教育にもよろしい!!




すっかり任天堂信者丸出しの感想になってしまったけれど、
マリオブランドを大切にしているのが痛いほど伝わった神作品。
これが作れるなら任天堂もswitchもまだまだ安泰だな!!!



■■■現在の進行状況■■■

メダル6個
ハートポイント3850


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