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「標準ソフトウエア工学教科書」を作ってみたいと思います-その3 1.1 情報処理とは

2011-09-10 11:02:14 | 土日シリーズ
シリーズ「標準ソフトウエア工学教科書」を作ってみたいと思います
 という話を前回書きました。

今回は「1.1 情報処理とは」です。




■1.1 情報処理とは


 人々は毎日、いろんな活動をしています。ご飯を食べたり、寝たり、ご飯を食べたり・・あれ?
 ま、とにかく、ご飯を食べることを考えましょう。
 給料日、お金を下ろしてきて、お昼ご飯を食べることを考えます。
 そうすると、こんな活動をします。

  会社の事務のおねえさんが、銀行に給料を振り込む
  私が、銀行でお金を下ろす
  私が、松屋にいく(吉野家でもすき屋でもいいんだけど)
  松屋で、食券を買う
  松屋で、牛丼をたべる

 このうち、「松屋で牛丼を食べる」場合、牛丼はモノなので、私の代わりにあなたが食べたとしても、活動目的は達成されません。活動目的は、「私のおなかを満たすこと」ですが、あなたが食べたら、私は、まだおなかがすいたままです。

 ところが、銀行に給料を振り込む場合、最近は、モノが動いているのではないです。
 お札を持っていって、銀行に振り込んでいるわけではなく、「いくら、だれかさんに振り込んでください」という情報を銀行に伝えて、銀行は、それを受け取って処理しています。




 このように、モノではなく、モノの一部の特性(数量とか)を取り出すと、それは、データ、情報ということになります。
 そして、このデータを入力とし、なんらかの処理(変換・計算)をして、目的となる出力を得ることが情報処理ということになります。

 この情報処理、モノが動いているわけではないので、実は、他の人がやってもOKです。
 振込みは、事務のおねえさんでなく、おにいさんがやってもいいし、ロボットがやってもいいかもしれません。
 となると、そういうことを電気的にしてくれる機械を作っちゃえということになります。
 この機械が、電子・計算・機「コンピューター」になります。




 なので、現在では、情報処理というと

  何らかの入力をもとに、コンピューターがさまざまな処理を行い、結果としての出力を得ること

 ということになります。
 
 そしてこの、入力→処理→出力の一連の行為を、「アクティビティ」と呼びます。

 なお、コンピューターは、目に見えて使うこともありますが、「松屋で、食券を買う」のときのように、見た目は食券を売っている機械なのですが、中で、コンピューターに相当するものが入っている場合があります。この場合、コンピューターが「組み込まれている」ということで、「組み込み」といいます。




次回は、「1.2 ソフトウエア工学とは」

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