シリーズ「標準ソフトウエア工学教科書」を作ってみたいと思います
今回は「2.2 V字型、フィードバックV字、W字型開発」です。
■2.2 V字型、フィードバックV字、W字型開発
前章の2.1では、ソフトウエアプロセス、すなわち以下に示すプロセス
要求分析
設計
外部設計
詳細設計
実装(プログラミング)
テスト
単体テスト
結合テスト
総合テスト
を単純に順番に並べるウォーターフォールモデルについて説明しました。
ここで、開発プロセスの関連について考えるます。
要求分析→設計→実装の内容を、テスト工程で確認しているいう関係になっています。
そこで、この関係を明確に示すと、
要求分析 総合テスト(性能テスト等:非機能要件)
設計
外部設計 結合テスト
詳細設計 単体テスト
実装(プログラミング)
となります。これを、美しく?すると
おお、美しいVの字が・・・
というので、V字型開発といいます。
つまり、V字型開発は、要求~実装までのテスト関係を明確にしただけで、
順番に行うということは、ウォーターフォールと同じです。
さらに考えてみると、ウォーターフォールは、前の工程が終わったら、次の工程に進むわけだから、次の工程に進むときには、前の工程のテスト仕様書は書けるということになります。
こんなかんじ
(Tは、テストのこと)
おお、美しい?Wの文字が・・・??
というので、このように、次の工程に進む際、前の工程のテスト仕様書を作成してしまい、テスト時、そのテスト仕様書を受け入れて、テストを実施する開発方法をW字開発といいます。
ここまでは、結局ウォーターフォールモデルのパラダイム、すなわち、工程が終わってから、次の工程に進むというパラダイムは崩れていません。
しかし、そのパラダイムは現実的には厳しいものがあります。
次工程に行ってから、前工程の間違いに気づくこともあるからです。
そこで、次工程に行ってから、間違いに気づいたら、1つ前の工程に戻るという開発方法が考えられました。こんなかんじ。
これが、フィードバックしているV字型モデル、フィードバックVです。
今回は「2.2 V字型、フィードバックV字、W字型開発」です。
■2.2 V字型、フィードバックV字、W字型開発
前章の2.1では、ソフトウエアプロセス、すなわち以下に示すプロセス
要求分析
設計
外部設計
詳細設計
実装(プログラミング)
テスト
単体テスト
結合テスト
総合テスト
を単純に順番に並べるウォーターフォールモデルについて説明しました。
ここで、開発プロセスの関連について考えるます。
要求分析→設計→実装の内容を、テスト工程で確認しているいう関係になっています。
そこで、この関係を明確に示すと、
要求分析 総合テスト(性能テスト等:非機能要件)
設計
外部設計 結合テスト
詳細設計 単体テスト
実装(プログラミング)
となります。これを、美しく?すると
要求分析 総合テスト 外部設計 結合テスト 詳細設計 単体テスト 実装(プログラミング)
おお、美しいVの字が・・・
というので、V字型開発といいます。
つまり、V字型開発は、要求~実装までのテスト関係を明確にしただけで、
順番に行うということは、ウォーターフォールと同じです。
さらに考えてみると、ウォーターフォールは、前の工程が終わったら、次の工程に進むわけだから、次の工程に進むときには、前の工程のテスト仕様書は書けるということになります。
こんなかんじ
要求分析 総合T仕様書作成 総合T仕様書受入 総合テスト
外部設計 結合T仕様書作成 結合T仕様書受入 結合テスト
詳細設計 単体T仕様書作成 単体T仕様書受入 単体テスト
実装(プログラミング)
(Tは、テストのこと)
おお、美しい?Wの文字が・・・??
というので、このように、次の工程に進む際、前の工程のテスト仕様書を作成してしまい、テスト時、そのテスト仕様書を受け入れて、テストを実施する開発方法をW字開発といいます。
ここまでは、結局ウォーターフォールモデルのパラダイム、すなわち、工程が終わってから、次の工程に進むというパラダイムは崩れていません。
しかし、そのパラダイムは現実的には厳しいものがあります。
次工程に行ってから、前工程の間違いに気づくこともあるからです。
そこで、次工程に行ってから、間違いに気づいたら、1つ前の工程に戻るという開発方法が考えられました。こんなかんじ。
要求分析 総合テスト
↓↑ ↓↑
外部設計 結合テスト
↓↑ ↓↑
詳細設計 単体テスト
↓↑ ↓↑
実装(プログラミング)
これが、フィードバックしているV字型モデル、フィードバックVです。