彼女はドアにメモ書きを残して
行ってしまった
そこにはもう我慢ができないと
書かれてあった
オレの周りにある
目に見えないさまざまなプレッシャーから
彼女は まるで
自由を求める囚人のようだった
愚か者がのさばり、
賢者が馬鹿をみる世の中だが
なあ、聞いてくれ
人生は牢獄なんかじゃない
火の無いところに煙は立たないもんさ
誰だって欲望の心を持ってるもんなんだ
彼女は去った
去っちまった・・・
マネシツグミよ
お前は聞いたかい?
オレが聞けなかった彼女の言葉を
彼女は出口を出てった
耐えられなかったんだ
彼女は出ていってしまった
うまくいかなかったんだ
子どもたちよ
もし、オレが泣いてるのを見かけたなら
それはオレの女がいなくなったからと思ってくれ
もしも、もしも、もしも このオレが泣いてたなら・・・
彼女は去ってしまった
いなくなっちまった・・・
マネシツグミよ おまえは聞いたかい?
オレが聞けなかった彼女の言葉を
彼女は去っちまった・・・
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信頼してたヒトがいなくなるとつらいよね。
理解してくれるヒトがいなくなると、それはなおさらだよ。
この曲もアルバム「カヤ」に収録されてる。
ボブ・マーレーのような活動をしてると批判も多いだろうから
よっぽどの信念がないとなかなかツライだろうけど
去られた方からしたら裏切られた気分になると思う。
でも、ボブ・マーレーはちゃんと理解してるんだね。
自分といると大変だろうなっていうことが。
だからといって悲しみは消えることはないだろうし・・・。
そういう気持ちも充分に伝わってくる名曲だよ、この曲は。