yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

ポールとジョージ。

2014年05月04日 | ビートルズ

今まであまり考えてなかったけど

ポールとジョージの関係性の悪化がビートルズ崩壊につながった原因のひとつだったんじゃないかと思わせるインタビューが「アンソロジーDVD」の中にあった。

例えば、

これらはポールから出てきたデビュー前のエピソード。

 

「ジョージとは1歳半の年の差があって、それくらいあると若い頃だとやっぱりどうしても子どもっぽく見えちゃって、自然と軽く扱うことも多かった。」

「ジョンは年上だったから、バスなんかに乗るとジョンの隣に誰が座るかでよく争ってた。でもスチュが現れるとジョンの隣はスチュになって、ボクはちょっと彼に嫉妬したりしてた。」

 

解散してもうずいぶん経った後のインタビュー(たぶん、1990年ごろ)のせいか、割りと正直に告白してるね。ポールは年齢を意識するんだなってちょっとビックリもするよ。

でも、ジョージとは実際は9ヶ月ほどしかないらしく、

この話を多分聞かされたんだろうと思うんだけど

ジョージが

 

「彼とは9ヶ月違いでグラマースクールでも同じ学校に通ってて学年も同じだった。でも友人になって一緒に行動するようになるのはずっと後になってからだったね。」

「今でも彼とは9ヶ月違いだ。(笑)そこはずっと変わってないはずだよ。(笑)」

と、言っていたのには笑っちゃった。

 

ポールは「ジョンの隣はボクじゃなきゃ・・・」と強く思ってたんだろうね。

ポール自身からも「ボクはジョンのファンだから彼の曲には最大限貢献したかった」なんてセリフも出てきていた。

 

ジョージ「デビュー後も、いつも軽んじられてるような気がしていた。車に乗る時もジョンとポールが前だったしね。ボクは常に後部座席で前に座ったことなど一度もなかった。」

ジョージ「ジョンとポールにできるんだったら誰にでもできると思って作曲に取り組んできた。」

ジョージ・マーティン「ジョージは曲作りに苦労していた。ジョンとポールはお互いアイデアを出しあっていたけど、彼は一人で取り組んでたからね。共作すれば?と提案したけどそれはイヤだったらしい。あくまでもひとりが良かったみたいだった。」

ジョージ・マーティン「《サージェントペパー~》のときもジョージの曲を何曲か聴かされたけどまったくだめだった。『傑作レコードが出来上がりそうなんだからもう少しがんばっていい曲を持ってきて来てくれ』と伝えたよ。」

ジョージ「《トゥ・オブ・アス》でボクは我慢できずにポールにこう言った。『キミが弾けといえば弾くし、弾くなといえば弾かない。何だってキミの思うとおりに演ってやるよ。』とね。もうこれでおしまいだと思った。こんな思いをするくらいならひとりでやったほうがまったく楽しいよ。」

ポール「《へイ・ジュード》のときも同じようなことがあった。ボクがピアノで歌いだすとジョージが合いの手ででギターフレーズを入れてくるんだ。『それはやめてくれ』というと彼はとても不満そうだった。でも、これはボクが作ってきた曲だったからね。ジョンが作ってきた曲はジョン、ジョージが作ってきた曲はジョージのアイデアを優先するのは当然だと思うよ。」

ジョージ「《ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス》の曲のとき、ポールとジョンが全く一生懸命に取り組んでくれてないと感じた。せっかく良い曲なのにこのままじゃダメだ。だからエリック・クラプトンに声をかけたんだ。彼は『ビートルズでなんて恐れ多くて・・・』と尻込みしたからボクは『ビートルズの曲じゃない。ボクの曲だから大丈夫だ』と言って連れてきたんだ。」

 

これらはジョージを扱った映画「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」のなかにあった。

ポールは、『ヘイ・ジュード』の歌詞のエピソードでもわかるように、

自分があまり自信のない部分でもジョンからOKがでれば自信を持ってそのまま出せるくらいジョンのことを信頼してるけど、

ジョージへの態度はその真逆で、自分では意識してないだろうけど、なんとなく軽んじた扱いをしてたんじゃないのかな。

それをジョージは敏感に感じていたんじゃないのかなと思う。

だから、ジョージは「サージェントペパーズ~」の頃にはビートルズメンバーでいるということに興味を失っていたんだろうと思うね。

ホント、ジョンが言うとおり、

「4人の人間がずっと長いこと同じことに取り組んでたらいろいろ問題がでてくるよ。」ということなんだろう。

つくづくマネージャーのブライアン・エプスタインが生きてたらなあ・・・と思うよ。

まあ、「~たら、~れば」というのは後からいくらでも言えることなんだけどね。

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YouTube: George Harrison - While my guitar gently weeps antology

↑弾き語りバージョン。正式発表のアレンジもいいけどギター1本だけでも十分いいね。

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