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yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

ボブ・マーレー「シーズ・ゴーン」

2010年02月09日 | アートイラスト

She_is_gone     オレの女は 行ってしまった
    オレの女が 行ってしまった

    彼女はドアにメモ書きを残して
    行ってしまった
    そこにはもう我慢ができないと
    書かれてあった

    オレの周りにある
    目に見えないさまざまなプレッシャーから
    彼女は まるで
    自由を求める囚人のようだった

    愚か者がのさばり、
    賢者が馬鹿をみる世の中だが
    なあ、聞いてくれ
    人生は牢獄なんかじゃない
    火の無いところに煙は立たないもんさ
    誰だって欲望の心を持ってるもんなんだ

    彼女は去った
    去っちまった・・・

    マネシツグミよ 
    お前は聞いたかい?
    オレが聞けなかった彼女の言葉を

    彼女は出口を出てった
    耐えられなかったんだ
    彼女は出ていってしまった
    うまくいかなかったんだ

    子どもたちよ
    もし、オレが泣いてるのを見かけたなら
    それはオレの女がいなくなったからと思ってくれ
    もしも、もしも、もしも このオレが泣いてたなら・・・

    彼女は去ってしまった
    いなくなっちまった・・・

    マネシツグミよ おまえは聞いたかい?
    オレが聞けなかった彼女の言葉を

    彼女は去っちまった・・・

**************

信頼してたヒトがいなくなるとつらいよね。

理解してくれるヒトがいなくなると、それはなおさらだよ。

この曲もアルバム「カヤ」に収録されてる。

ボブ・マーレーのような活動をしてると批判も多いだろうから

よっぽどの信念がないとなかなかツライだろうけど

去られた方からしたら裏切られた気分になると思う。

でも、ボブ・マーレーはちゃんと理解してるんだね。

自分といると大変だろうなっていうことが。

だからといって悲しみは消えることはないだろうし・・・。

そういう気持ちも充分に伝わってくる名曲だよ、この曲は。

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クリント・イーストウッド監督「真夜中のサバナ」

2010年02月07日 | 映画

Respectable 今週末にレンタルした映画は

またもやクリント・イーストウッド監督の

「真夜中のサバナ」。

原題は「Midnight in the garden of Good and Evil」

直訳すると「善悪の庭での真夜中」。

なんかよくわからんが、邦題でもいまいちよくわかんない。(笑)

でも、映画自体はものすごくおもしろい!

2時間30分ほどの映画だけどホントあっという間に過ぎてった感じがする。

無名の記者がサバナに住むお金持ちのクリスマスパーティーの取材に呼ばれてサバナにやってくるところから物語は始まるんだけど

この街は奇妙なことが多く、よそ者である記者はびっくりすることが多いんだけど、さらに驚きなのは、そこに住んでる人たちはそれを受け入れて何事もないように暮らしていることだった。

クリスマスパーティーが終わった後、殺人事件がおき、そのパーティーの主催者であるお金持ちが逮捕されちゃうんだけど、その真相は何なのか?というミステリー映画だったけど、

単なるミステリー映画にしないところが「さすがっ」と、うならせるところ。

きっと、この映画でイーストウッドが伝えたかったのは

物事には「あいまいさ」が付きもので、客観的事実なんていうものは存在しないんだっていうことなんじゃないかって思うんだ。

ヒトにはそれぞれの見方があって、それぞれ隠したいこともあるし、うそもついて生きている。

それをわざわざおおっぴらにして「真実は何か」なんて突き止める必要はないんじゃないかってね。

芥川龍之介の「藪の中」じゃないけど、ヒトの見方や立場によって事実は異なって受け止められ、

その中のどれが正しくてどれが間違ってるなんて吟味するのはナンセンスだって言ってる気がする。

実際、この映画は、ほとんど「藪の中」に近い構成になってる。

まず、犯人のお金持ちの主張があり、目撃者はいないけど、警察の捜査でお金持ちのウソが主張され、最後に呪術者の言葉がある。

結局、お金持ちの告白と呪術者の言葉が同じだから

妻は「そういう霊的なものがあるって言いたい映画なのかな?」なんて言ってたけど

ボクはまったく違う印象を受けたなあ。

芥川龍之介は「藪の中」で、「人間のエゴによって事実はゆがめられる」っていう、人間に対してちょっと批判的な表現をしてるけど、

この映画は「それでもいいじゃないか」っていう人間愛が感じられる。

呪術者の最後の言葉「死者よりも生きてる方を大事にしな」っていうことからも

それは感じとれるんだ。

この「物事にはアイマイさが付きもので、客観的事実っていうものは存在しない」っていう考え方には異論もあるとは思うけど、ね。

この考え方は量子論の「不確定性原理」によく似てるんだ。

ミクロの世界では常にアイマイさが付きまとうっていうやつ。

アインシュタインなんかは「そんなことはありえない」って最後まで認めなかったけどね。

でも、ボクは、これはミクロの世界だけじゃなく、マクロの世界でも通ずるんじゃないかって考えてる。

こういう、「ヒトが感じること」っていうところにそれは顕著になる気がする。

なんか、映画からずいぶん離れた話題になっちゃったな。(笑)

まあ、そんなこんなで面白い映画には違いないんで観てない方にはお勧めの一品ですよ。

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イラスト「時間が伝えてくれる」

2010年02月05日 | アートイラスト

Time_will_tell2 昨日、ボブマーレーの「タイム・ウィル・テル」の訳詩をしてたら

曲とは別に

詩にすごく共感をおぼえて、

今日は、そのタイトルのまま別のイラストも描いてみた。

ボブ・マーレーの曲とは全くかけ離れたつもりだったんだけど

出来上がってみると

実はこっちの絵のほうが曲に上手くマッチしてるかも・・・。

うん、なんだかラスタのイメージで描いてた部分も大きいんだな。

こうやって、そういうステレオタイプのイメージから離れることがすごく大事なんだって事に、

今回取り組んでみてようやく気がついた。

こうやって少しずつ一皮剥けていけてる感じがすると

なんか気持ちいいね。

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ボブマーレー「タイム・ウイル・テル」

2010年02月04日 | アートイラスト

Time_will_tell    我らの神「JAH」は
   禿げ頭どもに権力を決して与えはしない
   
さあ、オレ達をはりつけにするがいい

    時間だけだ・・・
    時間さえたてばすべてわかってくる
    天国にいると思ってたが、
    実は地獄だったって事が

   そう、時間さえ経てば
   すべてがわかってくるだろう

   同胞(ブラザー)たちだけじゃなく、
   支えてくれる世界中のすべての人たちに
   このことを伝えよう

   時間さえ経てば見えてくるはずだ
   天国だと思って住んでる場所が
   実は地獄だったってことが

   子どもたちよ、
   もう泣かないで
   あの、イチジクの木をみてごらん
   そう、あれこそが「自由の木」なんだ
   だから、もう泣かないで
   子どもたちよ

   時間さえ・・・、
   時間さえ経てば・・・

*****************

ボブ・マーレーはいつも前向きだよね。

この曲もアルバム「カヤ」の最後に収録されてる。

やさしくて、とても力強い曲だ。

ボブの言うとおり、歴史を見ても、少しずつだけど良くなってきてることは確かだよね。

昔は虐げられてる人たちがいても、それが当たり前だと支配する側もされる側も思ってただろうけど

今じゃ、それが当たり前だなんて誰も思わなくなってきてる。

人権活動家の人たちからすれば

それだけがモチベーションになってるだろうと思うよ。

そんなにね、急には物事は変化しないし・・・、

逆に言うと、急に変化させちゃいけないと思うんだ。

急に変化させると必ずリバウンドがあるもんだから。

ダイエットと一緒だよ。(笑)

何事も少しずつ、少しずつ・・・が大事なんだよね。

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ボブ・マーレー「ラニング・アウエイ」

2010年02月03日 | アートイラスト

Running_away   キミは逃げる
   逃げ続ける・・・

  だけど、
  自分自身から逃げることなんて
  できやしない
  どんなに逃げたとしても
  自分からは逃れられないんだ

  何かいけないことでもやっちまったかい?
  自分の居場所が見つけられないのは
  そうやって逃げ回ってるからなんだぜ

   自分の荷物が一番重いって?
   それは誰もがそう感じてるよ
   でも、
   他の誰がそれをわかってくれる?
   誰だって自分が一番つらいって感じてるんだ

     それでも、キミは逃げる
     逃げ続ける・・・

   でも、わかってくれ
   自分自身からは逃れることなんて
   できやしないってことを

     何かやらかしたんだろ?
     何か・・・何か・・・、人に知られちゃ困ることを・・・
     なぜ、居場所が見つけられないかって?
     それは、逃げ回ってるからなんだ・・・

   ・・・いや、やめてくれ
   オレは逃げちゃいない
   そんなこと言わないでくれ
   オレは逃げてなんかないよ
   自分の身を守ってるだけなんだ
   争いに巻き込まれたくないだけなんだ
   混乱に満ちた家で過ごすより
   一人でのんびりと過ごしたほうがよっぽどましさ
   そう・・・
   だから、オレは決めたんだ
   キミから離れることを・・・

     ・・・そして今になって、キミは言い出した
     オレは逃げてるって
     でも、それは真実なんかじゃない
     オレは逃げてなんかないんだ・・・

**************

::::::::〈追記〉::::::::

この曲は、ボブマーレーの「カヤ」というアルバムに収録されてる。

最後の方は、ほとんどつぶやくように歌ってて

歌詞の内容とあいまって、いろいろ感じさせてくれる曲だね。

一緒に活動してる人たちと仲たがいでもあったのかな?とか、

奥さんと別れる決心をした曲かな?とか。

でも、どんな状況でもこの曲の「自分自身からは逃れられないんだよ」というテーマには普遍性があるよね。

ボブ自身も「逃げてない」って言ってるけど、

きっと、「逃げてる」という自覚はあったんじゃないかって想像させる曲。

だって、最後の方の歌い方はなんか自信なさそうなんだもん。(笑)

言い訳してんのカナ?っていう感じ。(笑)

ま、

どんなヒトだって、「後ろめたい気持ち」は持ってるだろうからね。

それは、ボブ・マーレーもおんなじ、ということなんだろうね。

このアルバムは他のアルバムと違って、

「レゲエの神様ボブ」じゃなくて、「人間ボブ・マーレー」の気持ちがすごく表されてるアルバムだから、

それはそれでとても楽しめるよ。

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