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yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

映画『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』

2017年07月09日 | 映画
映画『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』予告編


最近、DVDレンタルのペースが週2本になってしまったような気がするが、まあいいか(笑)

今回はドキュメンタリー映画「マイケルムーアの世界侵略のススメ」。

マイケルムーアと言えば、
「ボーリングフォーコロンバイン」で米国の銃社会を、
「華氏911」では米国の戦争偏重政治を大いに皮肉ったことで有名。

今回もその例にもれず米国社会を大いに皮肉っている。



イタリアでは米国の労働環境の酷さについて、
フランスでは学校現場の酷さについて、
フィンランドでは学校教育の在り方について、
ドイツでは自分たちの祖先がやらかした罪の受け止め方について、
ポルトガルでは犯罪者の扱い方について、
アイスランド、チュニジアでは女性の地位について、
スロベニアでは・・・なんだったっけ?(笑)



まあ、とりあえず、どの国も「医療・教育の無料化」なんかは当たり前のように制度化されているみたい。

この映画はそういう各国の取り組み方とその成果をおおざっぱだけど紹介してくれている。

*   *   *


でも、
実は、各国の取り組みの根底にあるのは「人権の尊厳」にあるんだよね。

子どもだろうが、犯罪者だろうが、貧乏人だろうが、お年寄りだろうが、「個々人それぞれを人として尊厳する」と言う考え方。

この考え方に基づかないと、

どんなに表面的にまねをしても失敗するだろうね。

そして、

その「個人としての尊厳」は、それを奪おうとする権力側と常に戦っていなければならないということもよく理解できた。

*  *  *

この映画は米国社会を皮肉っているわけだけれども、これは日本にもバッチリ当てはまる。

日本もね、米国社会を追っかけてなんかいないで

欧州をモデルにした方が絶対いいと思うよ。

日本国憲法の趣旨にもバッチリ合っているしね。


と、いうわけで、

日本国憲法が目指した国が一体どういう国なのかを知りたい人は、

この映画が示してくれていますのでお勧めします。
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映画『4デイズ・イン・イラク』

2017年07月08日 | 映画
孤立したポーランド部隊の運命はいかに!?映画『4デイズ・イン・イラク』予告編


今週は「4デイズ・イン・イラク」をレンタルした。

ポーランドの平和維持活動部隊の「カルバラの奇跡」と呼ばれる実話を基にした映画。

ドキュメンタリー映画さながらのリアルな映像が見どころ。



*   *   *


2004年にイラクの都市カルバラで、多国籍軍のポーランド部隊とシーア派武装勢力が衝突した戦闘を題材に描く戦争ドラマ。敵に囲まれながらも、たった40名で奮闘したポーランド部隊の4日間の激戦を活写する。バルトーミェイ・トパ、アントニー・クロリコフスキらポーランドの俳優が集結。奇跡と称された戦いの再現に震撼(しんかん)する。


*   *   *


ブルガリアの特殊部隊や米軍が参加している多国籍軍の中でポーランドの部隊は「平和維持活動部隊」という名目だったから米軍並みの戦闘行為は基本的にやっちゃいけないことになっていたらしいけど、

セリフをよく聞いていると、

だからと言って、他国軍から軽んじられているわけでもない。

それぞれの国情に合わせた「それぞれの役割に徹する」ことこそこういう部隊では重要なことなんだと実感できる。

だから、日本の自衛隊が「戦闘行為ができない」からといって引け目に感じることはないんだということも理解できると思う。

政治家の中には「血を流さないと国際貢献とは言わない」と考える人もいるが、決してそうではない。




部隊の中で医療担当が戦闘しないからと言って軽んじられる?

決してそんなことはない。

その役割にしっかりと取り組めば、戦闘に参加せずともそれはそれでリスペクトされるのだ。

だから、この映画でもポーランド部隊がブルガリアの特殊部隊や米軍に引け目を感じることなく、対等にやり合っている。




平和主義を持つ日本も国際貢献としての役割は日本らしいものであって良いのだ。

わざわざ「違憲」の「戦闘行為付与」をする必要などサラサラないということもこの映画を観るとよくわかる。

現場での様子を少しでも感じたい人にはお勧めの映画です。
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たなばた

2017年07月07日 | 写真


昨日は七夕の前日。

ようやく笹が届いたので、

職場の子どもたちと七夕飾りや、短冊に願いごとを書いて、笹につるした。
 

 *   *   *


「どうせ願い事なんてかなうわけがない」


 *   *   *


最初は、

こういう重たい言葉も発してた子どもたちも、

最終的に飾り付けられた笹を見て、

子どもたちは、満面な笑みを浮かべて満足そうだった。






とにかくね、

『しんどい思いをした分だけやり切った達成感は大きい』

『今は先が見えなくても、コツコツと目の前の作業を続ければ何かしらの成果が得られる』

子どもたちには、こういう作業を通してこれらを味わってほしいと思っている次第。



もちろん目の前の成果も大事だけど、

10年後、20年後の子どもたちの力になるような、

子どもたちそれぞれの「心を育てる」ような、

そういう支援をできれば良いなと考えている今日この頃。
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カマキリ

2017年07月04日 | 写真
今朝、玄関先にまだ幼生のカマキリがいた。



もしかしたら、

台風が近づいているのを察知して

避難してきたのかも。

でも、まあ

そんなことがあるわけないよね。

多分、電灯によってくる虫を目当てにカマキリくんもやってきたんだろう。

今年はホントにいろんな虫をよく見かける。

やっぱり温暖化のせいなのかもね。

研究者によっては、また氷河期が近づいているという話もあるけれど。

体感的には温暖化の方がより可能性が高い気がする。

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【映画】戦場のピアニスト 

2017年07月02日 | 映画
【映画】戦場のピアニスト 日本国劇場予告編


ロマンポランスキー監督作品の「戦場のピアニスト」をレンタルした。

実在したポーランドのユダヤ人ピアニストがユダヤ狩りが吹き荒れる第2次大戦を生き延びるお話。

「ライフイズビューティフル」もそうなんだけど、
この手の映画を観るたびに「なぜ、ユダヤ人は殺されるとわかっているのに一切抵抗しなかったんだろう?」とつくづく思う。

何十人もいるユダヤ人がほんの数人のドイツ兵になすすべもなく理不尽に殺されていく。
それを何の抵抗もせずただただ嵐が過ぎ去るのを待つかのように、じっとしたままでいるユダヤ人たち。
きっと、どうしようもない「あきらめ感」が彼らを支配していたんだろうと思われる。

ユダヤ人同士が管理し合うような仕組みを作り、
憎しみが同胞に向かうように仕向けるナチのやり方も相当ずるい。

ナチ側についた人たちもそれほど恩恵を被るわけでもなく、ただちょっとだけ周囲のユダヤ人よりも良い思いをするだけなんだからね~。

そういう意味では本当に民衆の心理をついていると思う。

そうしないと生きていけないような誘惑をユダヤ人に働きかけ、それに乗った人間と乗らなかった人間でまた分断されてしまう。

それが積み重なった結果が上に書いたような「あきらめ感」に支配されてしまったんだろうね。

日本を振り返ってみると、
こういう状況によく似ているような気がするし、
本当に危機感を感じる。

安倍氏率いる自民党がじわりじわりと民衆から牙を抜いていっているように感じる今日この頃、
この映画は日本人がきちんと観ておきたい映画だと思います。
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