1m弱と短め(←個人的主観です。)のホイップアンテナを長くするため、どのバンドでやってみるのかを決める必要がある。ちなみに、この1年ちょいの間に私が揃えたHFBシリーズは28MHzと50MHzを除く7バンド分で、このうち調整が手付かずなのは21MHzと24MHzだ。
とりあえず調整済みのアンテナは温存することにして、残った2択のうち21MHz(HFB-15)に前記事のエレメントを充てて18MHzをねらってみることにする。
問題は、前記事のエレメントで長さが足りるのかだ。これが足りなければ、プランの見直しになる。そこで見極めのため、HFB-15のベースコイルに前記事エレメントを取り付けて簡易測定を行った。
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【注】ここで言う簡易測定とは、わざわざアンテナチェックケーブルを使わずに、FT-818で使っている任意長の車内敷設ケーブルのままアンテナアナライザーで、とりあえず測ってみることを指している。
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まずは、長さ1303mmエレメント。一番長いエレメントがNGであれば他の2本は測る意味が無いので、このプランの妥当性を確認。結果は以下のとおり。
■【簡易測定】HFB-15ベースコイル+長さ1303mmエレメント(取付け時の挿入長さ≒10mm)
・f0=16.219MHz、SWR≒1.00、Z≒50Ω、帯域(SWR≦1.5範囲)=16.050~16.388 MHz(16.219MHz±169kHz)
■【簡易測定】HFB-15ベースコイル+長さ1303mmエレメント(取付け時の挿入長さ=目いっぱい)
・f0=16.737MHz、SWR≒1.00、Z≒50Ω、帯域(SWR≦1.5範囲)=16.566~16.908 MHz(16.737MHz±171kHz)
とりあえず、プランそのものがボツではないことは確認できた。次に、長さ1001mmエレメントで同様の測定を行う。結果は以下のとおり。
■【簡易測定】HFB-15ベースコイル+長さ1001mmエレメント(取付け時の挿入長さ≒10mm)
・f0=17.215MHz、SWR≒1.00、Z≒49Ω、帯域(SWR≦1.5範囲)=17.044~17.386MHz(17.215MHz±171kHz)
■【簡易測定】HFB-15ベースコイル+長さ1001mmエレメント(取付け時の挿入長さ=目いっぱい)
・f0=17.871MHz、SWR≒1.10、Z≒46Ω、帯域(SWR≦1.5範囲)=17.698~18.044MHz(17.781MHz±171kHz)
以上からプランは妥当、引当エレメントは長さ1001mmとした上でカット&トライを行えばよいことが分かった。
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と言うことで、今日はプランそのものの妥当性と、使用エレメントの選択を行った。次はこのエレメント(長さ1001mm)を両頭グラインダーで削りながら、アンテナアナライザーで測定していく。果たしてHFB-17と比べて全長がどれだけ長くなるのか?非常に楽しみだ。
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