最近のリグに付いているアンテナ端子は、ハンディー機でもない限り水平方向になっていると思うけど、そこにアンテナを直付けして立てたい方は、MP-MJ-Lなどの変換?中継?コネクターを付けて垂直方向の向きにしている方も多いと思う。(私の場合、FT-818が該当するも、今のところアンテナ直付けでは使用したことが無い。)
しかし私は、「そういうコネクターで素性が分からないものだった場合、内部の造りが怪しいこともあるのでは?」と思っていて、残念ながらそれを確かめる方法が身近に無い。そこで、「MP-MJ-Lコネクター相当をねらった同軸ケーブルを作っちゃえ!」となった。
と言うのも、1年ちょい前に常置場所のアンテナを撤去した際、室内分の10D-FB(X6000で使用していた。)を3mほど捨てずに持っているため、「これで作ったれ。」とザックリプランを決める。これが2月上旬の話。
その後、偶然にもMJ-10DLがセール品になっていることを発見し、別のセール品やMP-10DFBなど計4点を購入。別のセール品については後日紹介するとして、今回は製作に向けた加工を行ったので、それについてまとめたい。
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通常、MJ-Lコネクターはモービル用のアンテナを取り付けるためのものなので、MJコネクター口元(網線側)は円筒端面になっている。しかし、ここにMP-3などのコネクターを取り付けたい場合は、廻り止めの角の先端のみが当たり、ほとんど接触してない状態に陥る。それだと不安定なので、今回はMPコネクターの角が納まる切欠き4か所を追加工した。
そこで、切欠きの大きさや位置精度を確保するため、フライス盤を使用。更に削り量をなるべく少なくしたかったため、R1.5のボールエンドミルで半円&半球状に削った。削り方向は内→外とし、なるべく内側にバリが発生しないように仕向けた。最後に“ささっぱ”で外周に発生したバリを慎重に除去し、作業終了とした。
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この加工は、ハンダ付け後に行いたくなかったので、最初に行った。次は切断した10D-FBにMP-10DFBをハンダ付けしようと思う。これも出来栄えを重視すれば2番目に持ってくるのが手堅いと思うが、その辺についてはpart2記事で触れたいと思う。
それと、これに関する作業&記事作成はWXが雨の日や、夜などの寒い時間帯に行っていくので、少々時間がかかるかもしれない。で、晴れた日はアンテナ調整など外作業に充てたいので、記事UPが連続にならなくなると思う。そこはリンクを貼ってフォローするので、そんなペースを許して下さる方にお付き合いいただけると、うれしいです。
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