part1記事では、MJ-10DLコネクターにMPコネクターの廻り止め用ニゲを4か所加工した。今回はpart1記事で書いた着手条件の1つ“WXが雨の日”なので、そのつづきを進めていく。
次の工程は、MP-10DFBのハンダ付けなのだが、その前処理を挿む。それは、10D-FBの芯線がコネクターに引っかかることなく先端まで届いてもらう必要があり、それを邪魔する部位の除去だ。具体的には、ケーブル芯線の切断形状を砲弾状に整形し、コネクター先端の内角にあるバリの除去だ。
この2つ、意外とバカに出来ない。特にバリは、それに気付かず強引に芯線を挿し込んだ結果、切欠き部から亀裂が走り、先端+αを引き千切ってしまいお釈迦にした事案を経験している。今回も内側にバリがあったため、“ささっぱ”で丁寧に削ぎ落した。
更に少しでも滑らかに挿し込めるように仕向けることと、芯線先端周辺にハンダ溜まり空間を確保するため、10D-FB芯線先端をヤスリで砲弾状に整形した。これらを経て挿し込んだ状態がUP写真で、ここにハンダ付けを行った。
MP-10DFBコネクターが取り付いたら、それをFT-818に接続し、UP写真のようにMJ-10DLコネクターを反対端に当て、FT-818をウラ返しで置く。MJ-10DLコネクターには飾りナットを取り付けることで座りが安定する。こうすることでFT-818とMJ-10DLコネクターの先端面が平行になるように仕向ける。
まず、この状態で芯線をハンダ付けし、一旦FT-818から取り外して網線をハンダ付けする。それらが冷めれば、ケーブル挿入用スリーブの周囲に自己融着テープと布絶縁テープを巻き、少しだけ見栄えよ良くしてみた。
完成品を改めてFT-818に取り付けてみて、コネクター先端面から12mm根元側まで2枚の飾りナットをねじ込み、お互いを締めてダブルナット状態にした。これで位置固定&緩み防止となり、モービル用アンテナを飾りナット面までねじ込めば、通常のモービルと同じイメージの取り付け方に出来るはずだ。
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とりあえず、形は出来上がった。今回は導通&短絡確認を行ったが、SWRは確認していない。次回(次のWXイマイチな時、他)は、必要な小道具を準備してSWRを測定しようと思う。
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