2月初旬、ネットでFT-818のSWRメーターについて検索していた時、その結果一覧の中に当BLOGの過去記事が含まれていた。この時点で検索目的に対して既に脱線が始まっているんだろうけど、どんな内容だったか思い出し切れなかったので、ちょっと見に行くことにする。
その過去記事の内容は、走行中にFT-857DMで送信したところ、内蔵のSWRメーターの不可解な振れ方に気付き、幾つかの原因を予想~調査~特定していき、NG状態に至ったプロセスの仮説を幾つか立てていたが、結論はMAT50にシワが入ってボディー密着面積が減ってしまったことによる接地不良となっていた。
記事を投稿した日付から、これは前車@ラクティス時代の記事で、当然「今@シエンタのMAT50はどうなん?」となり、2週間ちょい後となる2/18(日)に現物を確認してみた。その結果、多少の劣化は見られたものの2年弱という使用期間を踏まえると、ラクティス時代の状況より程度は軽いものだった。
そこで、使用(設置)状況にどんな違いがあるのかを検討。その結果、貼り付けてからの日数、天候、形状と言うか地上高、ボディーカラーが思い付き、それ以外(野晒駐車、天井に貼り付け、他)は成り行き任せも含めて違いがほぼ無いことを再認識した。
この中で、最も大きな違いはボディーカラーだと思う。ちなみに私が乗っていたラクティスはブラックマイカ(真っ黒)で、シエンタはアバンギャルドブロンズメタリック(ベージュ系メタリック)だ。一般的に、黒は熱を比較的多く吸収する(太陽光を反射しにくい)と言われており、蓄熱性はピカイチだろう。
仮に、熱(太陽光)の吸収がゼロになったとして、同じ物質&同じ温度であれば色が異なっても比熱は同じなので、黒いボディーは放熱にかかる時間が長い、つまり熱い時間が長く続くことになる。その間はMAT50が高温に晒されていることになり、結果、シエンタ(ベージュ系メタリック)の方が蓄熱している時間は短いと思われる。
こういう現象(熱の変動)が日々繰り返される訳で、そうなれば真っ黒ボディーの方がMAT50の劣化に寄与することになり、実績ベースで半年と2年の差となって現れたものと推測する。
-・・・-
これを踏まえ、MAT50の交換サイクルや、アンテナ調整時の状態などを意識することにして、「この先も、安定かつ正確な無線活動をキープできれば。」と思うのでした~。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます