5年以上前から放置していた“FT-857D”の修理を行いたいと思い、準備を始めた。きっかけは6/21のチラシ、この内容で「FT-857Dはまだ現行機種かい?」と思い、メーカーのサイトでウラ取り。現行機種であることを確認した。
ここで、私のFT-857Dの不具合状況の概要(詳細は過去の調査記事を参照。)は、以下のとおりだ。
(1)ディスプレイが多くのドット抜けならぬ“ライン抜け”してしまい、一部の表示内容は特定出来なくなった。
(2)144MHz帯と430MHz帯のSメーターの触れ方が固いorそもそも受信感度が低くなっている可能性が有る。
そして以下は、修理に向けて行った準備や確認作業などの記録だ。
■6/22(土)
まずは、リグに被ったホコリの掃除。少なくとも2年は火を入れていなかったので、触るのに抵抗を感じるレベルになっていた。やっぱりこれからの作業時に周囲が汚れることと、ダイヤルやボリューム類を動かすことでホコリが中に入り込むことは避けたいので。
次に、メニュー設定の内容を手元に控える。ここでようやくリグを起動、メニューモードに切り換えて全メニュー(→オモテメニューね。)の設定内容をデジカメで撮影した。これでオールリセット(工場出荷状態)になっても、現状の設定を再現出来る。
■6/26(水)
今日は送信出力と言うか、正常な送信が出来るのかを確認。ダミーロードを用いて、7MHz、14MHz、18MHz、28MHz、50MHz、144MHz、430MHzの各バンドで定格出力であることを確認した。ここまでで自力で行えることは、全て終えた。
■7/6(土)
最後に外からの調査。つまりQSOによって、こちらの送信電波を受信してもらい、具体的な結果を得たい。と言うことで、当BLOGに度々登場しているscaleさんに連絡、430MHzFMで1時間強のQSOにお付き合いいただく。
まずはこちらの受信。送信出力を1W~50Wまで多くの設定で送信いただき、都度Sメーターでレポートを送る。最大でもS5、最低はS2であった。また、受信感度を疑いたくなる弱い信号特有のノイズは一切無いことも確認&報告した。
次にこちらの送信。音声(いわゆる“変調”)に関しては問題無し、その他ノイズも一切無く、正常な信号であると報告いただいた。
∴ 以上を踏まえ、「私のFT-857Dは、修理する価値は有る!」と判断した。
■7/7(日)
おそらく6~7年ぶりになると思うが、行きつけのハムショップへ行く。もちろんメインは修理の依頼だが、1時間ほど近況報告&情報交換という流れに。そこで得た情報の中に「リグのモデルによっては、同じ型番でも異なる技適番号(→ただし個体毎に付与していたモデルは除く。)が存在する場合が有る。手持ちのリグが現行の技適番号でない場合は、事実上のモデルチェンジが行われた後の旧型と言わざるを得ないこともある。」とのこと。
つまり、実機と現行モデルに世代差が有った場合は、ハードやソフトのいずれかor両方が異なるかもしれず、最悪の場合は修理不可という可能性もあるらしい。これは中々ショッキングな実態だったが、とりあえずメーカー送り&見積りとし、あまりに高額となる場合には連絡を入れてもらうことになった。
まぁ他にも、かつての仲間の状況などを幾つか仕入れ、1時間程お店に滞在して帰宅した。
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当然、無事に修理が進んで欲しいと思っているので、しばらくは下らないお出かけを自粛して、修理代の捻出に努めたいと思う。何しろ野口大先生が10枚、20枚…、となりそうなので…。
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