JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

アンテナの地上高を把握するための測定

2022年05月05日 06時34分22秒 | シャック構築

私の新モービル@シエンタの天井部には、システムキャリア等を介して2本のアンテナが取り付け出来るようにしている。そのように立ち上げた張本人は私自身なのだが、実際に眺めてみると当初のイメージより高さがある。具体的には視線を水平にした場合、MJ-Lコネクターの下面が同じ高さに見えている。

ちなみに私の身長は、職場の定期健康診断結果によると186.5cm(=1865mm)らしく、仮に頭のてっぺんから目までが150mmあるとすれば、視線の高さは1715mmに加えて、履いている靴下や靴底の厚さを加えた分となる。

だけど、この150mmがそもそもアバウトだし、靴下や靴底の厚さも履いている時と脱いでいる時とでは一致しないだろう。なので、体形をベースに見立てるのは適切ではない。となると、実際の高さは測定してみないと分からない。そこで、「せめて5mm単位でもいいから!」という思いで、そこそこ正確と思われるプランで高さを測定してみることにした。

“地上高”と言うからには、地面からの高さを測ることになるが、測定点の直下はモービルのボディーだ。そこで、測定点をモービルのサイドに平行移動させるため、パイプ基台の上に□25mmのアルミ角パイプをシャコ万力で一時的に取り付けた。

次に測定器だが、残念ながら等身レベルに対応可能な測定器はコンベックスしか持っていないため、如何に誤差を抑えるかを考えてみた。その結果、コンベックスを限りなく垂直に当てるために、角パイプから糸でウェイト@飾りナット2個を吊るして、その糸に平行になるようコンベックスの傾きを矯正していくことにした。

また、コンベックスが地面に着いていない(宙に浮いている)と実際の高さよりも小さな測定値になるし、逆に途中でたわむと実際の高さよりも大きな測定値になるので、下側(先端)には1.5kg+αの直方体ウェイトを取り付けて、上側はコンベックス自身の巻き取り機能で引っ張り続けるようにした。

これらを経て、UP写真のように高さを測定。その結果、地面からパイプ基台の上面までが1789mmであった。ちなみに撤収時、お試しで角パイプをコンベックス着地点付近に置いてみたが、著しい凹凸は確認できなかったので、地面(アスファルト舗装面)は概ね平坦だったと判断する。

更に、パイプ基台の上面とアンテナ根元との間には、MJ-Lコネクターに付属している厚さ5mmの飾りナットがあるので、それを加える。以上から、システムキャリアに取り付くアンテナの地上高は1789+5=1794mmであることが把握できた。

で、この値が何を意味するのか?は、今後の記事で触れたいと思う。


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