JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

HF20FX(14MHz用ホイップ_CW用)の測定&調整_221203

2022年12月11日 06時18分31秒 | 14MHzアンテナ

過去記事で書いたように、HF20FX@part2を立ち上げたが、まだ同アンテナで対応しきれていない範囲がある。それはCWの周波数だ。具体的には、14.050MHz付近を装着時(使用時)に組立やバラシが不要で、チューナレス運用できるアンテナが必要だ。

それを強く実感した運用が10/8(土)に8N9C/9をCWで運用した時だ。この日はWXが雨の時がほとんどで、HF20CLなど装着時の総高さ3.8m超では、食事などで移動する度にアンテナの撤収は避けられず、それを回避するために14MHzはHF20FX@part1をCAT-300で手動チューニングして使用した。

これ、個人的には緊急と言うか最終手段なので、チューナレス運用できるように対処は必要になる。そこで、某ハムショップのセールを利用してHF20FX@part3を購入した。で、これをpart2@SSB国内コンテスト用に引き続き、CW用に調整していく。

-・・・-
■測定条件など
・モービル   :シエンタ天井にシステムキャリア
・アンテナ地上高:実測で約1.8m
・アンテナ基台 :パイプ基台(COMET_RS-215)+自作パーツ
・同軸ケーブル :14MHz用アンテナチェックケーブル
・アース    :接続ケーブル長=150mmに加工したマグネットアース(第一電波_MAT50)×2枚
・測定器    :アンテナアナライザー(COMET_CAA-500)
・その他    :目いっぱいステルス処理済み、帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらいf0=14.050MHz付近
-・・・-

まずは現状把握、エレメントを目いっぱい伸ばした状態で測定。結果はf0=13.879MHz、SWR≒1.02、Z≒48Ω、帯域=13.813~13.945MHz(13.879MHz±66kHz)であった。ん~?、part2と比べてザックリだけど、このアンテナの帯域に相当する個体差があるみたいだね。

次に、エレメントを目いっぱい縮めた状態(-97mm)で測定。結果はf0=14.417MHz、SWR≒、Z≒Ω、帯域=14.352~14.482MHz(14.417MHz±65kHz)であった。とりあえず、part3も物理的な調整範囲にバンド全体が収まっているようなので、これもあとはf0さえ合わせればOKと見立てる。

これを踏まえて、伸縮エレメントを32mm伸ばして測定。その状態が最終結論となり、f0=14.051MHz、SWR≒1.01、Z≒49Ω、帯域=13.986~14.116 MHz(14.051MHz±65kHz)となり、作業を終了した。ちなみにバンド下端の14.000MHzはSWR≒1.31でZ≒34Ω、国内CWコンテスト上端の14.090 MHzはSWR≒1.19でZ≒64Ωとなった。

-・・・-
今回の測定&調整で、3本のHF20FXを使った事実上のバンド網羅が叶った。これは、雨の日でも最低限の外段取り(アンテナの着脱)のみでチューナレス運用が出来ることになり、理想の環境に近づけたと思う。この環境を生かして、移動運用の選択肢の1つに加えていきますね。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« QSLカード(第17次)の見積り~支払い... | トップ | QSLカード(第16次)完売御礼... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

14MHzアンテナ」カテゴリの最新記事