JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

OHM-502kit(50MHz用ホイップ)の調査part3

2020年04月23日 00時45分48秒 | 50MHzアンテナ

前々記事“OHM-502kit(50MHz用ホイップ)の調査part1
前記事“OHM-502kit(50MHz用ホイップ)の調査part2”のつづき
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そもそも良い結果が出た場所での再現やチェックケーブルの差し替えだけでは、ぶっ飛びの事実から目を背けているだけになりかねず、別の方法で調査してみることにした。と言うことで、久々にアンテナアナライザーを使わない確認プランに打って出る。

これは良く言えば普段モード、悪く言えば手抜きプランになるが、主に走行中など適当なタイミングで何度か試験電波を送信して、その時の相対SWRをFT-857Dで表示するSWRメーター(バーメーター)のドット数で見るというもの。簡易的&正確な帯域(SWR≦1.5範囲)の把握までは叶わないが、場所に起因する2MHz?3MHz?レベルのぶっ飛びの有無は把握可能だと思う。

さて具体的には、富山市の常願寺川公園(東駐車場)から自宅と寄り道数か所を経て、魚津市の桃山運動公園駐車場(←ここが“ギャップ大き過ぎだよ…。”で書いた測定を行った場所だ。)までの約30kmの道中で、集落&鉄筋建屋が有る所、田んぼのど真ん中、電線が多い交差点、隣の車線にトラックがいる道路上、切り通しで両サイドに法面が有る所、その他特徴的な場所を幾つかチョイスして、周波数に応じたモード(CWまたはFM)の50Wで試験電波を送信した。ちなみに使用同軸ケーブルは、既に任意長でモービルに敷設済みの普段使いケーブルだ。

その結果は概ね、50.005~51.400MHz付近はバーメーター0ドット、51.400MHz付近~51.98MHzは1ドット、52.92MHz~53.600MHz付近は3ドット、53.600MHz付近~53.98MHzは4ドット@UP写真で、場所による差は多くても100kHz弱であった。

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記憶では4ドットがSWR1.5の目安だったのだが、手元の取説でその記述を発見できず。スケールのウラ取りは失敗に終わり、SWRメーターの振り方をザックリ数値化することは叶わなかった。 
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この結果から、事実上バンド全体&測定場所に関係なくSWRに対する周波数の振れ範囲が許容レベル(仮にぶっ飛び量が2MHzだとして、その5%相当。)なので、特定の場所が極端に悪く影響している訳ではない。つまり、アンテナアナライザーで良好な結果が出た場所と理解不能な結果が出た場所との差が、ぶっ飛びレベルには程遠いということになる。そしてOHM-502kitは、現状のまま手を加えずに使用可能としたい。

ところでぶっ飛びの原因は、とりあえず“場所”という1つの要素を消し込めただけで、完全解明には至っていない。そうなれば何か見えていない所に原因が隠れているはずだが、まだ見つかっていない。そこへ簡易確認ではあるもののSWRメーターのバラツキの少ない振れ様が、ある意味更に原因不明感を押し上げている。

まぁこれに没頭することには抵抗が有るので、とりあえず一旦様子見モードにして、何か着眼点を思いついたら追加調査することもやぶさかではない。

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今回の調査時間は約4時間かかり、なかなかのボリュームだった。投入時間はHFB-17を上回ったが、迷子状態ではなかったので闇雲感はゼロだった。それと様子見とは言え、とりあえずOHM-502kitが使える状態だと判断できたので、久々に装着して通勤時などに使ってみようと思う。


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