AM中(12/28)に失敗となった50MHz帯用アンテナチェック同軸ケーブル、PMに食事のみ挟んでリベンジ作業に着手する。ここで前記事@失敗編では詳細を割愛させていただいたので、以下にまとめた。
ねらい周波数=51.04MHz、同軸ケーブルの長さ(2サイクル分)=3938mm、これらを踏まえてカット&トライのスタート長さ=3950mmとした。また、1回のカット長さ=5mm、これまで製作したケーブルより波長が短いので5mmだとボトムインピーダンス周波数の変化量が大きくならないか不安が有ったものの、結果的に1カットあたりの平均変化量=0.065MHzだったので、最後まで5mmずつカット&トライしていった。
そしてAM中の失敗も踏まえてケーブル長さ=3865mm、ボトムインピーダンス周波数=51.191MHzでカット&トライを止め、MJ-Lコネクタ(ケーブル長さ30mm相当)をハンダ付け~短絡MPコネクター(ケーブル長さ8mm相当)を取り付けて最終測定、その結果&計算は以下のとおり。
・測定する同軸ケーブルの長さ[mm]
=ケーブル本体の長さ + MJコネクター長さ + 短絡MPコネクター長さ
=3865+30+8
=3903[mm]
アンテナアナライザーの文字盤目盛りに合わせて間接測定
・インピーダンス12.5Ω時の上側周波数=52.502[MHz]
・インピーダンス12.5Ω時の下側周波数=48.680[MHz]
↓
・上下各周波数の平均値(=3903[mm]時のボトムインピーダンス周波数とする)
=(52.502+48.680)/2
=50.591[MHz]
短絡MPコネクター長さ分を比例的に取り除く
・長さ3865[mm]時のボトムインピーダンス周波数=51.191[MHz]
・長さ3903[mm]時のボトムインピーダンス周波数=50.591[MHz]
↓
・長さ3895[mm]時のボトムインピーダンス周波数
=50.191+(51.191-50.591)×{30/(30+8)}
=50.591+0.600×(30/38)
=50.591+0.474
≒51.065[MHz]
結果は狙い周波数より25kHz高くなったが、約5年前にFMで普段使いしていた周波数には納まった。と言うことで、今回も何とかリベンジを果たした。
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このケーブルで調整したいメインターゲットのアンテナはフルサイズに近い長さ(最悪プチベースローディングかも?だが…。)なので、ついつい期待してしまう。併せてこの手のアンテナは、帯域(ここではSWR1.5以下の範囲)が予想以上に広い傾向にあるので、それを見るのも楽しみだ。何とか年内に調整を終えたい。
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■2020年3月6日 23:26 誤記対応
記事タイトル“計算式でミス発見”で述べたが、検証計算にミスが見つかった。このため、記事の該当部および関係する部位を抹消した。なお、この後の対処内容については別記事で述べさせていただく。
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