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2/29の記事でUPしたとおり、アンテナチェック用同軸ケーブルのボトムインピーダンス周波数を検証するための計算式に誤りが有った。
その確認の結果だが、7MHzと14MHzはズレこそ発生したものの、実用周波数に収まっていると判断。よって過去記事内容の訂正のみで対処完了とした。しかし、18MHz、21MHz、50MHzはバンド外など実用周波数から大きくズレたため、現物修正or再製作が必要と判断した。
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そこで、まず18MHzから着手。再計算の結果、現ケーブルのボトムインピーダンス周波数=18.044MHzとなり、バンド外の周波数だった。また、同ケーブルをカット&トライした時の記録を踏まえると、カット5mmあたり平均で18kHzの変化だった。なので修正後の狙い周波数は、カット&トライ時=18.255MHz、完成時=18.135~18.140MHzとした。
これを踏まえて、周波数の変化量を試算したところ「現物の修正は可能!」と判断し、前回ハンダ付けしたMJ-Lコネクターを根元キワキワで切り落とした。この時点でケーブル長さは5390mm、まずはこれで皮むき等を行い短絡させて測定。その結果、ボトムインピーダンス周波数=18.242MHzとなり、18.255MHzに対して13kHz届かなかった。
ここで一度、5mmのカット&トライを行うか?止めるか?非常に悩ましい値になったが、「18MHz帯だから、低めの方がCW周波数に近い&バンドセンター寄りなる!」と思い、これでMJ-Lコネクターをハンダ付けした。
この後は従来どおり、検証用の短絡MPコネクター(長さ8mm相当)を取り付けて測定し、以下の計算を行った。
・測定する同軸ケーブルの長さ
=ケーブル本体の長さ + MJコネクター長さ + 短絡MPコネクター長さ
=5390+30+8
=5428[mm]
アンテナアナライザーの文字盤目盛りに合わせて間接測定
・インピーダンス12.5Ω時の上側周波数=19.458[MHz](→これがUP写真)
・インピーダンス12.5Ω時の下側周波数=16.748[MHz]
↓
・上下各周波数の平均値(=5428[mm]時のボトムインピーダンス周波数とする)
=(19.458+16.748)/2
=18.103[MHz]
短絡MPコネクター長さ分を比例的に取り除く
・長さ5390[mm]時のボトムインピーダンス周波数=18.242[MHz]
・長さ5428[mm]時のボトムインピーダンス周波数=18.103[MHz]
↓
・長さ5420[mm]時のボトムインピーダンス周波数
=18.103+(18.242-18.103)×{8/(30+8)}
=18.103+0.139×(8/38)
=18.103+0.029
=18.132[MHz]
結果は狙い周波数の範囲には届かなかったものの、SSB周波数範囲のセンター(18.136MHz)からマイナス4kHzという周波数なので、結果的に好都合と言えるのかもしれない。それと低めの周波数であれば、少しだけどCW周波数に近づくし。と言うことで修正は大成功、これでHFB-17@ペンディング中の調整に繋げることが出来る。今後の休日と晴れ系天気の巡り合わせに期待したい。
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