散らかっているシャックのデスク周りから、懐かしいもの@UP写真が出てきた。残念ながら若干の日焼け?色褪せ?が有り、早々にコレクションブックに収めるべきなのだが、ちとその前に、思い出にふけりながら記事化してみたい。
まぁ“きっぷ”と言ってもご覧のとおり回数券の表紙で、綴り時代(←個人的俗称です。)で言えば11枚目のきっぷがつながっていた部分に相当するものだ。元々使える部分じゃない所を“きっぷ”と呼んでいいのか微妙だが、それは横へ置いておき、本記事では“きっぷ”と表現することにした。
なお、内容が過去記事と重複する部分が有ることは承知しているが、出てきたものがズバリ直結するアイテムだったのと、過去記事より少し詳しく書いたのでご容赦いただきたい。また、仲間内の個人情報につながる等が懸念される情報は伏せさせていただいたので、これもご容赦いただきたい。ちなみに私のは、他の記事or他のサイト等で既にバレてるので、まぁ適当にいきます。
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この回数券は、私の趣味活動の1つであるアマチュア無線ネタで使ったものだ。当時(2005~2006年)は、仲間内で“みんなで2アマになろう!”という事実上の目標(←特に明文化、決起、宣言等を行っていないので、一応このように表現。)の下、無線工学の基礎~概要(講義&質疑応答)9割、関連するスキルアップ(電気工作会)1割@個人的印象という感じで、その仲間宅で毎週日曜日の10:00開始~概ね17:00くらいまで、勉強会が催された。
当時の私は既に2アマ(1993年4月期の国試にて。)で、続けて1アマに挑戦するも4~5回だったか受験しても科目合格(電気通信術:60字/minの電信欧文受信を3分、有効期間は3年)止まりで、そのうちほっかってしまい挫折。そんな十数年の経緯を踏まえ、当時は「しばらく誰にも遊んでもらえなくなるかも?」という不安と、「みんなが頑張るんなら、これをきっかけに1アマを目指そう!」と再チャレンジを決め、仲間内で最も若い2アマ@私が、会場である仲間宅まで一番遠い所(→車だとのんびりモードで2時間強。)から通う立場を密かに悪用?して「みんな絶対に脱落しないでね。」という、各自のプライド頼みなれど効果は懐疑的な無言のプレッシャー?をかけたかったことなどの理由で挙手し、勉強会に加えていただいた。
そうは言っても、最も強かった心境は「こんなチャンスは2度と無い。もし今回を逃したら、一生1アマには成れない!」だった。1アマ分の内容に関して基本的には自力で上乗せが必要だが、講師役が1アマ相当(明確には明かされなかったが今の2総通以上は確実、実際に1アマ免許未取得で500Wアマチュア局の免許人だし。)なので都度質問は可能であった。実際にこちらも何回か質問させていただき、丁寧かつ分かりやすい回答をいただいた。
そして通う際の移動手段は、費用と所要時間の2面から検討。前提は、クルマ(→当時はイプサム240S)は下道で、JRは普通便のみ乗り継いで行く。結果はいずれも、クルマとJRは大して変わらなかった。
そこで、「少しでも効率的に結果を得たい!」と思い、「もしJRで行けば、乗車&待ち時間中に勉強できる!」と考え、さらに「回数券を買って、少しでも交通費を抑えよう!」となり、UP写真の表紙プラス11枚のきっぷで1セットの回数券を購入し、週1で通った。
私の結果は3回目(再チャレンジ後のみカウント)の国試で合格し、現在に至っている。他の仲間の結果は、6名中1名が1アマ合格した(→会場の提供者であり、勉強会の直近2アマ国試に合格。続けて1アマを目指され、後に500Wアマチュア局の免許人になった。)ものの、5名は受験に至らなかった。まぁその内1人は癌で入院したことによって、受験のタイミングを逃したという悔しい事情も有るのだが…。
なので客観的には、勉強会を始めた時点で2アマだった2名が1アマになり、5名は3アマのまま(内2名は途中で脱落。)となる。これは勉強会をきっかけに、1アマにステップアップ出来た者がいる一方で、当初の事実上の目標であった“みんなで2アマになろう!”の達成率がゼロ。つまり上級ハムの人数は全く増えていないという、何とも微妙な結果になった。
まぁそれでも個人的には、上記のような取り組みに遭遇できる人は滅多にいないと思うので、「私たちは、結果にかかわらず貴重な経験が出来たんだ。」と思っている。それと、会場提供者およびそのご家族と、講師役の方(何れも仲間)には大変お世話になった。BLOG上ではあるが、改めて御礼申し上げさせていただく。
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きっぷの日付を見るに、あれから13年半。当時を思い出すとともに、「またああいう経験が出来るネタが有れば、面白いんだけどな…。」と思いながら、きっぷをコレクションブックに収納した。
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