一昨日届いたJARLメールマガジンに、来年度から無線従事者国試会場へ計算尺を持ち込むことがNGとなるらしい旨の記事があった。理由は受験者に対する公平性を確保するためとのことだが、おかしな理由である。公平性を確保するのであれば、受験申込書に計算尺の使用の有無をあらかじめ記入させ、試験時に貸し出せばよい。そうすれば、希望者が同じアイテムで受験できることになる。希望しなかった人は自分は必要ないという意思表示をしたことになるので、公平性という観点では全く問題は無いことになる。
私自身は計算尺を使えない上に、難易度ベースで言うと1アマまでしか受験経験は無いが、計算尺の差が試験結果に影響しているとは思えないし、不公平さも感じたことはない。個人的には電気通信術の試験時に、席が悪い、屋外の雑音がうるさい等というものと同じ次元の話だと思う。
まぁ建て前は公平性うんぬんと言っているが、実際は試験官によってスペック的な使用可否を判断する基準のバラツキを無くす教育をするのが面倒だし、使用者も受験者の少数(私が受験した金沢では2~3人ほどしか見たことが無い)だから、この際NGにしてしまおうという手抜き的な発想だろう。これまで何十年と国家試験を開催してきて、いまさら公平性を理由にする感覚が理解できない。要するに、今まで気付かなかったのか?ということの方が問題だと思う。ウソでもいいから別の理由を挙げて欲しかったと思う所である。
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