この岳に生きる

「この岳に生きる」とは僕の所属する山岳救助隊の記念誌の題名です。 北アルプス飛騨側で山と共に生きている僕の見た風景です。

快晴の乗鞍岳

2007年10月24日 | 山行記録

P1090710 正面は富士見岳(カミさんは奥)

快晴だった今日、カミさんと乗鞍岳へ行ってきた。ほうの木平バスターミナルよりバスに乗りこみ、昨日まで通行止めだったスカイラインを登り、畳平に着いた。さすがに標高2700m、雪がたくさんあり、気温は5度以下だった

P1090702 富士見岳山頂の僕(奥は剣が峰)

剣が峰まで行けたら行こうと思っていたが、雪が多く時間も少なかったので、近場の富士見岳へ登り山頂でカミさんが作ってきたおにぎりで昼食とした。山頂からは、笠が岳、槍、穂高連峰、南アルプス、中央アルプス、白山が手に取るように見え、まさに360度素晴らしい展望が開けていて、カミさんも感激していた。北アルプスの麓に住んでいながら近くにこんな素晴らしい所があるなんてと、新しい発見をしたようだった。

P1090715 魔王岳にて。

まもなく山は本格的に雪が降り始め、スカイラインも閉鎖されるのも近い。閉鎖前にこれだけ素晴らしい天気の日はもうないだろう。閉鎖され誰も来なくなったとき、山は本来の姿に戻り、僕達は山スキーの季節が訪れるのである。とにかくカミさんにとってとても感動した日になったようだった。