この岳に生きる

「この岳に生きる」とは僕の所属する山岳救助隊の記念誌の題名です。 北アルプス飛騨側で山と共に生きている僕の見た風景です。

あとから思う

2014年05月13日 | 山岳救助

Img_20140510_225604610_2 力を合わせて。

先日の救助活動を終え、しばらくして思い返してみると、ああすれば良かったとか色々思いが出てくる。

最近は僕たちの山岳救助隊は現場に出る数は以前より減っているが、今回のようにいつ出番が出てくるか分からない。

その為にも日頃からの訓練は本当に大事だと改めて思った。

実際遭難者を目の前にすると精神的にイケイケ状態になり周りが見えず突っ込んで行きそうなって今回のように夜はとても危険だ。

訓練を積み重ねれば現場で心に余裕ができて落ち着いて冷静に行動できて安全に繋がると思う。

しかし、1人だけ飛びぬけて技術を持っていてもその場にいるみんなの力を合わせなければ安全にまた確実に救助できない。

遭難者を背負わなくてもライトで道を照らしてくれたり、足場を教えてくれたり、現場にいる人一人一人の力があって救助ができる。

救助隊、警備隊日頃からのコミュニケーションも図りたい。(たまには飲むことも大事?)

とにかく今回の経験は次に繋げたい。