このたび僕の所属する山岳救助隊が発足60周年を迎えた。前回50周年のときも盛大に式典を開催したがあれからはや10年経った。
僕も入隊させてもらって23年。10年前のこともこのブログに書いてあった。
あのころから比べると遭難現場に僕ら民間人が出動することはめっきり減った。警察の山岳警備隊が地道に訓練を重ね実力がかなり付いたのでほとんど警察だけで対応している。
しかし僕らも登山者に安全登山の啓蒙活動や山岳パトロールなどやることはたくさんあり地元の山を守るという役割はまだまだある。
この度、表彰をいただいたが、もちろんそのためなんかにやっている訳ではなく大好きな地元の山に来て登っている登山者が困っていることがあったときなど力になれればと思って頑張ってきた。
その頑張りが認められたことは素直に嬉しい。今後も登山者がいるかぎり遭難は必ず起きる。この救助隊を無くすことはならない。これからも悲惨な遭難を少しでも減らせるよう隊員一同頑張ってやっていく気概を再確認した日になった。
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