
岩手県以南の本州、四国、九州の低山地の林際に生える落葉低木。雌雄同株で、雄花は本年枝の基部に腋生し、小さな白い花を密生させ、雌花はその上に伸びてつく葉ごとに一つずつ付きます。雌花から糸状に出ているものは花柱で、いくつもの花が球状に集まっているのだそうです。
樹皮を和紙の原料としますが、現在では同属のカジノキとの交配で作出された「コウゾ」を原料とすることが多いそうです。
ヒメコウゾの果実は、初夏に赤く実り食すことができます。去年の夏に友人家族と旅行へ行ったとき、ヒメコウゾの実を初めて食べたのですが、ヌメッとした食感に驚き口から出してしまいました。甘かったのですが、クワの実のほうが断然美味しいと思います。機会があれば是非食べ比べてみてください・・・・・
4月下旬 横浜市内にて

