娘がいれば・・・

キリ［桐］（ゴマノハグサ科）
日本各地で見られる落葉高木。中国～朝鮮半島原産で、野生状に生えているものもありますが、現在日本で見られるのは全て栽培品だそうです。
葉の径は、15～30㎝、若木では50cm以上にもなることもあり、非常に大きくなります。生長はとても早く、材も軽くて使いやすいことから箪笥をはじめ、琴や下駄などに使われてきました。女の子が生まれると桐を植え、嫁ぐときにそれを切って箪笥にすると言われますが、この木の生長が早いことから可能なのだそうです。
生長が早いことや軽いだけでなく、材に細かい空隙が多く断熱材としての優れた機能も持つことから衣類を保管するにはもってこいの木なのです。


5月になると淡紫色の花を咲かせます。葉も大きいですが、花も大きいですね。日本以外ではもっぱら花を観賞するために植えられているそうです。
日本でも皇室や足利家、豊臣家の紋章としても使われているので、材だけではなく花も賞されていたそうです。
我が家にも小学生の娘がいるのですが、今から植えたのではちょっと遅いでしょうか・・・・・

５月上旬　愛川町内にて　
この木は、先日行ったあいかわ公園の駐車場に植えられていたものです。まだ樹高が低かったので、間近に花を見ることができました。。。。。