自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

やっと分かった・・・

2008-02-13 21:52:00 | お散歩
去年の1月、林の中を散策していると一株の若木が目に留まりました。
なんとなく、シロダモに似ているなと思い、葉をちぎってみると、確かに芳香がしました。

葉の裏です。白っぽいですが、シロダモより白みが足りないようです。

葉の表です。シロダモ特有の三行脈がみられません。やはりシロダモではなかったみたいです。
この林には、同じような若木がいくつもあり、特に珍しい木ではないようでしたが、この時は同定することなく忘れてしまいました。
2007年1月中旬 横浜市内にて
先日、林の中を散策していると、大きな赤い冬芽が目に留まりました。若い枝は緑色で葉をちぎると芳香がしました。この林にはいくつも同じような木がありました。葉の芳香から、クスノキ科の植物と思い調べてみたのですが、この大きな冬芽からタブノキだろうと思われました。確信が持てないので、いつもお世話になっている、ひろしさんのHPにある「植物図鑑」の“冬芽カタログ”を見たらありました。やはりタブノキでいいようです。
タブノキ[椨木](クスノキ科)
本州~沖縄の沿海地域に多く見られる常緑高木。葉は厚い革質で光沢があり、照葉樹林の代表的な樹種の一つだそうです。
樹皮、葉は線香の粘着料として用い、根皮、樹皮は「紅楠皮(コウナンヒ)」といって捻挫に外用としてもちいます。昔から身近にある木として、親しまれてきたのでしょうね。
先日、未整理の画像を見ていたら、去年の葉っぱに気付きました。タブノキに似ているなと思い、もう一度見てみると確かに大きな冬芽が写っていました。
これでようやくひとつ整理ができました。ひろしさん、どうもありがとうございました。

2月上旬 横浜市内にて 
コメント (6)
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